園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。
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2021年7月10日土曜日

スプラウト作り納め

 ベランダが工事で使えないあいだ、室内でスプラウトを楽しんでました。そして工事終了になるや、さっさと通常の野菜栽培復帰。スプラウトは忘れ去られる運命よ、となる前に、残ったタネを使い果たそう会を開催。それがまあこんなふうになりましたというご報告です。

まずは、ソバ。たぶんわたくしのスプラウトのソバ栽培史上(ほんの数回)最もよろしかったできとなりました。(撮影:7/2)


横からもご覧遊ばせ。おひさまめがけて斜めっております。


もう一丁のほうは、まっすぐ上向き。びっしりはえとります。

タネ袋のグラビア写真にも負けないそろいのいい姿は、オッホン、ひとえにわたくしの努力と根性の賜(=水取り替えてるだけ)かと。

なお、この栽培容器には助けられました。六角形になってるので洗うときに滑り落とさずにすみましたし、ザルの穴がソバにぴったりでこれまた粒がこぼれずいい具合でした。


一方、ヒマワリとダイズは無残。上の緑の容器では根がうまく出ていかないので、黒いポットにスポンジをおいた入れ物でやってみたんですが。なんかどうも、発芽率が悪く、傷む物多し。ポットがビニールだから風通しがよくなかったかも。


ダイズ。すでに本葉でてます。ハハハ


でも考えてみれば、このまま育てて枝豆になっていただくのも有りかも。だってほら、根っこまできれいに張ってるし。

じつはこれまで、枝豆を育てたって私、まともな発芽ができたためしがない。茎が伸びっぱなしの徒長街道まっしぐらですもん。それがなんと根も茎も無駄のない美形なエダマメができておるとですよ。たわわに実るやもしれぬ前途有望なエダマメの苗。むざむざ食べて終わらせていいものであろうか。

どうしよう、食べるか、育てるか。迷います。
結局、食べる方向で。タネ袋を見ましたらば、「大豆もやし(姫大豆)」とありまして、この「姫大豆」という名前からするに、枝豆にしてもごく小さいのしかとれないんじゃなかろうかと、思えるわけですよ。かくして栽培はあきらめたしだい。あ、でちゃった本葉も食べますぞ。

ヒマワリ。ポットから出してみたら、そろいがまちまちで、まだ発芽したばかりのものもあり。なんでかなあ。



ちなみに、ソバも取り出してみると、発芽してないタネがどっさり残ってました。

ソバは、ふだん40グラムくらいのタネまきしているのに、今回は在庫を作らないために残らず全部、たぶん80グラムくらい、一つの容器につぎ込んでいます。

つまりソバは、「ものすごくたくさんタネまきしたから、たくさん発芽して、そろいもよくみえていたが、じつは発芽しない物多し」ということでしょうかねえ。

さてと調理です。ダイズはかじったら双葉が固かったのでお味噌汁の具に。

ソバとヒマワリはサラダで頂きました。お皿にのっけてみると、なんか目減りしますなあ。


美味しくいただきました。ソバは彩りよろしくシャキシャキ。ヒマワリはかみ応えがありおもしろかったです。

てなことで、これにてスプラウト終了。ごちそうさまでした。

ところで、からっぽになったこの容器、どういたしましょ?


とりあえず資材入れの中に放り込んだけど、なんかお邪魔様な雰囲気になってしまってる。

やばい、このまま闇に葬られるんじゃあ…

何かよい使い道はないものか。うーーーーん、もったいないっ。


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2021年6月28日月曜日

在庫のスプラウトを使い切ろう

 住んでいるマンションの大規模修繕工事が終わりに近づき、ベランダの使用解禁。少しずつ野菜栽培を復活させています。トマトと葉物、それにスプラウトも育ててます。

というのも、工事中は室内でしか栽培ものはできないだろうと買い込んだスプラウト用のタネがだいぶ残っておるもんで。
とはいえ、ソバは相変わらず発芽率がよろしくありません。(撮影:6/13)


根元にたくさんタネが残っていて残念感がつのります。

あんまり期待できそうもないので、このあとのタネまきのときは、袋に残っていたタネを全部ぶちまけてしまいました。容器のザルにぎっしり。1階どころか3階だて分くらいの厚さあり。

6月25日。おでましになりましたようで。

 

6月26日。ありゃ、きのうよりがぜん増えてる! さすがにタネまきすぎたか。


いやいや、これぐらいの密度で発芽してこそ、タネ袋のあの美しいグラビア写真みたいになれるんじゃなかろうか。いいぞいいぞ、この感じ。
そうか、ソバのスプラウトはどっさりタネまきするのがコツなんだね。

それなら、ダイズとヒマワリはどうだろう?
残ってるタネ、全部水につけたのが6月24日。


翌日。ザル付きの栽培容器に入れたいが、それもうないし。そもそもヒマワリもダイズも根が太くてザルの目からでにくくて倒れてしまうんである。しょうがない、ポットにスポンジを置いて、その上にタネをのせてみるか。

2日後。おでましおでまし。

ダイズ。根がちょろり。

ヒマワリ。ダイズほどじゃないけど、いくつか発根。

その翌日、6月27日。
ダイズ。ニョッキニョキ。モヤシっぽいぞ。

ヒマワリ。でそろいましたなあ。

こう毎日変化があると、な~んかたのしくなっちゃいます。そうか、スプラウトって、刻一刻変化する瞬間をつぶさにたのしめるところが魅力なんだねきっと。土の中にタネまきしたんじゃ見えないもんなあ。

そして、おしげもなくタネを使うこともポイントかも。たっぷりタネまきしてこそ、きれいに勢揃いした姿のスプラウトになるんだろなあ。一袋300円でほんの数回分くらいしか入ってないスプラウト用のタネ。もったいなくてなかなかたっぷり使えませんがね。

最後に残り物処分のつもりでタネまきしてみて、ようやくスプラウト栽培の極意をちょっぴり知った気がします。

あ、スプラウトでめんどうなのが、水かえです。古い水をすてて新しく水を入れるだけなら簡単だけど、容器についてるぬめりをこすり洗いするのがどうも苦手。苗の入ってるザルの横部分もごしごしする。この作業をしないと水の痛みが激しいのだ。今、梅雨だし。こうした「マメさ」も大いなる必須項目ですか。うーん、苦手。


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2021年5月7日金曜日

ふつうに野菜のタネまきしちゃうのだ

 ソバのスプラウトなんだが、これがまあなんともしょんぼりな結果である。

タネをそれぞれ40グラムと30グラム、栽培容器にまいて10日後がこれですわ。(撮影:5/5)



伸びきった茎もさることながら、発芽しないタネがこんなにも。
可食部分がこれっぽっち。


ま、でも茎がおピンクでおきれいなので、この日さばいたイナダの刺身にそえましたけども。

なんともさびしい。スプラウトってどうもなんだかなあ。大量のタネを使うわりに収穫量がとぼしい、とぼしすぎるじゃないか。しかも、このソバのタネなんか、約60グラム入り275円もしますのさ。2回育てりゃ終わる分量。そして、1回の収量がこれだもーん。
プッチーン。切れましたな、我が堪忍袋の緒。

住んでいるマンションが大規模修繕工事のため、ベランダで野菜栽培ができないからスプラウトでもと始めたわけだが、こりゃもうおしまいにいたしませう。

ええい、ふつうにタネまきして育てようじゃないの。工事も大詰めでベランダ側の壁塗り終わったし、床の防水工事もほぼすんだみたいだし。ベランダに自由に出られ日も近いにちがいない。

冷蔵庫から在庫のタネを取り出して、床に並べてみた。
けっこうありますなあ。

さて、どのあたりのタネなら今時分でも育てらますかねえ。

ダイコン、ゴボウ、カブ。あ、これはちょっとさすがに無理でしょう。もうじき夏だし。



レタスとか、セロリとか、こういう葉物あたりが無難でしょう。

おっ、バジルもシソもあるじゃん。

ブログのお仲間の、さきさんから頂戴したレタスだってある。

どっさり入って重いミツバは、手つかず。

さ、まきましょ、まきましょ。第一陣は、こちら。
シロナ、赤シソ、青シソ、バジルのボロッソナポリターノ、レタスのハンサムグリーン、ルッコラ。

なーんか、こんな感じだったよなあ、タネまきって。ちまちまウレタン切って、竹串で1個ずつタネを置いてさ。タネの名前の短冊の紙を、わざわざ色変えて書いて貼ったりして。

うん、だんだん取り戻してきましたぞ、わが野菜栽培意欲。

ええいついでじゃ、トマトもやっちゃえ。今なら、11月に収穫できるかもだよ。

タネを、水で濡らしたキッチンペーパーのあいだにはさみ、タッパーにいれ、ヨーグルト用の保温器に放り込んだ。


便利ですねえ、これ。温度設定ができるんだもん。トマトの発芽温度は、25度~30度だそうな。ヨーグルト(ケフィア)は25度。パンの酵母は28度。

じつは、この〈ヨーグルト発酵器がたねの発芽にも使える〉とは知らず、たまたま野菜栽培のブログ記事を拝見して教わりました。こういう発想って、すごいなあと思います。

がしかし、ヨーグルト発酵器は1台しかないので、パン酵母やヨーグルトを作りたいときは、明け渡さねばなりません。おっとそのときは、ホームベーカリーにやらせよう。あれにも発酵機能は(28度だけだが)あるのだし。
さあ、果報は寝て待て。夜な夜な蒔いたタネをのぞいて眺めてはニヤけるとしようじゃないの。


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2021年4月14日水曜日

ソバのピンク色にうっとり

 ソバのスプラウト栽培は今年、何度めになるんだか。まだまだ続きます。そりゃそうだ、なにせタネは450グラム入りでしたからね。まだこれだけ残ってますんで。


4月6日にタネまきして、7日後(4/13)。ごりっぱに伸びたようです。

こうなれば、もう覆いをどけてもいいんじゃなかろうか。

翌日(4/14)。お足元がおピンク。フラミンゴ状態に。

何度見ても、へえ~って思ってしまいます。このピンク色の正体はなんでも、ポリフェノールの一種で“アントシアニン”というものだとか。なにやらよくわかりませんが、彩りよろしでお料理映えしますなあ。


お味は、あっさりさっぱり爽やか風味。パクパクとあっという間の消費ですな。

ところで、このお皿の分量を育てるのにタネは40グラム使いました。わがやでの発芽率はあまりよろしくないみたいなので、だいたいこれぐらいタネまきしています。これだと、栽培容器一面どころか、ちょっとこんもりになるんですけどね。
これより少ないと少量しかできなかったので、こんなもんかなあという具合です。上手に育てたらもっと無駄なくいくのかなあ。要研究ですな。

さてさて、ソバ以外のスプラウト用タネが尽きてしまいました。
さびしいので新商品を発掘いたさねば。ちまたのサイトさんをのぞくと、ブロッコリーとか赤キャベツとかマスタードなどがあるようで。栽培容器のザル穴からタネが落っこちないお品がよろしいのだが、どんなもんでしょう。いざ、ネットうろうろの旅へ。


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2021年4月10日土曜日

スプラウト:ソバとヒマワリ

 家の修繕工事と仕事の締め切りが重なり、ついついスプラウトの水かえがおろそかになってしまいました。その結果がこちらです。

(写真をいつもより大きめの「特大」サイズにしてみます。タネなので「大」サイズよりはご覧になりやすいかもと思いまして。でも、はみでて見えにくかったらすみません。)

タネは「ソバ」。下の写真右側のがその犠牲者でして。こちらは、4月3日にタネまきしたのですが、数本だけみょうに伸び、ほとんどが腐敗してしまいました。(匂いが…)


一方、その反省から新たにタネまきしたのが、上の左側です。といっても別の会社のタネです。(商品は「玄ソバ」。吉粋株式会社の製品)

こちらは、毎日きちんと水かえしたおかげか、よく生えそろってます。はい、こうでなくっちゃね。

反省ついでに、もう一度同じ会社のタネをまくことにしました。今度こそ成功させよう!(左は、ひきつづき栽培。)


といっても、もうこのタネはこれで最後なんですわ。といいますのも、失敗したソバは全部で約40グラムほど入ってました。そのうちの半分量(20グラム)を一度にまき、それが失敗したので、残り20グラムをこのたび新たにまきなおしたわけで。もうあとがありませんのさ。

つまり、一袋275円のタネは2回栽培するとなくなるということです。そのうちの1回分をしくじってますからなあ。ううう…

いかんいかん。この手の計算をしてしまうとお楽しみ意欲がなえます。暗い過去はポイッと忘れて、次へまいりましょ。


こちら4月4日のヒマワリ。お賑やかに阿波踊りですわ。


ネまきが3月7日でしたから、28日もかかってようやくにこの状態。スプラウトの中でも、時間がかかるタイプなのかもです。

このヒマワリは、普通にこの黄緑色のザルにタネをおいたところ、根が太すぎて穴を通れずにクネクネしてしいました。
そこで、不織布でできたお茶のパックにバーミキュライトを入れ、そこに植え直したしだいです。


ふむふむ、栽培容器のザルの目が小さい場合は小粒のタネがよろしくて、大きければヒマワリみたいなでかいのが有効ってわけだ。
でも、そんなうまい具合に都合のいい穴の大きさを備えたザルなんて、あるんですかねえ。
いずれザル探しの旅にでなくちゃかも、だわ。(長い旅になりそ…)

ともあれ、収穫です!


お初、ヒマワリ。おいしい。シャキッと食感よろし。茎ふといから食べ応えありだし。いいですなあ。だがしかし、パクッと食べたらもうおしまい。少なすぎるじゃないか。

「ヒマワリのスプラウトは、洗面器で育てたい」と思ったことでした。

ヒマワリのタネがどっさり手に入ったら、ぜひやってみよう。(収穫まで28日。そのあいだ洗面器が使えないのが辛いけど。)


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