園芸でちょこっと科学

園芸でちょこっと科学
タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2022年6月15日水曜日

夏だ!薬味だ!間に合うか!

 夏野菜といえばちまたでは、売れ残りのくたびれた姿でしょんぼりお店のすみっこに置かれているであろうこの時期。「やばっ、遅刻じゃん」と、寝坊してあたふた駅に走りこむかのごとく、雑に種まきした(6/7)、シソとバジルとミツバがこちらでございます。

「青チリメンシソ」、ちっさい双葉でた。


バジルの「ボロッソナポリターノ」。数年前の種だからさぞ発芽率悪かろうと山盛りタネまいたら山盛り発芽。間引かなくちゃ。間引くの苦手なんだが…

そうかと思えば、関西ミツバは、なかなか発芽せずやきもき。やっときのう双葉が持ち上がってきたとこ。

はあ、はあ、とりあえずみな発芽してくれそうではあります。ほっ。

さて、これらの薬味まだまだヒヨコ軍団ですが、そうめん食べてるあいだにお皿に盛り付けるところまでなんとかこぎつけることができるんありましょうや。

このところずっと雨降りだし、気温は20度にもならない日々なんですけど。

しょーがない、なるようにしかならんわけで。小さくてもスプラウトとして食べられるだろうから、ま、いいやね。

薬味軍団は、ベランダのフェンス付近に設置しています。ここが当ベランダでは精一杯の陽当たり一等地。夏至がすぎれば、ここにもすこーしずつお日様が来てくれるからね。


あーしまった! 肝心のネギがないじゃないか。ネギって、そういえば収穫まですごく時間がかったような気がするなあ。そもそも、夏でも種まきできるんだろうか。

調べてみましたらば、「葉ネギ」というのは4月~8月くらいまでが種まき時期だそうで。
おっ、それなら今、種まいてもいいんだね。まず、種買わなきゃ。で、いつ収穫だろか?
もしや9月とか10月とか? いやん、そうめん食べ終わってるじゃん。

2022年6月14日火曜日

雨だから道具類のメンテ

 きょうもザーザーです。カラシナを撤収したあとのからになった栽培容器を洗って、ベランダに干しました。

下の写真の四角い形で丸くくり抜かれた「わっか」は、中心部が発泡アクリルらしきものでできていて、表面は紙が張り付いています。お見苦しいカビだらけで申しわけないのですが、使っておりましたらば、こんなありさまに。


赤紫色のほうのわっかは、白いのと同じ材質で表裏にアクリル絵具を塗っています。

この「わっか」の使い道はこうです。
水耕栽培につかっている穴をあけたプラ容器のふたに、穴のあいたざるのような黒い鉢をのせて使っておりましたんです。

ところが、その後、新たにこの直径8.5センチよりも小さい直径のざる(直径7センチ)を買ってしまったもんですから、そのまま設置すると沈没してしまうのです。そりゃそうですわなあ。

困ったともこさんは考えました。
ストッパーをつければどうじゃな、と。
これがその「わっか」であります。みごと、小さいざるは穴ぼこにおさまり具合良く鎮座しているではないですか。

ところが、そのままだと表面の材質が紙ですから、めっぽうカビに弱い。水耕栽培ですんで、ざるの部分はつねに水にふれているわけで。

そこで、アクリル絵具で防水というわけです。上記の写真のうち、色を塗っていなかったのは、急ぎで設置せねばならず、全部を塗り切れていないまま使ったためにカビカビのわっかになっちゃったというてんまつでして。お恥ずかし。

こんな梅雨どきですからねえ、カビを放置しておくわけにはいかんでしょうというわけで、カビてたわっかにも絵具をぬりをしました。
何度か裏返してはかわかしつつ、つ、ついに全部ぬりました。やったぜぃ!

どうです、この出来映え。
(注:拡大してご覧になり、塗りが甘いとか、くり抜いた穴がばっちいとか点検しませんように…)


なお、このわっかは、別の栽培容器のときにも使っています。このプラスチックの箱も、穴ぼこがでかすぎなので、このわっかがおおいにご活躍。

というか、最初から穴ぼこのサイズを統一しておけば、こんな作業はいらんかったわけで。
ハハハ、でした。

ま、これでやっとこさカビとはおさらば。爽やかに野菜栽培をたのしめるってもんです。めでたし♪


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培ランキング

2022年6月13日月曜日

栽培終了の決め手 カラシナの場合

 カラシナの「コーラルリーフプルーム」。全部で18株。水耕栽培です。

ひとつのグループは、ひかげに置いてました。どのくらいひかげかと申しますと、ベランダの住宅側付近で、トマトの苗の手前です。トマト苗の隙間からちょろっと日が差すかなあという程度でしょうか。


もう一丁は、ひなたで、2株だけをベランダの手すり付近に設置しています。上には屋根=上階の床があり、直射日光があたるのは今頃ですと2時間くらいかな。雨はほとんどあたりません。


これらの葉っぱを1株から1~2枚ずつ収穫してたのしんでましたんですが、ふと見れば、花芽が。ついに来るべき時がきたようです。


どれどれ、しょうがない、みな撤収しますか。

一同に集めて、はたと気がつきました。

こちら「ひかげ」組のカラシナで。


こちら「ひたな」」組なんですけど。


なんかあ、色がちがうんです。隣あわせにならべてみた。「ひかげ」組が緑色に変わってしまっていたのは知ってたけど、「ひなた」組がいつのまにか紫色がくっきりしちゃってるじゃないか。


じつは、この「ひなた」組も最初はひかげに置いてあったものなのです。下の写真の左端の箱に植わっている2株で、5月25日は、まだこんな緑色でした。


これを2リットル入りのプラ容器に移しかえ、ベランダの手すりに移動していたというわけです。それにしても、いつのまにこんな紫色になってたんだか。

そういえば、ふだんはこのカラシナの葉の「裏側」しか見ていないのでした。葉っぱはお日様の方向にむいてるんだもの。

ほら、裏側はなんか微妙な緑色になってるでしょ。


私、今まで紫色だったカラシナが緑色になってしまうのは、気温が高くなってきたからだとばかり思ってました。秋や冬なら紫色で、今みたいに夏に向かう時期は緑色になってしまうのだと。
それが、日光にあたってるかどうかだったなんて、ねえ。いやあ、ベンキョウになりましたわ。

あ、今は撤収作業してたんでした。
まずは、上の可食部分を切り取りますかね。なーんか田んぼの後地みたい。

根っこは、なが~くてからまってました。

全18株。これにて終了。(片付け物いっぱいあり。生ゴミの日に間にあって、ホッ。)

しかし、こんなにどっさり、どうやって食べようか。とりあえず冷蔵庫にしまいましたけど。コーラルリーフプルームは、生食がおすすめだそうですんで、サラダですかね。
あ、紫色のはしっかり辛いです。緑色は、ちょっぴりの辛さでした。

たのしかったので、また、秋にも種まきしようと思います。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培ランキング

2022年6月12日日曜日

栽培終了の決め手/キュウリの場合

 ミニキュウリ「半白きゅう太郎」。当初3株ありましたが、うどんこ病にやられて最後の1株に。エアレーション装置のおかげで持ちこたえておりましたんですが。


下からうどんこさんが追い上げて真っ白。この粉だけで、唐揚げが一皿できそうな勢いですわ。

でも、今できているこの2個の実がもったいなくてですねえ、処分をためらっておるしだい。けど、この2個を養っていると思われる節の葉っぱは、すでに雪化粧になっておるわけで。実がなかなか育ちません。こうなるとアウトなんでしょうな。

これのさらに上にも1個、実はできたんだけど。

すっかりいじけてました。

あ~あ、指で触るとどこもかしこも白い粉、粉、粉…

てっぺんだけは、かろうじてまだ緑色だが、早晩ここも侵略されることでしょう。

根はこんなにも綺麗。葉や茎とは対照的です。

…まあ、てなことで、苗を廃棄するわけですが、それがなぜに「今日」なのか。なにも予定のつまってる忙しい今日じゃなくても、持病のめまいがまだおさまっていない今日じゃなくても、のんびりできる明日でもいいじゃないか、なんですが。

じつは、明日が「燃やすゴミ」の日なのであります。
こうした根やら茎やらの大物の生ゴミを出す前日が、そういえば栽培終了の決め手だったりするなあと気がついたしだいです。
畑だったら廃棄場所を決めておいて、刈り取った草などを随時運べるんだけど、当方はマンションですんで、「ゴミの日」がチャンスなんだなあ。

てなことで、この日はキュウリのあとカラシナも成敗しました。それはまた明日のブログ記事に。

なお、このお初栽培の「半白きゅう太郎」ですが、もう一度チャレンジするつもりです。だって、種、まだ残ってるんですも~ん。
それに、種袋には「うどんこ病に非常に強い」とありましたので、涼しくなる秋頃ならもうちょっとはうまくいくのかもしれないし、ねっ。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培ランキング

2022年6月11日土曜日

番外編:エシャ『ロット』とエシャ「レット」

 ご近所さんから『エシャロット』なるものをいただきました。「早どりのラッキョウじゃなくて『エシャロット』ですよ」とのことです。


エシャロット』ってなんだろう?

よくにてる名前に「エシャレット」というのがあるが、なにがどう同じなのか、ちがうのか。

ウィキペディアによれば、『エシャロット』は、「ヒガンバナ科/ネギ属/タマネギ種」とありました。ベルギーをつけて『ベルギーエシャロット』とよんで間違えないように区別していることもあると知りました。

一方の「エシャレット」。束になって緑色の葉も一緒に紐で結んで売ってたりするするものかなあ。ラッキョウの若採どりした物だそうな。こちらは、「ヒガンバナ科/ネギ属/ラッキョウ種」。エシャロットと呼ぶエシャレットもあったりするそうです。うーん、混乱。

てなことで、最後の「種」にあたるところが、『エシャロット』は「タマネギ種」で、「エシャレット」は「ラッキョウ種」ということのようです。

なにやら、ややこしいことで。

ともあれ頂いた『エシャロット』を洗ってそのままかじってみました。

形状は、どうみても小粒のラッキョウだけど…


まず匂いがタマネギ。いや、タマネギよりもずっと穏やか。ラッキョウのような強い匂いはありません。タマネギだものあたりまえか。

シャキシャキするけど、筋はなくやわらかくて爽やかな甘味あり。じつにおいしい。

頂いた『エシャロット』はなんでも、「ほとんど手を入れず、雑草の中に混じっているような状態だったから粒が小さいのよ」ともおっしゃってました。

せっかくだから自分でも『ベルギーエシャロット』を育ててみたいもんだと思い、苗(球根?)を調べてみましたらば、けっこうなお値段で!

球ですと、

.Sサイズ25粒で350円くらい。

.100粒入りで880円というのもありました。

種子だと、3グラムで600円かなあ。

あ、そうそう、タマネギ、ですからねえ。1苗から1珠しかできないのだよなあ。

…てなことで、お財布とよーく相談いたさねば、です。

それにしても、お初の食べ物『エシャロット』という貴重なお品をいただき、ありがたいことであります。


【おまけ】

近所にお借りしている畑がありまして、友人らと一緒に野菜をつくってたのしんでおるんですが、その畑の敷地にはカキやクリ、ウメ、ユズ、グミ、ワラビ、フキ…などいろんな木や野草なども育ってまして、折々にそれらの果物などもいただいています。

先日は、友人が「これ、キクラゲだよ」と、とってとってくれました。初めてみる、なまのキクラゲ。


さわると、ブインブイン戻ってくる弾力があります。すごいね、生きてるものって。
お味噌汁に入れて食べました。(とはいえ、ほんとは、本物のキクラゲかどうかビクビクものではありましたけど。)
さて、お口にいれたら、こりゃまあ、なんともはやおいしい。
乾燥のキクラゲと、こうもちがうものだったとは。いやびっくり。

なお、今のところお腹もこわしてないし、笑いすぎたりもしないからだいじょうぶ、かなっ。あ、よく物忘れするのは、キノコのせいじゃないのかなあ。

閲覧回数の多い記事