園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2022年8月30日火曜日

混みあったネギ苗を抜いてみた

 7月21日に種まきした「ちゃんこネギ」がポットの中でぎっしりになってきました。これを間引くにはどうしたらいいでしょう?


こうも大きくなってしまってるんじゃ手遅れかなあ。でもやらにゃあ、です。

けど、ハサミで切るっていうのも、余分に切ってしまいそうでむずかしそうだし。

ええい、めんどくさい。とりあえず1本ぬいちゃえ~!

スルッと抜けた。あんれま、わりに簡単。


根がちょいちぎれてるみたいだけど、ま、いいやねこれくらいなら。
ん?抜けやすいってどういうことだろう。ポットに入れてるのがバーミキュライトだからサラサラで、土みたいに固くしまってないからかも。わーお、ラッキー。

1本ずつ抜いて、集めて、新たに用意したポット(内側にキッチネット装着)に並べる。


で、その上からバーミキュライトを詰めて、はい、ネギ苗もう一品できあがり~!


さて、これをどっか液肥を満たしたところにいれなきゃね。だがあいにく2リットル入りのプラスチック容器が出払ってしまっていた。

しかたがないので、ルッコラとエルバステラが入ってるプラボックスに寄せ植えすることに。

まず、容器のまん中にのせていた穴塞ぎ兼遮光用のアルミホイルをはずし。


できた穴ぼこにエルバステラを移動。つぎに、エルバステラがあった穴ぼこにくだんのちゃんこネギのポットをいれました。

ネギを中央に設置してもよかったんだけど、ネギは広がって周りにお邪魔になりそうだったので、はしっこに置いてみました。ここなら外側に面しているから多少ゆっくり出来るかなあと思って。

さて、こうして抜いた苗がその後うまく育つんでしょうか。暑い日が続いたらしおれちゃうかも。どうなりますやら、お天気しだいかなあと予想してます。

そしてこちら、抜き取ったあとのネギ苗のポットなんだけど。なーんか、まだ詰まりすぎてる感じもしますなあ。ま、とりあえずこんなとこで。(得意の問題先送り。)


混み合ってるといえば、こちらのチコリ(パラロッサ)も4株ずつはいったままでした。

こちらは、ばっさりハサミで切り取っておしまい。おお、簡単。1ポットに1株でスッキリ。


でも、この1株がコケたらもう後がありません。ちゃんと育つといいなあ。

2022年8月29日月曜日

紫キャベツ苗どっち選ぶ?

 7月21日に種まきした紫キャベツの「キャンディーレッド」。ちょっと混み合ってきましたかねえ。1ポットに2株入りなんですけど。


これまで1度間引いたんですが、1本に決めかねて決断を伸ばし伸ばしにしていたのです。
よしっ、涼しくなったお天気のきょうこそ、やらねば!

この苗はどっちを選びますかねえ。茎の太さをみるに、右ですかね。

こちらはどうだろう? 「茎が細くてまっすぐ」か「茎が太くてまがってる」のか。

うーん、「茎が太い」を一番の剪定基準とすると、上のは右だろうか。

んじゃ、これは? 太さはどちらも同じくらい。左は節と節の間が短くて色合いがぼんやりさん。右は節間が長めだけど色合いがしっかりしてる。うーーーーーん?


きっと上の左の節間の短いのが正解なんだろうなあ。けど、右に魅力を感じるのだ。血行がよくてお元気そうに見えるんだもん。

…とまあ悶々としつつ、えいやっと選んで1本ずつにしました。

なーんか、ひ弱な感じ。でももう選んじゃったからね。これでいくしかないわけで。
少しは役にたつかと、バーミキュライトを苗の根元に追加してみたけど、ぐにゃぐにゃしてる。今まで2本で寄り添っていたからねえ。急にひとり立ちっていわれましても、だわなあ。
ま、明日になれば元気にピンとなっているにちがいない。と、根拠のない予想でこれでよしとする。

【余談】
そうそう、今朝、ベランダのキュウリの葉っぱの上に、「チョウ」だか「ガ」だかがいるのをみかけました。


散歩に行く前にみかけて戻ってきてもまだここに。30分くらいかなあ。そんなに長く滞在することもあるんですね。

羽根を閉じて止まるのが「チョウ」で、開いてとじて止まるのが「ガ」でしたっけ?
このバタフライ、葉の上で何度も羽根を閉じたり開いたり。まるで「チョウ」になろうか「ガ」になろうかって決めかねてるみたいでしたな。「どっちやねん」てつっこんでました、わたくし。丁か?半か? 
ここは、めったに虫が飛んでこないマンションの上階。そんなお気楽な博打ごっこで遊ばせてもらいましたわ。


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2022年8月26日金曜日

トマト株数の縮小

 ミニキュウリが元気に育っているおかげで、そのとなりのトマト(種まき:6/28)の置き場がどんどん狭くなって栽培容器が2列になるありさま。こりゃいかん。


そこで、ミニトマトの「シュガリーテール」が2株あったのを、1株あきらめてボツにしました。これでどうだろう。


それでもまだなんだかとなりの葉っぱが重なって混み合った感じがします。株の根元にはわき芽ができてて、それはとらずにいました。それも混雑の原因かな。

というのも、本体のほうの葉っぱが暑さのせいか茶色になって枯れ落ちていくし、花芽ができても落っこちるしでうまく育っていない感じがするのです。

その花芽というは、こうなっちゃうのだ。暑さのせいでうまく受粉できないのかな。


一方、株の下にできたわき芽が若いせいかとても元気そうなので、いざというときの保険がわりにとらずにおいておいたのでした。

ほら、わき芽ってこんなにきれいなんだもん。

うーん、よし、この際思い切って本体をボツ。わき芽をいかしてみるか。

中玉の「Mr.浅野のけっさく」の1株だけ残して、あとの苗の本体を次々に切っちゃいました。(これ、けっこうドキドキ。ヒヤヒヤ。もったいない気も…)

下の写真の右はじ、1株だけ残して、あとの3株全部のわき芽を残して本体カット。
これでだいぶすっきりしたかな。

あ、あの、この1本だけ本体を切らずに残したのは、この株(中玉の「Mr.浅野のけっさく」)に1個だけ実ができていたからです。

この花芽の房の根元のとこにご注目くだされたし。

これですこれ。いちおう実の形をしていましてね。これがたぶん初収穫になるかと。

というわけで、この1株のみ残してみました。どうなりますやら。これ1個だけみのってあとぜーんぶ花芽は落っこちたりして、ね。ううう…

それにしても、ボツにした切り取った枝葉は触ってみるとなんか変なんです。握りしめるとふにゃっとしてやわらかい。みずみずしさがないというか。水分がうまく回ってなかったのかなあ。

ま、そんなんでベランダの風通しも少しはよくなってすっきり。

それにしても、6月種まきのトマトってうまく育たないもんだなあと、あらためて思っておるしだいです。来年は、キュウリみたいに、種まきをあと1か月遅らせてみよーっと。


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ミニキュウリの雌花のつきかた

いつになくすくすくお育ちのミニキュウリ「半白きゅう太郎」。花芽もだいぶついてきました。「節成り」というだけあって、節ごとにきちんきちんと律儀に雌花あり。


 その雌花ですが、つきかたがいろいろでおもしろいです。

こちらは、横並びで3個。


同じく横並び。4個で、「3」と「4」は根元が一緒の茎でした。


こちらも全部で4個。1本の茎からにゅーっと突き出た茎に「2」「3」「4」がでていました。

雌花の出方もいろいろあるもんで。ふむふむ。

ところで、ツルは節からでてきているようなんですが、中にはこんな花のガクが伸びてるのも。ツルもいろいろだあ。



株の全身像はこんなです。全部で2株。左がボックス型のプラ容器で、右がエアレーションありの水耕栽培装置(ホームハイポニカぷくぷく)におさまってます。


育ち方は、エアレーションがちょい早い感じですが、葉の数とか大きさなどはどちらもそんなに変わらないように思います。背丈が180㎝を越えたので生長点を止めました。

わき芽はそれぞれ根元付近から3本ずつでているので、それもいかすことにして上から紐で吊しています。

エアレーションのありとなし。根っこに違いはあるんでしょうか。

こちら、エアレーションありの根。根の下にドーナツ型のわっかが置いてあるので根が放射状に均等にひろがっています。


一方、エアレーションなしの根。固まってるところがありますねえ。この容器じゃ小さいのかも。だいじょうぶかいな。


どちらも液肥の消費が激しく、毎日3リットル近く補充しないと間に合わん。ま、お元気な証拠でしょう。

で、肝心の実。一番花がこれなんですけど。なんかね、ずっとこの姿なんだなあ。ちっともふくらんでこないのだ。このまましおしおしお、しおれちまったりして?


そういえばキュウリって、こんなふうにちっとも実がふくらまないことがままあるんでした。思い出しました。雌花が咲いてるからって安心はできんのである。気を引き締めてかからねば。といっても、私にできることはないよなあ、たぶん。あとはキュウリさんのお仕事でしょうから。ふう~、なんともはや気が気じゃない。

ミニキュウリ「半白きゅう太郎」の種まきは、7月28日でした。今、約1か月たったところ。「わー、きれいな葉っぱだったねえ」って観賞植物で終わるのか?


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2022年8月24日水曜日

どうする食用ホオズキのハダニ

 食用ホオズキ「太陽の子」。種まきは3月3日でした。いったん実を10個ほど収穫したものの、その後は鳴かず飛ばず。花芽がつくものの、花の根元の細い茎が朽ちたようになって落下するばかり。葉も同じく。


株の下のほうは、しばらく棒だけだったところに最近出てきたわき芽。この上のほうの葉がどうも気になるのだ。

上の方の葉に近づいてみると、うっすら膜がかかったようになっている。その中に細かな茶色の点々もあるのだった。

じつは、前から薄々感づいてはいたんですよ。これはハダニってやつのしわざじゃないかと。葉の色も退色しちゃってるし。
対策として、時々水スプレーをかけてみたりはしたんだけどいっこうに収まらず。

この状況でも花芽ができるから、まあいいかなあ、だいじょうぶだよなあと思ってたけど、いつまでたっても花芽は落ちる。葉も落ちる。

一方、株の下のほうに最近育ってきたわき芽を見ると、緑色くっきりでピッカピカきれいなんだなあ。


ということは、この際、痛んでる上半分を切り落として廃棄すべしってことかと。
でも、また花芽ついてるし、もったいないんだけど。
ええい、やっちまえ。

き、きりましたぜ!

このあと大急ぎで袋に格納。ハダニの巣窟だもんね。床を消毒。手も消毒。

そして、上部を切断して残った下半分がこちら。

ハダニにやられてない葉って、こんなにもきれいだったんだねえ。まじまじと見入る。

この葉っぱをひっくりかえしたら、なんと花芽がありましたがな。

これ、生き残るかも。実になるかも。期待ふくらむなあ。

新しい葉っぱ、いとおしいぜぃ。水でしめらせたティッシュペーパーでせっせと葉を一枚一枚ポンポンとふきました。ハダニは乾燥に強く水に弱いらしいですからな。水スプレーでもいいらしいが、そのあとのベランダの床が激しく水浸しになり、拭き掃除がお手間なもんで。

…とまあ、われながらいつになくかいがいしいお世話っぷり。
さて、うまくいきますかどうですか。


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