園芸でちょこっと科学

園芸でちょこっと科学
タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2020年10月15日木曜日

葉ゴボウを間引いてお味見

 葉ゴボウは、9月16日にたねまきして19日後。けっこうな茂りっぷりになりました。


根はどうかしらね。ザルを持ち上げてのぞいてみました。ほう、細いのが何本かでています。あ、液肥が茶色なのは、たぶんバーミキュライトがこぼれたのだと思います。


それにしても、なんだかあっという間に大きくなった感じ。発芽もすぐだったし、なんのうれいもなくすくすくここまできちゃったみたいな。お初栽培なもので、葉ゴボウがこういうものなのかどうかわからんけど、わりとあっさり簡単に育った感があります。

ま、それはありがたいですが、ちょいと茂り過ぎな気がしますので、間引くことにしました。抜けそうなものは抜き取り、あとはハサミでチョキチョキカット。

おお、だいぶすっきり。まだ取り足りないかもしれんけど、また今度でいいやね。


さてと、どれどれ、間引いた葉っぱはどんなかな。気になります。



葉ゴボウの調理法を検索してみると、茹でる、炒める、水にさらすなどなど。どれも加熱してから食べるらしい。ですが、この間引いた葉はだいぶ小さいですからねえ。茹でても箸でつかめるんかい、みたいなショボいものになりそうなんだなあ。

ええい、どうせベビーリーフではあるのだから、サラダのつもりでそのままお口にポイでいいんじゃない?
てなことで、生でかじってみることにする。一応、部位別に3カ所に分けちぎって味わうという方法にて。

緑色の葉→苦いです。ちょっと、いやだいぶ苦いな。
茎→歯ごたえシャキシャキ心地よし。
根→根といいましても、たかだかこれだけのもんですからねえ。


とりあえずかじってみたけど、なんだかなあ。よくわかりませんでした。
でも、諸々噛んで飲み込んだのち、口中にほんわかとゴボウの味が残るのでした。そりゃそうだ、ゴボウだもの。
へえ、根を食べたわけでもないのに、ちゃんとゴボウの味がするって、なんかおもしろいです。

ところで、間引いた葉ゴボウを、「どうだ、小さくてもちゃんとゴボウになってるんだぞ」と自慢して家の者に見せたら「それなら根っこをキンピラにして食べたいです」といわれ、チッ。どうせちょびっとしかとれませんでしたわい、と内心苦々しい気分。

そこで反撃にでた。「一休さん」の屏風の虎の話をまねて、
「この根っこをささがきに切ってくれたら、キンピラにしてさしあげますよ」と申しておきましたぜぃ。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培 ブログランキングへ

2020年10月14日水曜日

二十日ダイコンのビットリア

以前「二十日ダイコン(のビットリア)」の徒長をなかったことにみせかけるため、植えかえて用土をかぶせるという荒技(=いんぺい)をほどこしました。(当時のブログ記事はこちら。)いやあ、ダイコンの植えかえってどうなの?と気がかりでしたが、その後は枯れもせずどうやらセーフだったようです。めでたしめでたし。


この二十日ダイコンはタネまきが9月16日だったんですが、同じタネをそれより前(日付不明)にまいたのがありまして、こちらのポット植えの株です。なんか、二十日ダイコンにしちゃあ葉っぱが大きいような気がするんだなあ。


横姿はこんな感じ。全部で2株。


二十日ダイコンというと片手にちんまりおさまる親指姫みたいイメージがあるけど、もっと大きくなるんですねえ。いやびっくり。2つを並べてみました。


ありゃま、これじゃあザル育ちのグループは窮屈すぎってことですわな。早々に間引きせねばなりますまい。

なお、先にタネまきしたポット育ちの二十日ダイコンの根元には、ちらっと赤いもんが。


やっとこさダイコン様のお目見えです。二十日はとうに過ぎてますけど。たのしみたのしみ。

本日収穫あり。ミブナとルッコラとクレソン。それぞれちょびっとずつだけど。


ま、それでも「ファミレスの7〇〇円サラダ一皿よりも、この緑の葉の分量はずっと多いですぞい」と思うことにいたしましょ~っと。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培 ブログランキングへ

2020年10月13日火曜日

ブロッコリーはどの位置で切る?

 背丈と幅が前回より5センチほど増え、それぞれ65センチ位ずつに育ったブロッコリーの「アレッタ2早生」。お初栽培であります。


左端の株に、念願の花芽さまがおでき遊ばしました。

なかなかにけっこうな眺めでありますなあ。一時は蕾ができないまま葉っぱだけで終わるんじゃないかと冷や冷やしてましたので、やれやれでございます。

では、いよいよ「収穫」ちゅうもんをやってみたいと思うのでありますが、はて、いったいどのあたりから切り取ればよろしいんでございましょうや?

どこまでいっても蕾のところみたいな気がして、「ここから下は茎です」みたいな目印がないように思うのです。


ま、てきとーに切ってみるしかないやね。包丁でサクッと。こんなもんかな?


うーむ、なんとまあ微量な収穫なことで。だって、こんなにデカい株なのに、食べるとこがこれっぽちですぜ。

あっ、一緒にこの小さい蕾のところもとれちゃったらしい。しまった、おいとけばもうちょっと大きくなっていただろうに。もったいなあ。


切り口のところを見る。下のほうにも蕾がついてるんだね。これも少しは大きくなるんだろか。

ところで、葉っぱですが、下のほうの葉が枯れ落ちていきますのさ。
こういうでかいのが、バサッと。

おかげで、茎の下のほうは、棒だけになっちまいやした。


別の株の場合ですが、こちらは余り落葉せずに反り返っております。なんかちょっと暑苦しい感じ。液肥を追加するときはお邪魔なので、葉をかき分けないといかんのでした。

同じブロッコリーでも、いろんなタイプがおありになるようで。

根の様子はどんなもんかしら。


色は白いみたいだし、まずまずのようです。その調子でよろしく。

さて、収穫した蕾さんをいただこう。軽くゆでてみましたよ。

小皿にちょいとですけど。パクッと一口。なんかよくわからんぼんやりしたお味でした。筋張っているようでもあり。ゆで方がたりないのだ、と思いたい。
次回はパクパクパクと三口分くらいは食べてみたいもんであります。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培 ブログランキングへ

2020年10月10日土曜日

クレソン秋の陣

 クレソンなんて、じつはほとんど馴染みのないものだった。肉料理に添えたりするそうだが、海辺育ちの魚文化圏だったものだからそもそも肉料理はめったになかったし。

それがまあベランダであれこれ育てるようになった今、なかなかに味のある葉っぱとして楽しみにしているしだい。食べてみないことにはわからんようで。

タネまきは5月28日。キッチン用のザルに不織布をしき、バーミキュライトを数センチ厚さにいれたところに苗を植えた水耕栽培です。

8月14日あたりまではどんどん茂って容器から飛び出す勢い。ときどきつまんで食べてました。


8月27日。暑さがこたえたか、伸びがなくなり、本数もへって隙間から培養土がのぞいてます。収穫するのも気が引けるかんじですわ。

10月7日。ん?いつのまにか伸びてる。


10月10日。前回から7日たったくらいだけど、なーんかやたら増えてないかあ?

側面をご覧下されたし。

10月3日。


10月10日。

うん、まちがいない。ガシガシ育っていくおつもりらしい。

クレソンの姿っておもしろい。
これなんか、芽が立ち上がって上へ上へ向かってるふうです。


その下のほうには白い根ができて、地面をとらえては、横へ横へ。

このぶんでは栽培容器から乗り出してくるかも。
それなら、ザルの下にも根がいっぱいはみでてるんじゃなかろうか?

容器の持ち上げてのぞいてみた。

ほう、ま、それほどでもないみた。ということは、まだまだ生え続けるのかも。
よしよい、これくらい育ったら遠慮なく収穫してもいいかしらねえ。

あ、一つだけ、ちょっと他のとちがった姿をしているのがありました。放射状に広がってます。

えっと、これってもしやロゼットとかいうやつ? 茎を短くして地表面に張り付き、葉を広げて寒さと日光をとれるようにするという、アレ。
つまりこのかたは、冬支度してるってことかい?

はあ、もう冬近しですか。クレソンをばくばく食べられるのもあと少しのあいだらしい。
多年草だそうですから冬も食べられなくはないけど、わずかしかない葉を食べるのはもったいなくてなかなか。
ピリッと辛めの野草の味。だいじにたのしもーっと。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培 ブログランキングへ

2020年10月6日火曜日

ほんのプチッとトマト

 1月1日と5月31日、それぞれにタネまきしたトマト。

・1月のタネまき組はその後→春から夏にかけて収穫→夏の終わりに葉が枯れ落ちてそのままほとんど茎ばかりの棒になる。

・5月のタネまき組はその後→ひたすら茎ばかりが伸びる徒長した夏→初秋になるも実をつけず、葉が枯れ落ちてほとんど棒。

てなことで、どちらもたいそう貧相なお姿になりました。

ま、つまり9月6日には、こんなふうになったんですわ。


これじゃしょうがないのでボツかなと思ったんですが、秋のベランダには他に大きな植物もないだろうし、枯れ木もベランダの賑わいとばかりにそのままにしておりました。

(実際にはその後、ブロッコリーがお邪魔な大物になり、ますます狭くなってうろたえるはめになっとりますが。)

さてその後、トマト棒は棒のままなのでしょうか。1か月後を予想しておりました。

【予想】

ア.残念ながら、ほとんど棒のまま。

イ.いくらか枝葉が伸びるが、実がなるまでにはいたらず。

ウ.実の一つくらいはできている。

エ.その他。

私の希望はもちろん実がなるだろうの(ウ)だけど、現実には夏からどしどし枯れる葉を見るにつけ復活はむずかしかろうと(イ)かなあ、ってところでした。

さて、どんなもんですかねえ。

約一か月後、10月5日。


背丈は伸びました。葉っぱも増えたでしょうかね。

そして、上記左端の背の高い苗(1月タネまき組/Mr.浅野のけっさく)の途中には、なんとまあ、実ができておりやした。ちいさいけど。


また、その左側の株(5月タネまき組/プチぷよ)には、花咲かじいさんが来てくださったようです。。


へえ~、あんなに痛んだ苗だったのに、ここまで息を吹き返すとは。いやはやビックリ。


なお、これとは別の場所に置いてあるトマト苗もありまして。こちらも比較してみようと思います。

9月20日。


10月6日。苗が入れ替わってて、元の場所にはありません。上の写真の右にある「新プチぷよ=5月タネまき組」がこうなりました。

茎が細いのが気がかりですが、一応葉がはえてきております。
花も咲いてますなあ。


それから、上の写真の「新浅野」と文字が入ってる苗ですが、じつは私、どれもこれもマシな脇芽に育たないから「もういらんぞ!」と枝葉を切り落として棒だけにしちゃったんすよ。いかりにまかせて。
そしたら、その棒にも、生えましたよ新しい脇芽が。


いやあ、なかなか植物って…と、さまざま思うトマト苗のその後でありました。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培 ブログランキングへ

閲覧回数の多い記事