園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2022年5月30日月曜日

難しかった春の新芯菜(しんしんさい)

 新芯菜(しんしんさい)の種まきは3月11日でした。とうだちしてきた花芽のついた茎を摘み取って収穫していく野菜だそうです。菜の花とかつぼみ菜みたいな感じでしょうか。

夏に向かう時期でもOKだそうで、こりゃあいいなあと、お初栽培をしています。

新芯菜は、まだ小さいうちからほんによく脇芽をだしてくれます。あっちにも、こっちにも。


3株育てていますが、どれももれなく脇芽のオンパレードでございまして。

しかしながら、茎が伸びず、短い茎のまますぐに花が咲いてしまうので、大急ぎで摘み取ると、こうなっちゃうんだなあ。
花と短い茎と小さな葉っぱが少しついてるだけ。


ならば、しばらくこのまま放置しておいたらどうだろう。茎が伸びていい感じ育つかもしれない。

やってみました。4日後のお姿がこちらです。

花のついた茎はぐい~んと伸びてます。


けれども、摘み取る位置が難しい。次回の脇芽が出るであろう場所をのこして、その上の茎を折ることになるんだが。


そうすると、またもや花と短い茎と…になっちゃうんだなあこれが。


原因は「水耕栽培」だからかなあとも考えられます。

でも、近所にお借りしている畑でも同じく、花と若干の茎だけのションボリな収穫となります。


うーん、むずかしいですなあ。

結局、ベランダのも畑のも撤収。降参。


なんかねえ、なんとも無念なもんですから、今更ながら種袋をじっと見る。

そういえば、この表の写真の茎って短いよなあとぞ思う。

「生育適温」は15~20度、ということは、もう今とっくに20度ごえしてるし。


裏面を見るに、「夏野菜として評価が高い」に憧れてのラインナップだったと思い返す。


考えてみれば、菜の花は春になったら花が咲いてタネができて終わっていく植物でしたもん、新芯菜とて同じアブラナ科でしょうから同じ運命になるわけで。

ともあれ、新芯菜は花が咲いちゃっても味噌汁の浮き実にして食べたりしたけど、苦味もなく爽やかでしたし、茎は(細いけど)ポキポキと歯切れよく、ちゃんと育ったら「アスパラナ」みたいにきっと美味しいだろうなあとおもうのです。

うん、秋になったらもう一度やってみましょ。脇芽がじゃんじゃん出るタイプなのはわかっているので、涼しくなる秋ならすんなり育って、食べきれないやあ~なーんて、豊作になっちゃくかもだわん。

だって、種、まだいっぱい残ってるしねっ。


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2022年5月29日日曜日

トマト収穫じわり3回目

 雨嵐の日(5/27)。千切れた葉っぱや雨でびしょ濡れになったベランダ床掃除の後、トマトの収穫あり。なーんかにんまり。


上記写真左したの1粒は、ずっと気になってた期待のデカサイズです。

このデカサイズは、スチロール箱育ちの株の2段目にできていました。



せっかくなので、直径と体重を調べました。

直径、48ミリ。


体重。54.2グラム。


ついでに、その次に大きかった1粒の体重も調べてみました。こちらは40グラム。


ほ~、約12グラムのちがいでしたか。
種のサイトさん(渡辺採種場)によれば、Mr.浅野のけっさくは「1果重30グラム程度」とあり。どちらさんも合格サイズ超えだったようでめでたし。あ、半径調べるのを忘れちゃった。重さと半径の関係を知りたかったのになあ。しまったです。

今回の収穫は、スチロール箱育ちだけでなく、コンテナ育ちの株や、


ゴミ箱育ちの株からもとれました。


じわじわ、収穫祭りが始まりつつあるのかなあと思います。

お初栽培のミニトマト「シュガリーテール」は、花数多し。葉も茂り放題ボッサボサ。そりゃそうだ、「芯どまり」タイプということですんで、脇芽とりとかな~んにもお手入れしていませんからねえ。

種のサイトさん(ナント種苗)によりますと、「脇芽の展開が終わるとそれ以上の開花(着果)はありません。春作の収穫期間は約50~60日の短期集中型」だそうな。

ということは、「わあとれたあ!」とかいってるうちにもう収穫期が終わっちゃうってことですかね。

幅はとるけど、株の背丈が1メートルちょっとぐらいしかないのはありがたいです。
なにしろ南向きのベランダなので、夏の日差しがほとんど入りません。お日様はてっぺんにあるから、苗の背が高いと、上階のベランダの床=当ベランダの屋根が日差しをさえぎって不利なんですわ。背が低ければ、床に近いのでまあそこそこ1時間程度は陽に当たることができます。
180センチ超えの背高になる「Mr.浅野のけっさく」と、低木の「シュガリーテール」。
浅野は、陽当たり量がへって徒長していくのか。
シュガリーは、その間に収量を伸ばしてトップに躍り出るか。
どんなもんでしょう?

それにしても毎年「あともうちょっと。もうちょっとで夏至。そしたらお日様がきてくれるんだから~」と言い聞かせてますなあ、わたし。


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2022年5月27日金曜日

雨嵐の後始末

 朝からすごい雨と風で、ベランダの隅々まで水浸し。カラシナの「コーラルリーフプルーム」がなぎ倒されました。午後になってようやく止み、日差しも少しでてきたようでしたが、仕事が終わらず、そのままに。


夕方近くになってようやく仕事終了。暗くならんうちにと大急ぎで千切れた葉っぱを集めたり、雑巾で床ふきをする。飛び散った水がいっぱいで雑巾で吸い取るのだが、なかなか終わらん。


このあと、トマトの収穫もしたのですが、力尽き、きょうはこれまで。つづきはまた明日。

2022年5月26日木曜日

食用ホオズキ:花芽の観察

 食用ホオズキの「太陽の子」は、3月3日に種まきしました。お初栽培です。スタートはちっとも大きくならなかったけど、暖かくなったら急に伸び始めました。

5月21日。なんかいっぱしの苗っぽくなってます。


中心部分をのぞいてみると、これ、花芽、だよなあ、めり込んでるけど。
えっ、こんなに早くできるもんなんですかね。

根っこ。まだ短いです。ホワホワって感じがします。

5月25日。横向きに撮影。小さいけど、花芽が突き出てます。


近づいてみたら、3個も花芽あり。いつのまに。



5月26日。いつもは向こう側を向いてるけど、撮影用にくるっとこちらに向かせてみました。雰囲気変わりますわね。葉脈がなかなかに美しい。


5月26日。きょうもじーっと眺める。あ、花芽のつきかたに特徴があるみたい。

Aの花芽は、葉っぱというか茎1と2と3の間にできている。
Bの花芽は、葉っぱというか茎3と4と5の間にできている。
Cの花芽は、葉っぱというか茎2と6と7の間にできている。

ほほう、なるほど、そうなっていましたか。

ま、だからどうだってこともないんでが、なんかおもしろいなあと思いました。

それにしても、食用ホオズキって畑などですと背丈が180センチにもなるのだそうな。虫などの害はないけど、誘引作業が大変だとか。

当ベランダの場合、そのような大木にはなれず、ごくちんまり育つにちがいないので、心配には及ばんでしょう。

また、収穫時期は種のサイトさんによれば「9月~10月」とあり。どうなんですかねえ、すでに花咲きそうだし、なんか早まりそうな感じがいたします。

霜には弱いそうなので、生長が早まるのはよいことかもしれません。

あ、当ベランダの場合、粒はちっちゃそう。トウモロコシの粒くらいかもだわ。かろうじてピンセットでつまむほどだったりして…


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2022年5月25日水曜日

ミニキュウリの出来、不出来。

 ミニキュウリを3株、栽培容器(装置?)を変えて育てています。

左が「ざる」、まん中が「ゴミ箱」、右が「エアレーションあり(「ホームハイポニカぷくぷく」という水耕栽培用の装置)」です。


私の予想では「ざる」育ちが一番良く育つだろうでした。根元の風通しがよさそうだからです。なんせ、ざる、ですもんね。

でも、結果はちがってました。

背丈が一番伸びているのが「エアレーションあり」の株です。これは、3株のうち、種から育ててその後、一番弱々しかった苗を不憫に思ってエアーありの容器に入れてやった株なのですが、今やこんなにでかく伸びちゃったという。ちなみに、当時、一番元気だったのはゴミ箱容器の株です。う~む、わからんもんですねえ。


さらに、「エアレーションあり」の株は、実のつきもいいようで。

5月21日。エアレーションありの容器の株の下のほうに、実ができました。


どの株にもウドンコ病が蔓延しているにもかかわらず、エアーありはそんなことをものともせずに実をつける元気者らしい。

実のサイズは、こんな感じでした。10センチくらいでしょうか。

そして、5月25日、本日。さらに実ができています。


なお、他の株にも実ができつつあるのはあるんですよ、はい。

たとえば、「ゴミ箱」の株ですが。株の中間あたりにプラププラと。収穫までこぎつけるといいんだけど、どうかなあ。尻つぼみになって枯れ落ちること多しなのだ。


「ざる」育ちは、どうですかねえ。この株は、生長点が痛んでなくなってしまい、脇芽が育ってはいるのですが。育ちがえらくゆっくりで、前途遼遠。

こうしてみると、「エアレーションあり」に軍配が上がりそうですなあ。ま、月額100円の電気代を使って育てているのだから当然といえばそうなんだけど。ううう
当ベランダの場合、今後「キュウリは電気仕掛けで育てるべし」となりそうで、ちと落ち込んでます。


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2022年5月24日火曜日

トマト2回目の収穫

 今年の元旦に種まきしたトマト。ここ数日お天気が良かったおかげか、赤味がましてきたのでめでたく収穫。中玉3個(Mr.浅野のけっさく)と、ミニ2個(シュガリーテール)。


初収穫の前回(5/19)は、中玉2個とミニが2個だったので、微増ですかね。熟すのが少しずつ進んできたのかもしれません。

このたびとれた株は、下記の写真の「スチロール箱」育ちのものと、左端の「ゴミ箱」育ちのものです。


中玉の「Mr.浅野のけっさく」は、手で押さえてるあたりの1段目から収穫しました。


これがその1段目の房です。上の2個がだいぶ赤くなり、その下も赤味がでてきました。

ところで、それより上の2段目のとこ。ここに、やけに大きい実ができてまして、これが気になっちゃって気になっちゃって。

どれくらいの大きさだろうと調べてみましたらば。4.7㎝。ほうほう、なるほど。


それなら、今日収穫したヤツはどうなのさ、と思って調べてみましたらば。4.5㎝。


なーんだ、たった2ミリメートルの違いだったとは。でも、2ミリだけど大きいと感じる目ってなかなかのもんだなあと思ったり。ケーキを取り分けて食べるとき、大きいのをいち早く見つけて手に入れるのに役立つ能力かもしれませんな。

いちおう体重も調べてみました。45.9グラム(もう1個は43.5グラム)あり。前回のが44.2グラムだったのでちょいとばかり重いかな。


そうそう、健康診断のため、根も確認しておこう。
色よし。横にフサフサしてます。長さは25㎝くらいでしょうか。根元からてっぺんまでは約1メートル40㎝。この身長からすると、根は思いのほか短いんだねえ。

栽培容器がスチロール箱で、わりと大きいためか、液肥をつぎ足すのは2日に1回くらいですんでます。暑くなったらそうもいかないでしょうけど。

そうそう、同じ「浅野」でコンテナ育ちの株も一段目が色づいてました。
最初の1個2個のときはゆっくだけど、その後はスピードアップして、数個まとめてとれるようになるのかなあと思ったりしています。


一方、ミニトマトの「シュガリーテール」。この日収穫した粒は、1段目で写真の3粒です。


種袋によれば、色がピンクみをおびているらしいんだけど、当ベランダではスタートが茶色っぽくて、収穫時はややピンクかなあでも赤に近いよなあといった感じ。形はお尻がとがっていたり丸かったり。
なにしろお味が独特。砂糖っぽい甘さがしっかりある。お菓子なトマトになれてないもんでびっくりしてます。

さて、お日様は今、フェンスの下辺りにしかあたりません。夏至(6月21日)はまだ先ですもんね。ああ、ますます遠のくお日様。南向きベランダの試練なり。あと何粒収穫できるやら。
ま、ともあれ、今をたのしむべし。食べるぞ~~!!



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