園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2021年8月6日金曜日

水耕栽培容器とマスキングテープ

スチロール箱を栽培容器を置く台にしているのですが、この台を引きずって引っ張るとギシギシ音を立てて床に引っかかるのです。スチロールと床がこすれてしまうのです。


そこで、床に触れるスチロール面にマスキングテープを貼ってみることを思いつきました。

テープは日東電工株式会社さんの「耐熱性めっきマスキング用ポリエステル機材シリコーン粘着テープ」という長い名前のお品。


もともとは塗料のはみ出しを防ぐためにホームセンターで買ったものです。このテープは文具屋さんで買ういわゆる“マステ”とは異なり、表面がつるつるしててやや固めで弾力あり。

これをば、スチロール箱をひっくり返して床に接するスチロール部分に貼ってみました。はて、どうじゃろか?


これがまあいい具合なんざます。する~~って流れるように移動してくれるの。乗っかってる栽培容器が軽いんだからもっともなんですけどね。

これに気をよくして、今度はシソを植えてる四角い容器にも試してみることにしました。

(収納BOXスクエア:ダイソーの製品/縦37㎝×横25㎝×高さ22㎝/1個200円/1個では薄くて頼りないので2個重ねて使用)


この四角い容器は、液肥が約15リットル入ってます。重くて持ち上げるのはしんどく、ズリズリと引きずって移動させるんですが、これがなかなか摩擦抵抗がきびしく、なんとかしたいもんだなあと。

さて、マスキングテープですが、四角い容器に直接貼るのではなく、その下に敷いている固めのスポンジみたいなマット(お風呂の床なんかに置くやつ)に貼ろうというのです。


これの裏に、ちょちょいと貼りました。


貼った面を下にして、くだんの四角い容器をどっこらしょとのせて。


さて、引っ張ってみた結果ですが、さすがにスチロール箱のときみたいにスル~ッとはいかんけど、かなり楽に移動してくれちゃう。片手でひっぱれるくらい。いえ~い、やったぜ!

シリコンのマスキングテープ、ばんざーい。


おっと、せっかくだから、シソの根っこ観察もしておきましょ。

あんりゃま、色がグレーなんだけど。なぜか当ベランダのシソはみなこんな色合いになってましてねえ。


さらに持ち上げてみた。

ほう、長いんですねえ。

もう一丁、こちらの容器にもシソあり。

根はどうかしら。

ほらね、やっぱりグレーだ。液肥を全量とりかえてみたりしたけど、変わりません。だいじょうぶかいな。

この日(8月6日)のシソ収穫。あ、雲が夏してる。

シソはしかし陽に当たりすぎなのかごわごわのバリッバリ!鬼瓦風シソ。
まあね、細かくきざんで頂くのでさして困りませんけど。毎日サラダと納豆にちらして頂いてます。


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2021年8月4日水曜日

トマトに夏の病がきましたぜ

お暑うございます。猛暑日っていうんですか。本日、このあたり東京都青梅市は35度だったそうで。ベランダの植物もぐったりでございます。

ミツバがあ~。フニャフニャ。

こっちのミツバもぉ~。ボロボロ。


そして、トマトがぁ~。白い点々にぃ~。たぶん、うどんこ病かと。


とうとうきましたなあ。暑い日が続くと毎度こうなっちまう。

しょうがないから、怪しい雰囲気の葉っぱをとりました。ううっ、けっこうあります。


たいがいは株の下のほうにその兆候がありましたので、下方面がすっかりスカスカ。おかげで、すこしは風通しがよくなることでしょう。うう、だいじょぶか…


なにしろ今、株の中間あたりにようやく実ができてきたところなんであります。

ミニトマト。手前が「プチぷよ」で、奥が「ピッコラカナリア」。


中玉トマトの「Mr.浅野のけっさく」も、ふっくらと。


せっかくできた、まだ一粒も食べてない、これらの実を収穫できるまで、なんとか持ちこたえてほしいのでありますが、どうですかねえ。(トマトの種まき/5月5日)

思うに、この1段目や2段目の実がなんとか収穫できたとしても、その先は下から追いかけてくるうどんこ病に阻まれてあえなく撃沈になるかと。

そこで、考えましたのさ。

この根元からでてきた新芽を育てておきつつ、本体が傷んでどうにも進展が無理となったところで本体は無念だが切断。新芽に交替していただこうというのです。

幸い、新芽は例年、うどんこ病にはわりあいだいじょうぶな傾向にあるので、そこに期待しておるしだい。他にアイデアはなし。ひたすらおねげえしますだ、状態であります。  


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2021年8月3日火曜日

園芸資材のスチロール箱

 トマトなどの大きな株になる野菜には、スチロール箱を使っています。


が、しかーし、長いこと使ってると傷むですねえ。ふと見れば、ベランダの床になにやら小さな水たまりあり。それがところどころ緑色になっていました。はは~ん、藻だ。液肥もれだ。穴があいてるに違いないと、トマトの株を取り出してためつすがめつのぞいてみるも、見あたらず。でも、とにかくもれているのはまちがいなく、処分でしょう。

外側のアルミ蒸着シートをはがして、内側に巻いていたアルミホイルをとろうとしたら、これがぜんぜんはがれませんのさ。くっついちゃってる。のりもつけてないのに。


長い間に溶け出したか。手でははがれないから、亀の子たわしでごしごし洗いましたとも。

あ、ほかにも、ばっちいところがありました。黒い点々になってるところは、内側にビニール袋を入れて本体に貼り付けるためにセロテープを使ったらカビました。


【教訓その1】

スチロール箱には、アルミホイルとセロテープを使ってはならん。もし使うなら、ともに早めにはがすべし。

…ですな。

さて、スチロール箱。廃棄しようと思ったけど、まだもう一働きしてもらうかと。

とりいだしたる、シャツ。もう長年着倒して繊維が固くて着用不能となったもの。


シャツのボタンと袖をはずし、スチロール箱に着せてみました。箱の形にあわせてざっと縫い止めてと。これでどうじゃな。

できました。スチロール箱の置き台。さっそくルッコラの苗をのせてみる。ちょっと箱のほうが大きかったけど。ま、いいやね。大は小を兼ねるで。場合によっては2個おけそうだし。


この生地はあいにく木綿だからあまり長持ちはしないだろうけど、しばらくはスチロール箱のカバーとして劣化を防いでくれることでしょう。

べらんだにこうした苗などを置く台があると、あまりかがまずにすむので助かります。冬、お日様が室内まではいってくるようになると、なおさら活躍。段差をつけて苗を並べれば、どの苗にも陽が当たるようになるわけで。と、にんまりであります。


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2021年7月31日土曜日

番外編:夏の畑の草むしり

 友人たちと一緒に近所にお借りしている畑へ行ってきました。昨夜の雨のおかげで土がしめり柔らかく、草取りがだいぶ楽でした。とはいえ、暑い、暑い。汗だくだくであります。

草取り後のサトイモとヤツガシラ。


友人の話によれば、ほんとは土寄せすべきなんだけど、すでに根が張ってしまっているので鍬を入れられないのだそうです。もっと早くしなくちゃいかんのですって。

這い回るカボチャと踊るポーズをとってくれた友人。足元近くには、うっかり足にからまってとれちゃった、まだ赤ちゃんのスイカ。


こちらは、まだかあなあ、もういいかなあと値踏みしているところ。

おためしで1個だけ収穫。お味はどんなもんですかねえ。

梅干しは、友人が畑でとれた梅を漬けて持ってきてくれました。
キリッと冷えたおしぼりもご馳走。首に回すとなんとも爽快。助かった!
容器からはみ出ている袋は、コンビニで買ってきたガリガリ君。氷ものにどんどん惹かれます。

サツマイモがはびこることといったら。近くのエダマメも乗り越えスイカも越えて広がっている。


手前に1本だけトウモロコシ。去年はたくさん植えたけど、みんなハクビシンだかアライグマだかに食われてしまって。無念すぎてもう植えないぞと思ったけど種が残ってたんでばらまいたしだい。でもでたのはこの1本だけ。頼むから、食われて欲しくないんだが…


エダマメもお試しどり。今までなかなかうまく育たなかったけど、今年は初めて順調にいってます。畑のすみっこではなくど真ん中に植えて、肥料もしたおかげだろうか。うれしいですぞ。


モロヘイヤ。小さな株のままです。どうやら間引きして植えるべきだったらしい。

キュウリなんだがヘチマになりました。畑に来るのが週に1回だけのことが多いので、オバケに育っちまうのですわ。


こっそりすみっこに植えてみたパープルバジル。緑のより香りが強めです。

セミの鳴き声もわんさか聞こえ、抜け殻もいっぱいみかけます。夏ですなあ。

家に帰ってバタンキュー。爆睡でした。 


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2021年7月30日金曜日

トマトの夏バテ

 蒸しますなあ。きょうも30度ぐらいの気温です。

ベランダにトマト製緑のカーテンができてまいりました。


おかげさまで人間には眩しさが薄らぎしのぎやすくなりましたが、矢面に立ってるトマトはたまらんのでしょう。花芽に危うい兆しあり。

ミニトマトの「プチぷよ」。一番下の段にできた実の房は、わりとうまく育っています。


けど、2段目、3段目のあたりの花芽が落下してるんですなあ。


おなじく「プチぷよ」で、エアレーション付き栽培容器で育っていても、実がごく小さいまま大きくならなかったり。


また、中玉の「Mr.浅野のけっさく」も1段、2段はお元気果実。

けれども、上の段では、花芽の先にさらに枝葉ができ、新しい芽になろうしてる。なんかどうも生長が乱れたちゃってる感じ。


とりあえず、花芽の先の葉を2枚残してその先の新芽を摘んだけど、これでよかっただろうか。

まあ夏ですからねえ。冷涼な気候を好むというトマトはこうしたもんじゃあないでしょうか、と思うことにしましょ。

そんななか、わりと元気なのが「ピッコラカナリア」。2段目も3段目もつつがなく実をつけています。


ピッコラカナリアは、なんでもソバージュ栽培ができる品種だそうなので、混雑してきたベランダでも耐えられるのかもしれません。

トマトは例年、種まきが1月頃(収穫:6月頃)だったんですが、今年は住まいの工事の関係で遅れ、5月5日になってしまいました。でもこれは案外よかったかも。

梅雨どきの6月にはまだ苗が小さく、徒長する割合が少なくて済んだみたいだし、葉カビ病やらサビダニにやられていないのも、葉がそれほど茂っていないからだろうし。

問題は、この夏バテ後です。「今のうちに上段の着果しない枝葉部分をカットして背丈を低くしたら、脇芽が育って秋には実がつく」のではないかと予想してみるのですが、どんなもんでしょう? まだ1個も収穫してないのにです。

枝を切る勇気、あるんかい?


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