園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2020年11月27日金曜日

スティッキオの根元がそれらしく

 根元がタマネギみたいな野菜=フェンネル。その小型版のスティッキオ(スティックフェンネル)を育てています。(タネまき:8/24)


前回数本収穫したとき(11/6の記事)は、根元がただの棒だったけど、ようやくふっくらふくらんで着物の襟元みたいな重なりができてきました。


ごそっと全部収穫するのもありなでしょうが、なんかね、このホウキみたいな新芽がもったいなくてですね。

それぞれの株の外側の一枚だけをそ~っとはぎ取ってみたのですよ。

ね、これなら新芽は残るから伸びてふさふさになってくれそうじゃありませんか。

でも、はぎ取りにしくじると破片が残ってしまうのだった。もったいなあ…

いいのいいの、次、行こう。
昨日収穫したレタスやらと合わせサラダにしようぞ。緑色だけじゃあさびしいので、二十日大根の「ビットリア」も1個抜いてくる。


全部合わせて、はい、できましたぜ、巣ごもりサラダ。

スティッキオの甘い香りがただよい、噛むと甘みがふわり。おかず味にはちと似合わん気もするが。あとハムとかシーチキンとかタンパク質のもんがあればなおよろし。けどなーんにもなし。あ、魚肉ソーセージがあったんでした。めでたしめでたし。

【追伸】
家人がこの一皿を見て「わっ、ひょっとしたら今日、タコのお刺身か、ごちそう?って思った」そうな。すまんな、タコでなくて。


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2020年11月26日木曜日

エルバステラをショートカットに

 ぽわ~っとあったかな今日(11/26)。

ここ数日、ばたばた仕事をしてベランダ作業を怠っていましたらば、作物が乱雑に生え放題であります。

葉がだらだらと伸びきってそこらの雑草にしか見えん「エルバステラ」。


エルバステラは、サラダで食べるとサクサクとした歯応えと、ナッツのようなムチッとした粘りがなかなかによいのですが、見た目がどうにも草ですわ。きちんとお手入れしてこざっぱりしてないとありがたみが薄れそうです。

よし、床屋さんしよう。容器のまわりにある長髪をカット(虎刈りだけど)。ちょっとはマシかいな。


切り落とした緑髪は、一握りの収穫ブツとなりました。

根をみたら、まあずいぶんと長く伸びてること。液肥の消耗が激しい植物のようで、少なくなるとすぐぐったりしてる。しょうがないから水田みたいにひたひたするくらい多めに入れてます。


二十日大根の「ビットリア」もダイコン部分がだいぶふっくらしてる。

20日なんてとっくに過ぎてるから、もうとりごろだろうと抜いてみた。

パックリ割れぞくぞく。美人さんの時期はとっくの昔に過ぎてますがな。
ま、いいやね、スライスして食べるから。

カラシ菜系の「パーマグリーン」は、容器からはみ出しておじゃまさま。

レタスの「ハンサムグリーン」密集。ぎゅうぎゅうすぎて、手がはいらん。

諸々刈り取り終了。けっこうな分量になりました。

サラダでは消費しきれんから鍋材料にしようかと。
こんなにあったかいのに「鍋」ってなんだかなあ、ではありますが。


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2020年11月20日金曜日

ミブナ終わる

 ミブナ(壬生菜)の「京なじみ」。タネまきが8月24日でした。夏の暑さにもめげずよく茂って何度も収穫。約3か月たちますが、今だ健在。優れものであります。


そして、これからいよいよ鍋料理にいれて楽しめる本番来たり、かもしれんのですが、おしまいにしようと思います。

よく見ると枯れた葉がだいぶあるし、


根が込み入ってるから、もうあまり大きくはなれないでしょうし。


ここらでおしまーいってことで、みな根をプチッと切りました。切り口付近を見ていて、あれえ?と思ったことがありました。

それは、ミブナの根から突起が出ていて、その突起にはまとまった茎が房のようについていたからです。いくつもの小房に分かれているといいますか。それぞれの房ごとにまとまって茎にくっついているっていうか。(写真は根が上になってます。)

私はてっきり、タコの足のように、茎が1本ずつ根のまわりにぐるっと生えているのだとばかり思っていたのでした。なーんだ、ちがってたんですねえ。

この小房がどんどんふえていけば、一抱えもあるようなたっぷりした姿になるってわけなんだ。ほうほう、なるほど。この育ち方はミズナも同じかも。ハクサイとかコマツナとは異なるのだなあと知りました。(ま、それがどうしたではありますが。)


さてと、収穫。ペットボトル容器4個から全部取り出しました。おお、けっこうな分量です。


こんなに食べきれるかしらね。

このミブナはサラダでも食べられるという品種だそうで、ふつうのミブナのような苦味や辛みはほとんどなく(そこがちとさびしくはあるが)、茎のシャキシャキ感が魅力です。ミブナをご存じないお客様にお出ししても大丈夫そうなさっぱり風味ですもん、おすそ分けもしてわしわし食べますぞー!

さて、ペットボトル容器が4個あきました。やったー!、なのです。

じつは、ポット住まいで窮屈にしている諸々の苗があるんです。これをいれてやろうかと。これらはトマト苗が入っているスチロール箱の上にあり、背が伸びて今にも落っこちそうになっているのでした。


はい、無事植えかえて設置完了。左からスティッキオ(フェンネルの小型版)、小カブ(黄色のカブ「味こがね」)、そしてミニセロリ。

これからは、こちらフェンスの陽当たり一等地にて遠慮なくご活躍いただきたいもんであります。(風もよくあたるから、苗の傾きやすさも抜群ですが…)



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2020年11月18日水曜日

レタスも収穫

 日中は暑いぐらいの陽気。おかげさんで葉物野菜がよく茂ってきました。すると、すかさず青虫もウロウロ出動しておるという…

レタスの「ハンサムグリーン」が入ってるゴミ箱容器には、たっぷりとおふとりになったデカいのが4匹。つまんでも寝てるみたいに動きが緩慢。さぞ満腹だったことでしょうよ。葉がだいぶちぎれてましたもの。(撮影:11/17)


このゴミ箱容器ですが、上にバーミキュライトを入れたザルを重ね、その中に苗が入ってます。液肥はザルを持ち上げて追加するだけなので、簡単らくちん。
お、根は白い。よしよし、お元気でなにより。


一方、こちらのグループは、苗が一株ずつ入ってるポットをキッチンの水切ザルと桶を重ねた上に並べています。液肥は、ザルの中に注ぐのですが、あまりたくさんは入らないので、わりとすぐなくなります。一日1回。忘れないようにいたさねば、なのだ。


こちらのカラシナ系「パーマグリーン」なんぞは、さらに背丈が伸びてバランスが悪く傾いてます。


同じパーマグリーンでも、フェンス側に立てかけてあるタイプのものもあり。ペットボトルハウスに1苗すまいの一戸建てってところでしょうか。

この2者の育ち方には、ちがいがでてきました。左がフェンスでペットボトル育ち。右が水切ザルの中でポット育ち。

ペットボトル育ちは、パーマのかかり方が激しくゴワッとしてます。漬物に向いてるかも。
ポット育ちは、パーマが地味で柔らかな手触り。サラダにするならポット育ちが食べやすいかなあ。

この日は、二十日大根の「ビットリア」も収穫できました。けっこう大きめなダイコンみたいで、茎が長いです。


ダイコン部分。ひどい割れがなかったのはうれしい。スライスしてしまうから、どんな形でもいいようなもんですが。

そんなあれこれを集めて、お盆に。レタスの分量がちょっと増えたかも。

こんなにとれたのは1週間ぶり。いっぱいとれましたなあと、喜んでます。

買い物に行ったら、ハクサイが超大玉で300円だとか。お安いことでありがたや~。
あ、しまったうちにも野菜あるんだった。思わず買っちまった巨大ハクサイ。
白菜鍋、白菜漬け、白菜サラダ、白菜…なんだろなあ。思いつかん。もはやベランダ野菜はどっかいっちゃって、頭が白菜でいっぱいなっとります。
秋はいろいろいっぱいだあ。青虫のみならず、私もふっくら、てぷてぷしそうですわ。


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2020年11月14日土曜日

秋なのに葉ゴボウの収穫

 葉ゴボウは、早春のまだあまり植物が芽吹いていないようなときに「やあ、こんななにもないときによくぞお出ましで」とありがたくいただく野菜らしいのだ。

それが当ベランダでは、タネ袋の指定どおり秋(9/16)にタネまきしたのに、どんどん育ってかような姿になりました。お初栽培なもんで、見たことも食べたこともありません。(エアレーションなしの水耕栽培です。)


こんなに茂ってしまったのでは歩く場所がありません。これはもう収穫するしかないでしょう。葉ゴボウを栽培容器のゴミ箱から取り出す作業をすべく、室内に運びこみました。極小ベランダにそんな余地はないのだから。
はい、机の上にドーン。

あ、その前に根を観察しておこう。ザルを持ち上げると、たくさんの根がはみ出してます。おお、ゴボウの根ってこうなっているのでしたか。

さて、ブツをせっせと引っこ抜いて、お盆の上に並べました。葉先から根元まで約30センチくらいでしょうか。たぶん、一応これは収穫サイズと思われます。


根は短い。そりゃあそうだ、容器はザルですもん。

収穫サイズの太さは直径1センチくらいだそうですが、どうかしらね。最もよくできたものでそれくらい、他はもっと細いですな。

葉ゴボウの調理ですが、葉と茎と根と3カ所みな食べられて、それぞれの部位ごとに調理方法があるんだそうな。
3種類に分けて、まず茎を茹でてみた。緑色がじつに美しいではないか。

根は、極小量。これっぽっちをキンピラにするっていってもねえ。どうしたもんだか。

葉は、茹でたら一握り分くらい。緑の地球儀だね。苦味があるらしいが、食べてみるとほとんど感じない程度なので、お浸しにしてもよさそうではある。

葉は結局、根と一緒にごま油で炒めてみましたぞ。
できました。どうかな、どうかな?

葉と根の炒め物はGOOD。おつな一品になりました。少ない根だけど、歯応えのアクセントになってよかったみたい。

茎は、うーん、きれいな緑色を生かしてサラダにしようと思ったけど、すじばって固かったので変更。再びお揚げを入れて炒め煮に。

それでもなお固かった。収穫するのが遅かったんだろか。
でもお味はよろしゅうございましたよ。風味があるというか、なんともいえんです。
春先にいただいたら、なおいっそうありがたみがましたことでしょう。

こんど育てるときは、根をもう少し伸ばしてみたいからザルではなく、深めの縦長の容器にしよう。水耕栽培用に向くそんな容器があるかどうかではあるが。
それと、タネまき時期は1か月か2か月後(10月か11月?)にして収穫時期が3月くらいになるように調整してみようかなあ。
…てなことをあれこれ妄想。葉ゴボウ、なかなかにたのしいぞ。


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