園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2020年9月24日木曜日

バーミキュライトとベラボンの用途やいかに

 タネまきして双葉になった水耕栽培の苗。茎が伸びすぎて不安定なので土の類いをかぶせてやろうと思う。

そこでとりいだしたる「バーミキュライト」とヤシの実チップの「ベラボン」。

バーミキュライトは多孔質なのが特徴だそうですが、うちのお品は特価品だけあって粒がたいそう細かく、ヒル石の層になってるあの感じが少のうございます。粒の砕けた集まりのような…。穴ぼこは余りあいてないのかも。だいじょうぶかいな。



「ベラボンは」とても軽くてふわふわ。指で押すと戻る反発力があります。


さて、どっちを使おうかねえ。

じつはベラボンだが、乾燥して圧縮された状態で売られており、使うときは水を入れてふやかしてからの使用となってまして、調子に乗ってふやかしてたらバケツ一杯分もふやけさせてしまったのだ。早く使い切りたいのだが、これがなかなか。ハハハ


となれば、まずはベラボン消費優先でしょうな。

さっそく、このだいぶ背伸びした二十日ダイコンの「ビットリア」に敷き詰めてみよう。


ベラボンを指でのせてみる。ちょっとふわふわするけどのっかりました。よーし。


次は、小カブの「味こがね」。二十日ダイコンよりも小型で密集しているため、小さい茎のあいだにベラボンを詰めるのがむずかしい。なんとか押し込んだけど、苗がまん中に寄ってしまってますがな。


さらに難しそうなのが、セロリのミニ版「ミニホワイト」。間引きがむずかしく、下のポットなんぞは、指で引っこ抜いたためにほぼ全滅させてしまった失敗品になってます。


根元をのぞきこむと、ほらね、こんなだもん。すんごい密集っぷり。
  

ハサミでチョキチョキも難しいわけで、これに粒子の大きいベラボンを押し込むのはさすがにちょっとなあ。

こうなったら、バーミキュライトの出番でしょう。
スプーンですくって葉の上から振りかけてみました。



おお、細い茎のあいだあいだに潜り込んでいきます。


やるじゃないか、バーミキュライト。お徳用のお安い極小粒もお役に立ちますなあ。

なお、ベラボンですが、栽培のスタートのタネまき前からですと、うまいこと使えました。
ザルにキッチンのごみ用不織布をのせ、ベラボンを敷き詰めます。



そこへ、タネまきした「葉ゴボウ」は今、好調であります。


葉ゴボウって初めて栽培しますが、こんなにも早く育つとは。タネまきが9月16日で、写真は7日後の23日。タネを水に漬けてからとか書いてあったけど、そのままでも翌日には発根してました。
双葉はリボン型なんだね。レタスみたい。ぷっくりと厚みがあってなんとも可愛い、というかうまそうだぞ。スプラウトとしてもイケるんじゃなかろうか。

あ、しまった用土の話をしていたのでした。ベラボンは植物で、バーミキュライトは鉱物。バーミキュライトのほうが用途がひろくてお安くて使いやすいんだけど、悩ましい問題もあるとかないとかよくわかりません。その方面の研究が進んでくれたらうれしいがなあ。


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2 件のコメント:

kasugai90 さんのコメント...

「バーミキュライト」と「ベラボン」。
水耕栽培ではこうした物を利用すると、茎を支えられるので伸びやすいですよね~

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ともこ さんのコメント...

はい、ほかにも調べてみましたらパーライトやハイドロボールとかあるみたいで。ハイドロボールは洗ってくり返し使えるとか。これなら茎を支えお財布も支えてくれそうであります。
ありがたや~!

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