園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2020年8月29日土曜日

夏葉っぱの収穫

 うえ~あつ~!!たまらんです。あ~あ、こう暑くてもなんかやれることってないですかねえ。

「室内での植えかえ」はどうかしら。うん、これならできそう。(撮影:8/27)


だって、先日スポンジにタネまきした葉っぱ物が次々に発芽しちゃってるんだもの。

エアコン部屋で涼しく、絨毯の上にしゃがみ込んでのんびりとね。土のある庭ならシャベルを持つだろうけど、バーミキュライトなのでスプーンとピンセットが標準装備。ほぼ、おままごと状態ですな。

とはいえ、灼熱ベランダの野菜もほっとくわけにはいかんでしょう。液肥の追加をいたさねば。夕方その作業をしつつ、ついでにちょびっと収穫も。


バジル(ボロッソナポリターノ)は背丈がのび、だいぶ傾いてます。


あらま、もう花芽がちらほら。


いかん、のんびり収穫してたら栽培が終わってしまいそうです。急がねば。どんどんとって、どんどん食べよう!(8/28)


クレソンはどうだろか。


いくらか摘んで、サラダにでもいれますかね。

あ、なんか白いのがある。根っこだ。こうやって横へ横へと伸びていくんだね。

クレソンの栽培容器は、キッチンの水きりかご(ザル?)です。持ち上げると根が少しはみ出していました。

下の受け皿が茶色なのは、バーミキュライトがこぼれちゃったから。ザルの上に不織布を敷き詰めてはあるんだけど、細かいバーミキュライトは通り抜けてしまうのだ。まあ、だからって問題はないでしょう、たぶん。


右側の細いもやもやしたものがオカヒジキです。ちゃんと育てば太くて松葉ボタンみたいになるんだろうけど、うちのはこんなですわ。


サクサクするのがおもしろいオカヒジキ。細くてもたのしめてます。


さて、今一番気がかりなのが、モロヘイヤです。

近所でお借りしている畑のモロヘイヤ(うちのと同じタネから育った苗を植えたもの)は、きょう見に行ったらば、すでに数本花が咲いていました。モロヘイヤは実は毒があるそうで、食べちゃいかんのだとか。
うちのも花が咲いてしまわないかとハラハラしてますのさ。

摘みとったブツをよーく観察。

うん、これはだいじょうぶみたい。やれやれ、ほっ。
暑くても元気なモロヘイヤはありがたしだ。
ただ、うちの水耕栽培では育ちがゆっくりみたいで、畑のようにボーボーに茂ってはいません。ベランダのは、一度に収穫できる分量がちょっぴりなのがちとさびしいです。
来年はもうちょっと株数を増やしたいなあと思うのでありました。

あ、でも、来年は住んでいるこのマンションの大規模修繕の年にあたり、ベランダが2か月から7月まで使えないのでした。
室内でできるおたのしみ栽培ってなにがあるんだろう?
じみ~に遊べるなにか。ぼちぼち考えておきますかね。


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2020年8月28日金曜日

アレッタ2早生、夏を行く!

 きょうもきょうとて最高気温34度とか。まったくもってお暑うございます。

室内はもとよりベランダなんてア~タ、まちがっても行きたかない危険ゾーンであります。
ほらほら、シソは葉先が茶色く枯れてるし、

トマトは、枝葉がぐったりうなだれゾンビのごとくさまよってるし。

そんななか、ヤシの木もかくやとばかり、ぶはーっと葉を広げる一群あり。

「アレッタ2早生(わせ)」。ネット検索によれば「すずなりブロッコリ-」と表示されたりもしてるとか。こちら、ご出身は、ブロッコリー×ケールだそうな。
ブロッコリーって秋冬のイメージだけど、ケールはどうなんだろう?暑さに強かったりして?

一株をみると横広がりな感じ。厚めのごわっとした葉で、グレーがかった鈍い輝き。亀の甲羅にみえなくもない。


アレッタはお初の水耕栽培です。今年の5月始めにタネを買い、どんなもんだか秋まで待てず、ほんのお試しでタネまきしてしまったのが5月31日。その約3か月後がこのふさふさ姿でござんす。
うーむ、なんか妙。育ちすぎな気がします。さては私の得意な「葉ばかり茂って花とか実がつかないシリーズ・ブロッコリ-編」だったりして。

でもまあアレッタは、つぼみだけでなく茎もこのでかい葉も食べられるのがウリだそうですので、そちらをたのしみにいたしましょうかね。
これ栄養あるんですってよ、カロテンとかビタミンKとか。なにせ青汁のCM「まずい~、もう一杯」の材料のケール出身ですからなあ。(飲んだことはない。)

根も育っているようです。
こちら8月18日のアレッタの根。ショボい。



10日後の8月28日。長さも数も増えました。おかげで液肥の消費も増え、毎日追加が欠かせません。

ん?根は食べられるんだろうか、どうなんですかねえ。以前キュウリの水耕栽培の根をかじったらかなり苦かったです。

あのう、やっぱりできましたらば、まん中の花とつぼみ希望なんすけど。
まあだかな?



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2020年8月26日水曜日

秋近しのタネまき(後編)


前回にひきつづきタネまきの話です。

スティッキオとパーマグリーン。
【スティッキオ】甘みがあるのでお菓子っぽい扱いが向いてるのかもですが、まだためしたことがありません。香りがさわやか。ふつうにサラダに。葉がニンジンみたいに細かくてふわふわなので、飾り付けがたのしい。茎は固くなることがあるので、早めに収穫いたさねばだわ。

【パーマグリーン】昨年冬に栽培したときは、ちょっとゴワゴワした固めのカラシナって感じでした。生食ですとピリリとした辛みがあり、カールした葉に弾力がありなんというかおもしろい味わいがあります。加熱すると普通の菜っ葉。

なお、これらのタネまきは、ポットではなくスポンジにしてみました。
スポンジだと、根や芽がおでましになるシーンをつぶさに観察できるからです。
とはいえ、タネならなんでもスポンジでOKではないようです。失敗の暗い過去あり。ダイズのように大きすぎると、根がスポンジを貫通できなくてのたうちまわるし、細かすぎても潜り込んで消滅してしまうので、その中間くらいがよいと悟ったしだい。

さてさて、パーマグリーンとスティッキオ。
そのタネをまいた当日、24日。


翌日の25日。パーマグリーンが発根なすってました。スティッキオはまだみたい。


パーマグリーンは発芽率もよさそうです。タネ、むだにたくさんまきすぎたかなあ。


こちらも、スポンジ組です。レタスの「ハンサムグリーン」とミブナの「京なじみ」

【ハンサムグリーン】これもレタスにしては固い葉です。おかげで?なのかお丈夫で、珊瑚みたいな形状を保ちつつよく茂って頼もしい限り。舌触りがゴワゴワですけど…

【京なじみ】ミブナ(壬生菜)。春にもタネまきしてまして、今も元気元気。(撮影:8/25

ミブナというと冬の鍋に入れるイメージだったけど、夏でもイケるのだと知りました。いやびっくり。
この「京なじみ」は「サラダに最適」とあるとおり、苦味薄く辛みも薄くさっぱり味でした。うーむ、これじゃミブナを食べる意味あるんかいなと思わんでもないですが。ハハハ
まあ、丈夫さがなによりであります。秋冬もうっすらミブナをたのしむことにいたしましょう。

さてタネまき。当日の24日。
あ、「ハンサムグリーン」はタネがコーティングされてるので大きいです。

翌日、25日。でましたぜ、どちらさんも。

ぞくぞくと発芽方面に向かっておるようでありがたきかな。

ただし今後は、茎がびよーんと伸びて徒長するかもしれんので注意いたさねば。
とうぶんは、エアコン部屋でお過ごしいただくという豪華なお取り扱いになりましょうかねえ。


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2020年8月25日火曜日

秋近しのタネまき(前編)

夕方散歩してましたら、ツクツクボウシの声を聞きました。この夏初めてじゃないかなあ。

もう夏の盛りも終わりなのか、まだまだ半ばなのかわかりませんが。ともあれもうじきカレンダをめくるわけだし、朝夕は若干涼しくもなってきたことだし、ぼちぼちタネまきでもと思い立ちました。といっても、新しくタネを買ったわけではなく、以前に育てたことのある在庫の品ばかりですが。

あれこれドーンと。(撮影:8/24)



こちら、ちゃんこネギとエルバステラとルッコラ。黒いポットにバーミキュライトを入れ、キッチンの水きりかごに並べました。


【ちゃんこネギ】冬、泥ネギなどは一束300円とお安くて栽培しなくてもいいのですが、ベランダで作れば新鮮だし摘み取るのが楽しいからやっぱりやろうぜと思い直しました。

【エルバステラ】オオバコの一種だそうな。どうりで草っぽい味がいたします。噛むとサクッと折れる感じがおもしろく、そんままなまでサラダに入れてます。

【ルッコラ】ピリッと辛いのがよろしい。写真のタネ袋はルッコラの姿をお見せしたくて別物です。実際に使ったタネは、ブログのお仲間の方から分けていただいたタネ。よく発芽してくれます。

こちらも、黒ポットまき3種類。

【味こがね】小カブです。春に育てたときは、カブ部分が固くて残念感満載でした。そこで再びチャレンジ。今度こそ「肉質は緻密で歯ごたえがよく、甘味がありたいへん美味です」を実現して、ぜひその魅力的なお株を上げていただきましょうぜ。

【セルリー ミニホワイト】セロリのミニ版。ちいさくてもちゃんとセロリでした。夏に育てたときは、緑の葉がにがいのでスープや味噌汁に。茎は白さが際立ち、サラダが引き立ちます。摘み取って使えるのがうれしかったです。

【二十日大根 ビットリア】およそ二十日大根というものを育ててうまくいったためしがない私。よって、このたびも割れたみすぼらしいできになるに決まってるんである。ただね、タネが残ってしまってるのでその在庫処分でさあ。ぜんぜん期待してませんから。1個ぐらいまともなのができるかもとさえ思ってませんから。たのしみなのは、緑のきれいな葉っぱですので、そちらをよろしく。

てなことを思っていたら、タネまきの翌朝(25日)には発芽してました。はやっ。


さすが、二十日大根の名にふさわしいスピード感であります。なんかちょっと見直しちゃったりなんかして。(後編につづく)


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2020年8月24日月曜日

夏の後始末・トマト

 トマトは今年、2回タネまきしています。1回目は1月1日、2回目が6月1日。その6月の分のトマトは今頃、それなりに収穫できてたのしめる予定でござんした。しかし、長い梅雨と激アツの夏であえなくフニャフニャの徒長苗になっちゃいましたとさ。

こちら、そのフニャフニャ株のひとつ。ミニトマトの「キャロルパッション」。(撮影:8/21)

とはいえ、まるで実がつかなかったわけでもなく、若干ちらほらできてはいます。

途中が欠損してる房とか。


ブドウの房めいたのとか。


これらの実が赤くなるのを待つとしても、どうなんですかねえ。実のガクの色がすでに茶色に変色しているので、まともに熟してくれないように思うのです。

そこで、すべて取り去って、枝葉も始末することにしました。
なんか、残念だけど…


でもまあ株の根元付近からは脇芽ができていますんで、今後はこちらさんになんとか育っていただきましょう。たのんだぞ、キャロルパッション君。



中玉の「Mr.浅野のけっさく」もしかり。

てなことで、夏から秋にかけて収穫しようともくろんだ6月1日のタネまきは失敗したといっていいでしょう。

秋から冬にかけて収穫することを期待するのであれば、タネまきは7月あたりがよろしいのかも。よし、来年は、そのせんでやってみよ~。


ところで、1月にタネまきしたトマトはその後、それなりに収穫完了。脇芽があらわれたので、かつての茎はバッサリ切断。これまた秋冬トマトを目指しているところです。

こちらがその1月タネまきの「Mr.浅野のけっさく」。

なんか脇芽が傾いていて今にも折れそうだなあ。危なっかしい感じではありますけど。


また、下のは同じく1月1日タネまきの「Mr.浅野のけっさく」の株ですが、脇芽がちっともでてこないんである。おーい、どうなってんだあ?

しばらく様子をみて、何の音沙汰もなかったら諦めてボツにするしかないかなあ。


さて、6月タネまき分の収穫した実のうち、わりと赤くなってたのがこの4個でした。

そうか、これって夏のトマトの食べ納めなんだなあ。

甘みうす~く、皮かちかち。昼に収穫したから熱々にゆだってる。トホホなお味をかみしめたことでした。

さあてお次は、秋トマトをがんばろう! です。ま、私ががんばるわけじゃないですが。


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