園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2022年1月3日月曜日

葉物野菜の寒さ対策と栽培容器

 前回から1週間ぶりくらいの葉物収穫あり。お店もまだ流通がお正月モードですで、これはじつにありがたいです。



例年、冬の夜は葉物野菜を室内にとりこんでいましたが、今年は横着してベランダに放置。それでもだいじょうぶ、みたい、かな?

いえいえ、これはあかんでしょう。こちらルッコラなんですが…


葉っぱ、めちゃめちゃ赤いもん。

はいっ、反省いたします。今日から夜は室内にいれよう、ルッコラだけは。

カラシナ系のパーマグリーンはずいぶん収穫できた長持ち葉物ナンバーワンですが、さすがに寒くなったら生長がかなりゆっくりになってきたようです。


そこで、1度にたくさん収穫するはひかえることにし、一株に葉っぱ3枚は必ず残しておくことにしました。なぜに「3枚」かというと、なんの根拠もないんですけどね。まあ、なんとなくです。


レタスの「パリグリーン」。最初は、黒い苗用ポットに種をまき、キッチン用の水切かごで育てていましたが、株が大きくなったので穴あきポットに植えかえ、コンテナ風のプラスチック容器に引っ越しさせました。まだポットの穴からは根が出ていないけど、お元気みたいでほっとしてます。

で、このコンテナ風プラスチック容器なんですが、横のところに隙間ができてしまうんですわ。中に液体肥料+水がたっぷりはいると、容器が耐えられなくなってこんなふうにあいてしまうのだ。

まあねえ、たぶんこの容器(百均屋さんのお品)は小物入れなどに使うもので、水をいれることは想定してないでしょうから当然ではあります。

そこで、この悩ましいスリット問題を解決すべく、目玉クリップを装着。
すると、ピッタリとじてくれましたぜ。

でもでも、水の水圧で容器自体が破裂する恐れもあるかもなので、にわかに安心はできませんな。できれば、もっと丈夫な容器ととりかえるか、せめておなじコンテナ容器を2個重ねて使うことをおすすめします、と自分に言い聞かせたしだいです。


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2022年1月2日日曜日

新年の種まき

 横着して初詣に行かず、ベランダから初日の出を拝んだ元旦でした。

こんなわたくしですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。


そして、おせちも作らず、お雑煮も食べずのお正月ではありますが、お花はいけました。フラワーアレンジメントをする友人がお花を選び、生け方も手取り足取りでなんとかこぎつけたお品です。はい。



ずっと早くにお願いしていた野菜の種が暮れに届きました。いつもは早く対応してくださる種屋さんですが、お忙しかったのでしょう。種屋さんも大変なんだろうなあと思ったしだいです。


【レタス/レガシー】
冬に収穫するタイプの種なので、もう遅くなっちゃいました。今度の秋にまこうと思います。
このレタスは、フリフリの柔らかい葉ではなく、パリッとした玉になるレタス。じつは、こういうレタスにずっと憧れてました。でもなかなかうまく育たなくてあきらめていたんですが、久しぶりに挑戦してみようかと。春は新芽をだして徒長するから難しいけど、冬ならなんとかなるかも、と期待。

【二十日大根/ニューコメット】
これは実家の母に送ります。施設にいる母は二十日ダイコンを作るのがじょうずで、職員さんにもさし上げたりしているのだとか。いいなあ、どうやったらうまく育つんですかねえ。ちんちくりんのダイコンばっかりなんだけど、私。

【キュウリ/半白キュウリ】
ずっと以前に、タイのキュウリの種をいただいたことがあり、これがめっぽうよくできたのです。しかしその後その種は手に入らず残念に思ってました。それが、ネットでこの種袋の写真を見つけ、「おお、こぶりな大きさといい、半分白っぽい色合いといい、あのタイのキュウリとよくにているではないか!」とにんまりし、さっそく注文したしだい。
さて、どんなもんですかねえ?

【ミニトマト/シュガリーテール】
「Mr.浅野のけっさく」よりもお高い種でした。糖度10以上とか、ほんとだろうか。
毎度この手のお誘い文にまんまと落ちてる気もしますが?
芯止まりで放任栽培タイプだそうです。うーん、せまいベランダでだいじょうぶか?
ま、物は試し、やってみまひょ。

【中玉トマト/Mr.浅野のけっさく】
毎度頼ってるトマトです。失敗が少ないのがありがたし。今年もどうぞよろしく、なのだ。

…てなことで、元旦、まずはトマトの種まきをしました。水で湿らせたキッチンペーパーの上に2粒ずつはさんで、タッパーにいれ、夜はお布団の中へほうりこみ、昼は陽の当たる窓辺においてみます。芽でたいお正月になってくれたら、うれしいでーす。



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2021年12月31日金曜日

レタスの引っ越しに明暗

 レタスの「パリグリーン」は、黒いポットに種まきしてキッチン用の水切かご煮並べて水耕栽培(底面に液肥を入れる仕様に)しています。けれど葉っぱが茂りすぎて倒れる問題多発。


そりゃそうですわなあ、ポットは直径6センチ程度しかないので背丈が20センチにもなろうというレタスには小さすぎて無理ってもんでさあ。

黒いポットから根を引き出してみたら、根っこがとぐろ巻き状態。なんとかいたさねば。


そこで、容器を変更することにしました。先日栽培が終わったカブの跡地があいてますんで、そこに引っ越しさせようかと。

まずは、穴あきのポットにキッチン用の水切ネットを重ね、そこにレタスの苗を入れてバーミキュライトで隙間を埋め尽くします。


これをば四角いコンテナ風の栽培容器にセットして完了。わーい、簡単だあ。


これで少しは苗が傾くのを防げるんじゃないかと思うのですがどうでしょう。


一方、こちらのレタス「ハンサムグリーン」。

珊瑚みたいに見えるレタスで、だいぶ横幅が広がってきたようです。

どれどれ、こいつも引っ越しさせようぜと、ポットを引き上げようとしたんですが…

動かんのです。なんで?
水切かごをめくってみたら、根がお隣同士からまってました。

これじゃ動くわけないわ。無理にはがしたら根が傷むし。しかも、こんなに緑色の藻が生えていたなんて!
せめて容器を洗ってやりたいけど、どうしたもんやら。
とりあえず、ザルのほうはそのままにして、下の桶のほうをはずして洗いましたけども。藻は消えてないから、いずれ増殖してくるでしょう。むむ~

それにしても、ポットから穴あきの鉢に引っ越しさせるのは無理そうです。
あ~あ、こうなる前に早く植えかえすべきでしたなと、反省。

明日の朝の予報は、零下7度とやら。いよいよ来ました冬将軍。レタスも夜は室内に取り込まねばなりますまい。これがめんどくさいなあ…と思うわけで。ううう

【番外編】
友人らと近所に畑をお借りしてまして、ときどきダイコンやらハクサイなどを収穫してきます。
畑は連日の最低気温が零下3度だ4度だとかいうおかげで凍土と化し、アスパラナは全滅、コマツナも瀕死の状態です。(撮影:12/24)

ハクサイは外側の葉は霜枯れてましたが、中はまずまずの状態でした。


ダイコンは収穫後、葉を取り去り土の中に埋めているので、それを掘り返す作業をいたしますんですが…、これがなかなか。午前中だと土が凍って歯が立たず、昼過ぎに行けばとけてドロドロ。まず長靴がつるんつるん滑ります。ぬかります。いつでもドロレス遊びOK状態ですな。

スコップで土をほるんだけど、掘りすぎるとダイコンを破壊してしまう恐れがあるので、シャベルに持ち替え、さらには手で掘り掘りする、なんともじみ~な作業。しゃがんでるから腰も疲れるし。
やっと掘り当てました、徳川埋蔵金。ではなく、ちまたじゃあ1本(たったの)50円也のダイコン様よ。買った方が早いんじゃねえの、と思わんでもないわけで。ハハハ

掘り出したダイコンは、葉の付け根のところから新芽がでていたりします。ヒゲ根も新しく伸ばしているし。土の中で生きてるんですわなあ。


さらには、ナメクジになめられてダイコンに穴ぼこがあいてることも。ナメクジ恐るべし。
だいたいさあ、ナメクジってこんな土の中でもの食べたら口の中がザラザラしないのかね。不思議だよ。ミミズもだけど。

ときに、畑のすみにフキノトウがあるのを発見。
春ですぜ、春。来てますよ。ちょいとうれしい。(撮影:12/30)


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2021年12月30日木曜日

カブ「味こがね」の水耕栽培

 黄色いカブ「味こがね」の種まきは9月15日でした。最初の収穫が12月7日(当時の記事はこちらです)。お次が12月29日になりました。

ただし、球のところは、まだ充分大きいとはいえません。


葉っぱもさして茂ってはおらんのですが、寒いのでもうこのあたりで手を打とうかと。栽培容器は、深さ20㎝ほどの四角いプラスチック製。ぷくぷく無しの水耕栽培です。



穴あきポットを四角い栽培容器から抜き取りました。スポッ。

薄茶色になった根ですが、とろけてはいないようです。

ポットからカブを引き出しました。ありゃま、横長!ラグビーボールみたい。

5株全部を水洗い。バーミキュライトがとれたら、ピッカピカ。「こがね」感がでてきましたぜ、うっふん。

どれどれ、まずは身体検査から。腹部の直径は、一番大きなカブですと5.7㎝。

一番小さいカブは、4.9㎝。あらま、このかたはお肌が荒れてますなあ。

種のサイトさんによれば、「味こがね」は直径5~6㎝の小カブから12㎝くらいまで収穫の幅が広いんだとか。へえ、12㎝。そこまででっかく育ててみたいもんですわなあ。

では調理。「肉質はちみつで歯応えがよく、甘味がある」「煮崩れしにくく、煮込み料理にも好適」だそうなんですが、薄く切って塩もみにしました。
もったいなくてなかなか加熱する気になれませんでねえ。もっと大量に収穫できたなら半分は加熱調理にもしてみたいんですけど。


たしかに歯応えありあり。柔らかくて水っぽいカブとは正反対。細胞がしっかり密に詰まってる感じがいたします。噛むとじわり甘みあり。

黄色という色味もなかなかおもしろいです。今時分は、ダイコン料理が多く(ぬか漬けやら千枚漬けやら柚ダイコンなど)、食卓が白っぽくなること多しなのでこの「味こがね」の黄色は「おや~~っ?」って思う意外性があり、目がたのしいです。
あ~あ、それにしても、収穫は七草まで待ちたかったなあ。

じつは、寒さも気になっていましたが、レタスがね、小さなポットで育ててるんですけど、もう限界で、このカブの植わってる容器に引っ越しさせてやりたかったんですわ。
ま、そんなこんなで、カブちゃんはこれにておしまいとなりにけり。ごちそう様でーす!


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2021年12月29日水曜日

トマト終わったな

この辺り(東京都青梅市)はぐっと冷え込み、最低気温がマイナス4度とやら。

数日前はトマト祭りだと収穫でニヤけてましたが、さすがに息絶えました。

一番実が多かった頼みの中玉「Mr.浅野のけっさく」が。ほれ、こんな。


ミニの「ピッコラカナリア」や「プチぷよ」もおなじく。


「プチぷよ」なんて、もうあとちょっとで真っ赤になろってとこだったのに、のに…

「プチぷよ」の根元を見れば、新しい芽がでているじゃないですか。しかも霜枯れていないピカピカの新芽です。

根っこはどうだう?

おっ、固くてしっかりしておる。ということは、この新芽を育てたらまた元気な実をつけてくれるかもしれないわけで。

いやいや、それはたぶん無いでしょう。「プチぷよ」は当ベランダでは最も病気がちのお弱いトマトでしたもん。しかもこれからが寒波本番なわけで。
あ~あ、とびっきり美味しいトマトだったんだけどなあ。


そして「フルーツゼブラ」。茶色と緑のしましま模様になるミニトマト。
これがまあ夏にもさして実がならず、そのまま今もってこれっぽっち。もうどんなお味だったか思い出せなくて、この残り少ない数個にとてもとても期待してたのに。
この品種の美味しさは謎のままになりそ。



「フルーツゼブ」」の根も、わりときれいでした。


「Mr.浅野のけっさく」にも根元に新芽あり。おまけに青いけど実もついてます。

「Mr.浅野のけっさく」の根。こちらもお元気のようです。


ということは、とにかく葉っぱが傷んだってことなんですかね。
寒くなければまだ長持ちしたことでしょう。

…てなことで、できていた実の少しは色づいていたものだけを収穫することにしました。


薄ぼんやり赤みがあるものでも、食べられる美味しさがあったのはうれしかったです。

これにてトマト終了。種まきは5月5日でした。長きにわたり、ありがとうさんにございます。
来年のトマトは、さて、どういたしますかねえ。
じつは、もう新しい種を注文しているのですが、なかなか届きませんのですわ。
きっと、種屋さんも大忙しな師走かな。


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