園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2021年4月24日土曜日

かろうじてあるベランダ野菜

 住んでいるマンションの大規模修繕工事が始まったのが2月。終わりが7月末なので、あと2か月ですか。
工事前に育てていた植物を処分し、今、これだけ残っています。


工事の間、ベランダに洗濯物を干せる日かどうかがわかる「洗濯情報」なるものが、マンションの集会室前の黒板に張り出されます。また、ネットでも同じ情報を調べることができたりもして、ずいぶん進化したもんだとびっくり。

ともあれ、ベランダ使用OKの日だけこれらの野菜を室内から運びだして外気浴させてます。
このところ塗装作業がつづき、この日(4/23)は久しぶりに解禁になって外に出せました。
例年の今頃は、トマトが1メートルくらいの背丈になっていたりしましたが、今年はこれっぽっち…

と、思うわけです。ま、でも今年の目標は、「今ある野菜が生き延びること」ですんで、のんびりぼちぼちやっていきますかね。

こんなキビシイ環境にもめげず一番元気なのが、クレソン。


タネまきが去年の5月28日でしたから、もうじき1年になります。
しばらく前にたくさん刈り取り、またちょっとずつ育ってきたところでしょうか。痛みも少なく、もうじき収穫が期待される野菜、というか雑草ですな。

お次は、エルバステラ。3月31日あたりは、こんな茂りっぷりでした。


その後、がっつり刈り取り、今は坊主頭状態。(撮影:4/23)

噛むとプツプツ歯切れ良し。のち、ナッツのようなにんやりとした風味というか感触が残ります。ちょっと変わった野菜(というか雑草)かなあ。
クレソンもエルバステラも丈夫さがありがたいです。

そして、最もあやういのが、イチゴですわ。四季なりイチゴの「めちゃウマ」なんですが。
葉のふちが茶色くなって傷んで朽ちていきます。

3月31日。この頃はまだ、花も咲き(小さいけど)実も(赤くならないけど)できてるふうでしたが…


4月23日。ただ数枚の葉を残すのみ。


おーい、だいじょぶかあ、と声かけております。ハハハ

てなことで、お楽しみはもっか室内で育てられるというスプラウト。
で、そのスプラウトですが、ソバはだいぶ伸びきってしまいました。


こうなる前、茎が5㎝くらいのところで暗がりから外にだしてやればよかったのかもしれません。発芽がそろわないので、短いのが伸びるまでと、ついつい欲ばって待ってしまったんだなあ。〈茎が長いから可食部分がふえた〉ともいえるわけで、これはこれでいいことにしましょ。収穫は、明日の朝にでも。


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2021年4月14日水曜日

ソバのピンク色にうっとり

 ソバのスプラウト栽培は今年、何度めになるんだか。まだまだ続きます。そりゃそうだ、なにせタネは450グラム入りでしたからね。まだこれだけ残ってますんで。


4月6日にタネまきして、7日後(4/13)。ごりっぱに伸びたようです。

こうなれば、もう覆いをどけてもいいんじゃなかろうか。

翌日(4/14)。お足元がおピンク。フラミンゴ状態に。

何度見ても、へえ~って思ってしまいます。このピンク色の正体はなんでも、ポリフェノールの一種で“アントシアニン”というものだとか。なにやらよくわかりませんが、彩りよろしでお料理映えしますなあ。


お味は、あっさりさっぱり爽やか風味。パクパクとあっという間の消費ですな。

ところで、このお皿の分量を育てるのにタネは40グラム使いました。わがやでの発芽率はあまりよろしくないみたいなので、だいたいこれぐらいタネまきしています。これだと、栽培容器一面どころか、ちょっとこんもりになるんですけどね。
これより少ないと少量しかできなかったので、こんなもんかなあという具合です。上手に育てたらもっと無駄なくいくのかなあ。要研究ですな。

さてさて、ソバ以外のスプラウト用タネが尽きてしまいました。
さびしいので新商品を発掘いたさねば。ちまたのサイトさんをのぞくと、ブロッコリーとか赤キャベツとかマスタードなどがあるようで。栽培容器のザル穴からタネが落っこちないお品がよろしいのだが、どんなもんでしょう。いざ、ネットうろうろの旅へ。


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2021年4月13日火曜日

スプラウトのダイズ収穫

 タネまきがいつだったか記録がないダイズ。
4月10日。こんなふうになりました。長いのあり、短いのあり。不揃いのダイズたち。


スプラウト栽培用の容器ではなく、お茶パックにタネまきしました。というのも、前回ヒマワリのタネをまいたとき、容器のザルの穴から根が出られなくて横倒しになったので、ダイズもヒマワリ同様大きなタネなので、その二の舞になってはいかんと思ったからです。

スプラウトは水だけで育つのがウリなのに、お茶パックとバーミキュライトを追加って、なんかもったいないけど、ま、しかたがありません。

さて、いつ暗いところから外にだすか、です。暗闇に長くおいておけばさらに茎が伸びて可食部分がふえると思うんですが、長いものはすでに本葉をちょろっとみせてるから、ここらが限界ですかね。

外にだして3日後(4月13日)。双葉が緑色に。


あれ、今気がついたんだけど、スプラウトって、ソバとかヒマワリとか双葉が開いてから食べてるような気がするんだけど。ダイズの場合は「双葉が開く前」に食べるんだろか。タネ袋のパッケージ写真は開いてないんだもん。


双葉が開いてしまったら、美味しくないのだろうか?

もしかすると、豆の風味がしなくなるのかもしれないなあ。

となると、収穫は今ってことになりますか。

では。お茶パックから引っこ抜いて洗いました。


根っこは、どうしよう。たぶん、取るよな。モヤシも真面目に調理するときは根を取るらしいし。(めんどくさくて、めったにとりませんがね。)

これでどうかな。


う~ん、なんかこう、色味がごついですね。迫力があるといいますか、野性味があるといいますか。写真のお上品な黄緑色とは似ても似つかぬ風情です。
お味は、見た目通り。渋みがかった大人味でしたな。双葉になりかけの豆部分が甘みがあったり苦味もあったりでした。ひょっとしたら加熱すると爽やかに食べられたかも。次回はゆがいてみることにしましょう。タネ袋にはあともう一回分ほど残っていますんで。

【おまけ】

知り合いの方から菊の挿し芽用の苗をいただきました。


菊は菊でも、お花だけでなく食べても楽しめる「もってのほか」という品種だそうです。当方の極小ベランダでは育てられないけど、近所にお借りしている畑ならうまく育つのではないかと思うのですがどうかしらね。やってみよ~っと♪
なにせ「食べられる」とあらば、頼もしい限り。期待してますぞ。


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2021年4月10日土曜日

スプラウト:ソバとヒマワリ

 家の修繕工事と仕事の締め切りが重なり、ついついスプラウトの水かえがおろそかになってしまいました。その結果がこちらです。

(写真をいつもより大きめの「特大」サイズにしてみます。タネなので「大」サイズよりはご覧になりやすいかもと思いまして。でも、はみでて見えにくかったらすみません。)

タネは「ソバ」。下の写真右側のがその犠牲者でして。こちらは、4月3日にタネまきしたのですが、数本だけみょうに伸び、ほとんどが腐敗してしまいました。(匂いが…)


一方、その反省から新たにタネまきしたのが、上の左側です。といっても別の会社のタネです。(商品は「玄ソバ」。吉粋株式会社の製品)

こちらは、毎日きちんと水かえしたおかげか、よく生えそろってます。はい、こうでなくっちゃね。

反省ついでに、もう一度同じ会社のタネをまくことにしました。今度こそ成功させよう!(左は、ひきつづき栽培。)


といっても、もうこのタネはこれで最後なんですわ。といいますのも、失敗したソバは全部で約40グラムほど入ってました。そのうちの半分量(20グラム)を一度にまき、それが失敗したので、残り20グラムをこのたび新たにまきなおしたわけで。もうあとがありませんのさ。

つまり、一袋275円のタネは2回栽培するとなくなるということです。そのうちの1回分をしくじってますからなあ。ううう…

いかんいかん。この手の計算をしてしまうとお楽しみ意欲がなえます。暗い過去はポイッと忘れて、次へまいりましょ。


こちら4月4日のヒマワリ。お賑やかに阿波踊りですわ。


ネまきが3月7日でしたから、28日もかかってようやくにこの状態。スプラウトの中でも、時間がかかるタイプなのかもです。

このヒマワリは、普通にこの黄緑色のザルにタネをおいたところ、根が太すぎて穴を通れずにクネクネしてしいました。
そこで、不織布でできたお茶のパックにバーミキュライトを入れ、そこに植え直したしだいです。


ふむふむ、栽培容器のザルの目が小さい場合は小粒のタネがよろしくて、大きければヒマワリみたいなでかいのが有効ってわけだ。
でも、そんなうまい具合に都合のいい穴の大きさを備えたザルなんて、あるんですかねえ。
いずれザル探しの旅にでなくちゃかも、だわ。(長い旅になりそ…)

ともあれ、収穫です!


お初、ヒマワリ。おいしい。シャキッと食感よろし。茎ふといから食べ応えありだし。いいですなあ。だがしかし、パクッと食べたらもうおしまい。少なすぎるじゃないか。

「ヒマワリのスプラウトは、洗面器で育てたい」と思ったことでした。

ヒマワリのタネがどっさり手に入ったら、ぜひやってみよう。(収穫まで28日。そのあいだ洗面器が使えないのが辛いけど。)


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2021年4月4日日曜日

番外編:シイタケとツクシとサクラ

 マンションのベランダで、シイタケ栽培をはじめたのが2020年5月のことでした。といっても、シイタケ菌を植え込んだたった1本の木片だけですけどね。


とはいえ、収穫できたのは一度だけ。その後はシーンとなしのつぶて。さらにこのたびマンションの大規模修繕が始まったので、ベランダにおいておくわけにはいかず、近所にお借りしている畑に移動させたのでした。それがたしか今年(2021年)の1月末だったでしょうか。

この日、4月4日。畑のすみっこの木の下に、こうやって寝かせておりましたんですが、


そしたらなんと、ご本体がひょっこり顔を出してたんでございます。棒のはしっこにほら。

棒の中間あたりにもありそうな。


合計4個のお宝収穫です。うへへ


じつは、これより1週間前にも1個だけ小さいのを収穫してましたので、それも合わせると5個になります。

まさかねえ、こんなふうにとれるようになるとは。

ベランダから避難させておくぐらいのつもりだったので、びっくりしてます。

この場所は、上にけっこう広い範囲で植え込みが広がっており、その下で暗くしめっているのがよかったのでしょうか。水やりするわけでもなく、そのまんまです。ありがたいことで。お次の収穫も期待しちゃいますなあ。

ところで、同じくお借りしている畑には今、ツクシがたくさんでてまして。あ、写真とるの忘れてました。すみません。

そのツクシを、一緒に畑をお借りしている友人がお料理してくれました。これがたいそう旨し。ほんのり苦味ありで、はる~~~って感じ。


作り片は、ツクシを洗って袴を外し(たぶん、これがたいそうお手間)、さっとゆがいて油で炒め、お醤油とちょっぴりだしの素を入れるらしいです。だけど、自分で作ってもうまくできるんだろか…、いや、できない気がする。あ、もう一つ、友人がヨモギを摘んで草餅にしてくれたのに、これも撮影し忘れてました。春のおたのしみいろいろ。ごちそうさまでした。

ときに、当方のご近所さんのサクラですが、もう見頃がすぎたようです。散歩のとちゅうで拾った小さい房を盃に浮かべてみました。


拾ったときから花びらが落ちてしまってるのもあったけど、そのままにしてます。
その下のまん中の小さい花は、盃に入れてから開きました。へえ、こんな簡単な装置でも花は咲き進むんですねえ。知らんかったです。これまた春のおたのしみかな。


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2021年4月1日木曜日

ものみな春。ネギも春。

 いやあ、いつのまに冬が終わったのでしょう。ご近所散歩をすると、なにもかも花盛りでびっくりです。わずかしかない当方のベランダ野菜までも花咲きムード。

こちら、ペットボトルで水耕栽培しているネギなんですが。(タネまき:8/24)


もれなく花芽が。


じつはネギは、もう1本ペットボトル栽培していたものがあり、すでにそちらは花が咲いて収穫済みでして、残りがこちらの2本なのです。

ネギの根元の白いところを伸ばすべく紙で覆ってたんですが、それをはずしてみました。



紙の長さ分だけおおよそ伸びてくれたってところでしょうか。

さて、収穫。ペトボトル2個分、全部をバッサリ。


わがやの小さな冷蔵庫には収まり切らん分量です。ほんとはちょっとずつ収穫していきたかったんだけどなあ。
ま、とりあえず、ビニール袋に入れて野菜室にぎゅーっと突っ込んでおきました。せっせと食べねば。ネギ三昧、ネギ尽くし。お好み焼きにいれる、すき焼きにする、ぬたにする。あ、他にはなにも思いつかんです。料理苦手だもん。


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