園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2021年11月2日火曜日

トマトは花から実へ

 5月5日に種まきしたトマト。全部で4種類5株。生育が早く9月にはもう初収穫できるまでになったものの、その後は暑さのためか花芽の落下があいつき、結局さびしい収量にしかなりませんでした。そこで、それまでの枝葉を切り落とし、新しい脇芽の成長をひたすら待ったこの秋。

やっとすこしそれらしい気配が。

一番花芽がついているのが、ミニの「ピッコラカナリア」。めったやたらに咲かせています。


でもねえ、それがそのまま実を結ぶかどうかはできてみなければわかりません。ドキドキしながら見守る日々でござんす。

こちら、どうでしょう。まあまあイケそうな感じがするんですが。左の親指のあたりのはうっすっら黄色みを帯びているような…ですし。



お次は、この夏、もっとも実をつけず、葉もうどんこ病で悲惨だったのがこちらの「プチぷよ」。ほんにもうお弱い限りで、どうしたもんかのトマトです。


なんとか連なるくらいには実がついたみたい。ホッ


そして、今育ってる中で一番背丈が低い「フルーツゼブラ」

小さいながらもそれなりに、でしょうか。


最後は中玉の「Mr.浅野のけっさく」。2株あり。背丈だけは2メートルをこえていますが、下の方の葉は痛んだので取り去っていたら棒だけのお姿に。天井についてしまいそうなので、茎を曲げて少しずつずり下げています。


この品種が一番たくさん実がついています。

浅野さんの根元には、前に切ってしまった茎のあとと、今背丈が高くなっている茎と、新しくできた脇芽もあり。

このできたての脇芽にも、小さい実が。


…てなことで、やっとやっと花から実へ。南向きの当ベランダは、日差しが室内まで入ってくる今からがトマトの季節。とはいえ、12月にはさすがに霜枯れてしまうので、この1か月の間に赤くなっていただかなことには食べられません。
あ~、間に合うだろか。
早く赤くする手立てはなく、毎日トマトをじいっと見つめ、「フレーフレー」の旗振りするしかない応援団長であります。はい。


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2021年10月31日日曜日

番外編:サトイモとヤツガシラどっちがどっち

 友人たちと近所にお借りしている畑で、サトイモとヤツガシラ、ショウガなどの収穫をしてきました。寒くなくてとてもいいお天気で、堀あげたイモやショウガをそばの小川で洗うのはなかなかに気持ちがよかったです。

一番気を使ったのは、サトイモとヤツガシラが混ざらないようにすることでした。なにしろ見た目がどれも茶色ですからねえ。

家へ帰り、ベランダに干す時も要注意。きっちり分けておかなくちゃです。


まあどちらも食べられるものだから、どっちかどっちでもいいかもしれんのですが、食感が異なるので、それぞれで味わいたい気がしますから、やっぱり一応ね、分けておきませんと。

だが、干してるうちにいつのまにやらどれがどれやらわからんようになってしまうこともあるんですなあ。

そこでだ。それなりにちがいを見つけられたらいいなあと思い、じーっと見くらべてみることにした。
すると、なんとなく特徴があるような気が…

上のほうに並んでいる親芋を見ると、ヤツガシラ→茎が赤い、サトイモ→緑。
下のほうに並んでいる小芋を見ると、ヤツガシラ→白いとんがり、サトイモ→わりと丸い。

…どうもそんな気がするんですが、ど、どうでしょう?

とはいえ、皮がめくれてないとよくわからない個体もありそうですから、混ざらないように用心用心。

ヤツガシラの茎も少しもらってきました。
それとショウガ。こちらも下ごしらえしなくっちゃね。
おかげさんでショウガは収穫量が少なかったから簡単でーす。(負け惜しみか。ハハハ)

ヤツガシラの茎は、茹でてから皮をむき、水に放ちました。翌朝もう一度ゆでこぼしてアクを抜き、絞ってお揚げと炊いてみましたらば、アクが抜けました。なかなかにオツな味。オホホ


ショウガは、皮をこそげ落として、少し小振りな塊に切り、酢と塩と砂糖と昆布をいれた液体をちょっと温め、ショウガを一緒にして漬けてみることに。この方法だと、スライスよりお味が変化しにくく長く楽しめるのだと友人に教わりました。おいしくな~れ!


これまた少量だけど、食用菊も収穫あり。美しい薄紫の花です。でもでも、これがあ、さっと湯がいたんだけど、お酢も少し入れてみたんだけど、なんか無残な色に変色してしまったのだった。(落胆しすぎて写真なし。)

もしや花が黄色だったら、もうちょっと色持ちしたのかもしれません。うーむ、どうやったらうまく色を留めておくことができるのでしょう。今後の課題ですな。

てなことで、これにて残る畑の野菜はダイコンとハクサイとシュンギクのみ。あ、キャベツも若干ありですが。
なんか、いよいよ秋も深まりましたなあ、の気持ちがいたします。


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2021年10月28日木曜日

巻いて巻いてチコリとキャベツ

 紫キャベツのような姿になるチコリ「ヴェネチア」。高さ15センチくらいの浅い容器で水耕栽培しています。


上から見るとこんな。どこまでが一株分かわからんような密集っぷり。いやあ、まさかここまで広がるとは思っておらず。もっとちっちゃいおにぎりみたいなイメージだったのよね。うかつでした。


全部で6株。根はわりに太め。しかも長いです。やっぱり深い容器に移しかえたほうがいいかなあ。あ、そうだ。液肥のへりが多くなったらいれかえよーっと。


そうそう、葉っぱが巻いてきたのです。しかも紫色に変化しつつあるようで。(ちと不気味カラーですけど。)

色が変化するというのも不思議ですが、「葉が巻く」というのはどういう条件でそうなるんでしょう。「寒くなったら」って話も聞くけど、まだ日中は20度、朝は10度くらいありますからなあ。

一方こちら、「とんがりキャベツ」の3株です。

このキャベツも、中央の葉が立ち上がってきました。巻くのかな。巻くよね。巻いて欲しいんですけど。

根は、細くてこまかくて、短めです。チコリよりも茂ってない感じ。こんなもんかしら? だいじょうぶかいな。


キャベツって、上にこんもり茂る前に、横に葉っぱが張り出すのでした。それがまあこの狭いベランダには大変おじゃまさんでして。隣りを歩くと、足がよくぶつかるんですわ。
おかげで葉っぱが骨折、ボキッ! さーせん。以後気をつけますっ。



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2021年10月27日水曜日

二十日ダイコンの裏の顔

 縫い物をしました。といっても、古いシャツを解体して、スチロール箱のカバーを作っただけですが。


スチロール箱の底には養生テープを貼って床との滑りをよくしてみました。

布カバーはスチロール箱の劣化防止のつもりです。ブルーシャツの隣りの赤いのも、前にシャツで作ったカバーです。これでなんとかしのげるかと。


ブルーシャツの上にのっかってる左のはしが「エルバステラ」。長くなったので散髪しました。今期のお初収穫かも。サラダにいれて“ピーナッツ風味”とやらの味わいをたのしもうと思います。むしろ、プツプツとした歯切れがおもしろいかなあ。



赤シャツの台にのっかってる二十日大根の「ビットリア」。

そろそろかもよとのぞいてみると。ど、どうでしょう、イケるんじゃないですかい?


となりの苗を傷つけないよう慎重にハサミでカット。水道バーミキュライトを洗い落としたら、あ~らま美人さん登場! 私の二十日ダイコン栽培史上最高傑作ざます。


が、裏返せば…

どよ~んな破裂あとあり。ま、こんなもんでしょう、人生なんざあ。
なーに美人さんでも不美人さんでも、お腹に入ればおんなじさっ。


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2021年10月26日火曜日

ちょびっと収穫と柿と芋

 この日(10/25)久しぶりに収穫あり♪ カラシ菜系のパーマグリーン7枚、ミブナはお初で数枚、チコリ2枚、ルッコラ10数枚、ミツバ数枚。


ミツバ以外は、サラダ要員として活躍していただきましょう。いつものキャベツやレタスにそれぞれの味わいがプラスされてたのしくなりそうです。

またこの日は、ご近所さんから「ノラボウ菜」をいただきました。お浸しにするものと思ったら「苗」だそうで。育てるのを横着しようと「美味しそうだから食べてもいいですか?」とお聞きしてみたら、「いいけど、固くて美味しくないよ」と笑っていらっしゃいました。

美味しくするには、一仕事いりますなあ。



てなことで、苗をバケツにいれ、自転車で近所にお借りしている畑へ。この日は一緒に借りている友人たちはいなくて私一人での作業。
えーっと、どうやって耕すんだっけ? 苗の間隔はこれでいい?
日頃は友人に教わってやってるからなあ。たぶんかなりいいかげんな仕上がりになったと思う。まあこんなもんで、あとは後日手直ししてもらおう。

そういえば、霜が降りる前の今時分に植えると根がうまく定着して冬をこせるのだと、苗をくださった方から教えてもったのでした。生長点を摘んだあとは脇芽がたくさんでてお浸しにできるよー、とも。なかなかにお得な葉物のようで。たのしみたのしみ。
とはいえ、鳥に狙われぬよう、ネットがけが必要かもしれん。はあ、まだもう一仕事ありそうです。

畑の土を起こしていたら、先日収穫しそこねたらしいサツマイモがでてきました。小川で洗うと、紫色が冴え冴え。紫イモだからか、いっそう色鮮やかである。

家に戻り、ベランダに干しました。普通は洗わずに土つきのまま保存すると腐らなくていいらしいのですが、マンションなので土つきは室内に持ち込みにくうございます。
そこで、サツマイモでもサトイモでもみな洗って干して段ボールに入れて保存。ま、今のところ腐ったりはしてないのでOKでしょう。


それから、畑のそばのカキがたわわで落っこちていくばかりなので、20個ほどもいできました。


前回同様、皮をむいて紐をかけ、ベランダの物干し竿へくくりつける。だいぶひも掛けが上達して作業が早くなりましたぜ。

こちら、10日前に干したカキと今回皮をむいたのが並んでます。大きさがだいぶちがいますねえ。


10日前のは表面がサラサラ。指で押すとやわらかです。どんな味じゃろか?まだ試食しておらず。

お皿の上のこちらは、私と同じ日に同じ友人も同じカキの皮をむいて干したのを頂いてきたお品です。まずは、これをば味見をしよう。


あま~くて、ぽってり。スーパーでみかける白い粉を吹いた「干し柿」というとお菓子に近い感じがするけど、これはまだ果物の領域なのかも。もしお店に並べるとしたら、この柔らかさでは型崩れして難しいにちがいない。作った人でなければ味わえない干し加減の干し柿じゃないだろうかと思ったり。ただ干すだけなんだけど、変化していくさまがおもしろいです。

洗濯物干しスペースを残しつつ、少しずつぶら下げるようにして、干し柿作りをたのしもうと思います。

(マンションのご近所さんもまねしてくださって干し柿作りを始めたのだそうだが、ベランダに大量に干したから「洗濯物は室内でドライ・扇風機で乾かしてるの」とおっしゃってました。わおー!)


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