園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2021年9月15日水曜日

タイムのお初水耕栽培

 ご近所さんから鉢植えされた「タイム」ちなもんを頂きました。なんでも、オリーブオイルの瓶にタイムの小枝を入れておけばいい香りがして、お料理が引き立つんだとか。

ほ~、ではではやってみましょうかい。まずは、栽培から、ですかね。

とはいえ、当ベランダは土栽培は諦めることにしてますんで、水耕栽培用に植えかえせねばなりますまい。

ポットから苗を取り出し、土を落として根を洗いました。こんなんでどうかしら?



お次は栽培容器だな。パンとか入れるプラ容器のふたに穴を開けた物を用意。これに、穴のあいた鉢にキッチンネットをかぶせて、プラ容器にセット。液肥(ハイポニカ液肥)も注ぐ。


では、いよいよ苗をいれましょう。根元にはバーミキュライトを詰め込みました。

遮光もしなくっちゃ。フェルトで作ったカバーをはかせる。うん、これでよしっ。

よくなーい。これじゃフェルトの蓋部分が苗に引っかかってかぶせられないじゃないか。蓋の部分をかぶせてから、苗をいれるべきだった。

やりなおしー。
苗をいったん取り出そう。

そうそう、蓋をかぶせてからだよね。


それから、苗のセットじゃ。でけた!


しかーし、喜んだのもつかの間。タイムの痛んだ枝を整備していたら、細かいクズクズがおっこちるのである。これってどうやら毎度こうなっちまうらしい。タイムってそうしたものなんだね。

いやあ参りましたなあ。じつは、ベランダの床の材質に問題ありでして。今年マンションの大規模修繕工事があり、新しく塗り替えてくださったのですが、この材質は薄い膜のような塗りなのでデッキブラシ厳禁。ホウキでゴミを掃いても細かいクズが目地に入り込んでとれません。水を流すとスッキリ排水されず、小さな水たまりができ、滑って危ないしねえ。

で、結局、こうなりました。


ベランダの床を掃除機で吸い取る、です。お外用の掃除機なんて持ち合わせてないので、お家用のを使用。(そのあと、掃除機はまたお家の畳などでも使います。大丈夫か?ばっちくないのか?

さすがに、ばっちいでしょう、これ。

そこで、当ベランダは掃除機をかけたあと、雑巾掛け。これ毎日怠りなくを鉄則とする、となりました。

ところで、毎日ベランダの雑巾掛けをして気がついたのですが、雑巾にはほとんど汚れがつかないのです。うそみたい。さっと拭くだけなので、数分で終わるし。いや、びっくり。靴下で歩ける程度にはきれいになってる感じなんだなあ。
まあ、春の風が強いときだったらこうはいかないでしょうけど。

ベランダの床ふきをすると、座り込んでお茶する縁側にもなるんだなあと知りました。
ほんとは掃除嫌いだけど、縁側みたいに膝ついたりしてベランダで作業できる感じもいいかもお~、ってね。座り込んで作業すると腰が楽だし。
まあこれも、水耕栽培ならでは、かもしれません。
(いつまでつづけられるんだか?ってお思いかも、ですね。ハハハ)


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2021年9月14日火曜日

夏トマト終了から秋トマトへ




 5月5日に種まきしたトマト。スタートは全8株でしたが、そのうち1株(ピッコラカナリア)が消え、2株目(Mr.浅野のけっさく)も終わりにしました。下の写真の左端で実が3個ほどついてうつっているのが該当の株です。(上の葉っぱみえませんけど。)


花芽もあまりできず元気のいい株ではありませんでしたが、根を見てみたら黒くもならずとけていませんでした。暑い夏だったけど、こんなゴミ箱程度の小さな栽培容器でもそれなりには育つんだなあと思ったことでした。



9月9日。収穫あり。「フルーツゼブラ」が6個。緑に茶色。なかなか迫力のある色味であります。果肉がゴリッと固めで、かみ応えありあり。グルタミン酸的旨味もあり。甘みは少量。



一緒に、中玉の「Mr.浅野のけっさく」も収穫。浅野さんは、すっぱさと甘みがくっきりかな。

9月11日。「フルーツゼブラ」が2個。いけそうです。


これまた「Mr.浅野のけっさく」も一緒に。フルーツゼブラは、なぜかもう1個ふえてた。あれ?



しかし、調子よく収穫できたのはここまで。このあとは、これまで実がなっていた幹をバッサリ剪定。全6株。根元からでている脇芽を伸ばしていこうと思ってます。

こちらは、その2代目の新しい脇芽からさらに3代目の脇芽をだしてるシーン。頼もしいことで。いざとなったら、3代目として活躍していただく所存。

そんな2代目とか3代目の脇芽は今、背丈が1メートルくらいになったところでしょうか。

そして、2代目さんには、すでに実もできてますんでさあ。上記写真の左端にオレンジ色のピカピカマークをつけたあたり。

「フルーツゼブラ」の実。いくつかは欠落して残りの3個ですけど。

ようやく涼しくなり、実もつきやすくなってきたのでしょう。
とはいえ、まだまだうどん粉病やらなんやらで下葉が傷んでしまうのですが、そっと取り去りつつ、秋の陣での復活を切に期待しておるんですが、だめかなあ?(弱腰)


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2021年9月10日金曜日

終わりましたなあシソ

 きょうは30度近くになり、久しぶりに半袖を引っ張り出して着てました。でもすぐまたしまっちゃうんだろうなあ。

シソは5月5日に種まき。30㎝×20㎝くらいの小ぶりな四角い容器で水耕栽培しています。


でも、近頃新しい葉ができてくるのが遅くなってます。

1本取り出してみました。わーお、ほとんど茎だけ。葉っぱないじゃん!


これ、食べ尽くした状態ですかねえ。

しかも、黄色っぽく変色している葉が多数みられます。ハダニだろうか。


ここらが潮時。おしまいにいたしましょ。名残惜しいけど。

葉を取り外して茎も切り落としました。欲ばって、一鉢に数本植えてましたね。

一鉢引っ張り出してみた。
ズズズズズ。根は、黒いところもあるけど白いところもあり。


全部だしちゃえ~。

からまってますねえ。色は全体にグレー。さわってみるとしっかり固め。痛んではいないようです。なかなかよいぞ。
例年、真っ黒だったりとろけてたりしてるんで、今年はちっとは成長したかな、わたくし。
今年、気をつけたことはなんだったろう?

・栽培途中で液肥を全部取り替えたかな。(めんどくさかったけど。)
・鉢をひなたに置いたりひかげに移動させたりする。(いつになくがんばった。)

だってえ、葉は、ひにあてすぎると固くてごわごわになるし、ひかげだけじゃあ薄ペラで弱々しくなるんだもん。


ベランダは畑とちがってコンクリートの照り返しがすさまじい。バジルは大丈夫だけど、シソは繊細なのかけっこうお手間な植物だと知る。

シソの初収穫は7月8日でしたから、約2か月たのしんだことになります。
最後の収穫。きざんでタッパーに詰め冷蔵庫へ。


夏、一つ、終わりましたなあ。

なお、バジルはいまだ健在。こちらはまだまだ、終わらない夏。バリバリ食べますぞーの名残惜しい夏。



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2021年9月8日水曜日

めざせ秋トマト、なるか?

 5月1日に種まきしたトマトの脇芽を伸ばして、秋にも収穫したいもんだとたくらんでおります。

作戦はまず、今育っている幹(?)の根元付近から出てきた脇芽1本を生かし、今の幹は実が終わったらボツにします。残った1本の脇芽を大きくして実をつけてもらおうという寸法なんですが。はたしてうまくいくんかい?

さて現状は、ひたすら棒だらけ。元々の幹にはもうほとんど葉が残っていなくて、大きく育てるつもりの脇芽もヒョロヒョロのほそほそ。ほらね。


その隣りのこっち側のも。


左側の実がついてるのが「フルーツゼブラ」で、「1」が最初の幹、「2」が脇芽なんですけど、ご覧になれますかねえ。



こんなに細い脇芽ですが、かろうじて新しい実が3粒。ランララン♪
でも、だいぶ花芽が落ちたらしい形跡があるから、キビシイ打率には違いない。


そのとなりは、橙色の実ができる(はず)の「ピッコラカナリア」。すでに最初の幹はおしまいになって、脇芽だけがほそ~~~く伸びてるところです。


いちおう花芽はつけてますけどな。落っこちたらしいあとが見られます。ううう…


こちらは、「プチぷよ」。苗のスタートからどうも育ちがよろしくないので、エアレーション付きの栽培容器(ホームハイポニカぷくぷく)を使用して延命をはかっておるお品です。

これも最初の幹が終わって(実、ほぼなし)、脇芽世代になったところ。

根元から1メートルほど、すでにすっからかんの棒だらけでーす。うどん粉病にお弱くて、傷んだ葉を取り去っていったらかような姿に。


花芽は次々に落下。はたしてこの「プチぷよ」に未来はあるのか?

せめて、脇芽の上部にできつつあるこの花芽たちに、「こんどこそ」の希望をもとうと思う。


こちらは、中玉の「Mr.浅野のけっさく」。株姿が大きいので、ゴミ箱容器より大きいスチロール箱で育てています。エアレーションなし。

「Mr.浅野のけっさく」は、当ベランダでは一番収穫量が多い稼ぎ頭(といっても、今年はかなり少なめ)。

脇芽にできている花芽を見るに、わりとまともなような気がするんだけど、これ、どうですかねえ。


さあさ、夏は終わった。暗い過去は忘れて、秋のトマトに期待しましょう!

・これからは涼しくてしのぎやすい気候になるんだし。(でも秋の長雨っていうけどな。)
・日差しが傾いてベランダの室内側まで差し込んできてくれるんだしさあ。(でも温度は低いぞ。)
・それに、秋のトマトはゆっくり育つからおいしさが凝縮されて甘くなるっていうじゃないですか。(あのな、花よりもまず、葉や茎を太くしっかり育てようぜ。)

ま、いろいろと前途多難ではあります、はい。


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2021年9月7日火曜日

終わりかけのトマト

 種まきが遅めの5月1日だったトマト。久しぶりにまとまった数の収穫がありました。(撮影:9/6)


雨のせいですかね、真っ赤になってなくても割れるんだなあ。赤いのは中玉の「Mr.浅野のけっさく」、黒っぽいまだらが「フルーツゼブラ」です。お味は全体的にぼんやりさん。いいのいいの、収穫できただけでもありがたし、と思おう。

さあ次なる収穫に期待いたしましょう。とはいってもたいがいは数粒ぶら下がってるだけ。こちらが一番まともな房風に育ってるところです。「Mr.浅野のけっさく」。



「フルーツゼブラ」。うーん、あと5粒か。


この5粒の段の上にもできてはいるけど、それは2粒のと3粒のだけなのだ。ううっ


ところで、友人らと近所にお借りしている畑でも「Mr.浅野のけっさく」を植えておりまして、そちらはちょうど実ができはじめたところです。(種から苗までは当ベランダ産。)

こちらはその畑。トマトのあるところです。(撮影は以前のものです:8/24)


その畑のトマトの待ちに待ったお初収穫がこちら。(9/5)

爆発!


むずかしいわなあ。畑でトマトは去年も挑戦しましたが、鳥と雨で食べる前にほぼ全滅でした。今年は、たとえパックリ大割れしてても食べますぞお!

【おまけ】

雨降りつづきのおり、ベランダの向こうに見える屋根にハトのご一行様あらわる。


さらにその向こうの青い屋根にも10羽ほど。


な~んでか?

そういえば最近、この近くで草刈りなさってたよなあと思い出す。そうかそうか、草刈り後の草の実がお目当てだったんだねと、ずっと後になって気がつく。


それにしても、ハトはどうして草刈り後をこんなにもめざとく見つけられるんだろう。不思議。ご近所さんから回覧板でも回ってるのかね?

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