園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2022年1月5日水曜日

葉っぱが巻いたチコリ収穫

 チコリの「ヴェネチア」。全部で6株植わっています。ギュウギュウに詰まってきました。


横から見るとこんなです。箱形のプラ容器で水耕栽培。液肥がたっぷり入っているので持ち上げるとかなりの重さ。そこで自在車付きの台車にのせて移動。これでお掃除がやりやすくなりました。観察するときも、容器をくるっと回せばよく見えます。


この端っこの株が、けっこういい感じに丸くなってるように思うんですけど、どうでしょう。


容器からずずず~っと引っ張り出してみました。長い根っこ!。


よしっ、これ食べてみよう。

根を切り離す。根の横には小さな脇芽みたいなのが付属してました。


外側の葉をはずして、と。あ、これ食べられますよね、たぶん。食べないのかなあ。ネットで見かける市場のチコリには外側の葉がついていないみたいだから食べないのかもしれない。どうなんだろう?

ま、私は食べますよ。もったいないですもん。この白いところがふんわりとして美味しそうです。

肝心の中身。ほっそりだけど、葉っぱがちゃんと巻いてます。


ああ、よかった。こんなふうに巻いてることがあまりないんですわ、当ベランダでは。しかも全身緑色だったりして味気ないこと多しでしたからうれしいです。

ただ、どうして葉が巻いたり巻かなかったりするかはわかりません。寒さにあたるからだとかいう話もあるようですが、今回はあたたかい秋のときから巻き始めていましたからねえ。

次回栽培するとしても、再現できそうもないのが悩ましいです。

「ヴェネチア」の種まきは、8月20日でした。きょうは1月5日なので、約4か月半くらいで初収穫できたことになりますかね。

さて調理。私にできそうな調理でなくっちゃですから、チコリを細く切って、レタスも細くし、クルミは煎ってちらほら盛り合わせてサラダに。ドレッシングはポン酢かオリーブオイルも加えてみるか、そんな感じかな。


【汚れた水切かごの洗浄結果】

昨日、ミブナを撤収したあとの栽培容器=水切かごが緑色の藻に覆われいたので、かごの中にクエン酸を混ぜた水を入れておいたのでした。(関連記事はこちら)

一晩たってのぞいてみると。うえっ、なんかぜんぜん汚れが落ちてないじゃないか。やっぱりクエン酸をケチったのがイカンかったかも。


しかたがないから、またスポンジでごしごしし始めてると、ふわ~っと汚れが浮き上がってくるではないか。ざっと洗い流したら、きれいさっぱり。あーよかった。


ということで、やれやれひと安心。今後も水耕栽培容器の汚れ落としは、「クエン酸ちょっとおケチな使用量」でまいりまーす。

2022年1月4日火曜日

ミブナの味が豹変

昨日は葉物野菜をたくさん収穫できたと喜んでおりましたんですが、夕食のすき焼きにいれたミブナが、ミブナが、恐ろしいお味になってました。
断末魔のような苦味。しかもスジが固い。歯の間にはさまるはさまる。いやんもう。

チコリとか苦味のあるもんでもいける私ですが、さすがにこれは。
もったいないから全部食べましたけど。噛むと苦味が増すので、飲んだに等しいかも。おかげで、スジが喉につっかえてむせてました。

こちら、暮れの収穫前、ふさふさだった頃のミブナです。


そういえば、以前ルッコラを水耕栽培したときもひどくまずい味にしてしまったことがありましたっけ。辛さもですが、なんというか渋くて苦くて、みたいな。あれもたしか冬だったよなあ。
ルッコラのときは、液肥の濃度が濃すぎたのかもと、薄めてやるようにし、そのまましばらく我慢して食べてたけど、私が力尽き、没にしてしまいましたっけ。

ミブナの「京なじみ」、おしまいにしますかね。
まだこんなに青々としてきれいなんだけど。

種まきは9月19日でした。長きにわたりごちそうさまでござんした。合掌。

さて、栽培した容器を洗わなくっちゃね。
とはいえ、緑色の藻が洗剤で洗ってもなかなか消えません。スポンジでこすったけど、これくらいは残ってしまうのだよなあ。

そこでだ。以前どなたかのブログでクエン酸を混ぜたお湯に浸す話をご紹介なさっていたのを思い出し、さっそくやってみることに。
スプーン一杯で5グラム。1リットルの水に25グラム(すりきりスプーン5杯)入れるんだそうな。
この水切かごは約3リットルほどはいりましたので、「スプーン5杯×3=15杯」。

なんだけど、あまりの大量消費に恐れをなし、10杯だけにした。(おケチの私)
さて、こんなもんで水切かごはきれいになるのでしょうか?
漬けておく時間は、明朝までの12時間後くらい。お湯の最初の温度は、たぶん20度くらいかと。

【予想】
ア.きれいになる。
イ.半分くらいきれいになる。半分くらい汚れが残る。
ウ.ほとんどきれいにならない。

私の予想は「ア」です。きれいになっていてほしい、おケチな私にしては大量のクエン酸をつかったんだからね、と思うわけです。さていがかなりますやら?


ときに、1月1日にトマトの種まきをしておりました。夜は布団の中で共に眠り(?)、昼はお日様が良くあたる窓辺に転がしておくという加温方法。

タッパーのふたをどけてキッチンペーパーをめくってみますと、「Mr.浅野のけっさく」、「シュガリーテール」がそれぞれ1粒ずつ発根しておりました。
わーい、芽でたし!

よかったですわ、ほんに。浅野さんは750円/袋だし、シュガリーテールさんは1000円/袋。もしも発芽しなかったら、お財布にぎりしめてワナワナ、梅干しを見つめておかずにする日々になるとこでしたもん。
(いや、まだわからんよ。実ができるかどうかはさ。不安はつづくよどこまでも…)

2022年1月3日月曜日

葉物野菜の寒さ対策と栽培容器

 前回から1週間ぶりくらいの葉物収穫あり。お店もまだ流通がお正月モードですで、これはじつにありがたいです。



例年、冬の夜は葉物野菜を室内にとりこんでいましたが、今年は横着してベランダに放置。それでもだいじょうぶ、みたい、かな?

いえいえ、これはあかんでしょう。こちらルッコラなんですが…


葉っぱ、めちゃめちゃ赤いもん。

はいっ、反省いたします。今日から夜は室内にいれよう、ルッコラだけは。

カラシナ系のパーマグリーンはずいぶん収穫できた長持ち葉物ナンバーワンですが、さすがに寒くなったら生長がかなりゆっくりになってきたようです。


そこで、1度にたくさん収穫するはひかえることにし、一株に葉っぱ3枚は必ず残しておくことにしました。なぜに「3枚」かというと、なんの根拠もないんですけどね。まあ、なんとなくです。


レタスの「パリグリーン」。最初は、黒い苗用ポットに種をまき、キッチン用の水切かごで育てていましたが、株が大きくなったので穴あきポットに植えかえ、コンテナ風のプラスチック容器に引っ越しさせました。まだポットの穴からは根が出ていないけど、お元気みたいでほっとしてます。

で、このコンテナ風プラスチック容器なんですが、横のところに隙間ができてしまうんですわ。中に液体肥料+水がたっぷりはいると、容器が耐えられなくなってこんなふうにあいてしまうのだ。

まあねえ、たぶんこの容器(百均屋さんのお品)は小物入れなどに使うもので、水をいれることは想定してないでしょうから当然ではあります。

そこで、この悩ましいスリット問題を解決すべく、目玉クリップを装着。
すると、ピッタリとじてくれましたぜ。

でもでも、水の水圧で容器自体が破裂する恐れもあるかもなので、にわかに安心はできませんな。できれば、もっと丈夫な容器ととりかえるか、せめておなじコンテナ容器を2個重ねて使うことをおすすめします、と自分に言い聞かせたしだいです。


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2022年1月2日日曜日

新年の種まき

 横着して初詣に行かず、ベランダから初日の出を拝んだ元旦でした。

こんなわたくしですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。


そして、おせちも作らず、お雑煮も食べずのお正月ではありますが、お花はいけました。フラワーアレンジメントをする友人がお花を選び、生け方も手取り足取りでなんとかこぎつけたお品です。はい。



ずっと早くにお願いしていた野菜の種が暮れに届きました。いつもは早く対応してくださる種屋さんですが、お忙しかったのでしょう。種屋さんも大変なんだろうなあと思ったしだいです。


【レタス/レガシー】
冬に収穫するタイプの種なので、もう遅くなっちゃいました。今度の秋にまこうと思います。
このレタスは、フリフリの柔らかい葉ではなく、パリッとした玉になるレタス。じつは、こういうレタスにずっと憧れてました。でもなかなかうまく育たなくてあきらめていたんですが、久しぶりに挑戦してみようかと。春は新芽をだして徒長するから難しいけど、冬ならなんとかなるかも、と期待。

【二十日大根/ニューコメット】
これは実家の母に送ります。施設にいる母は二十日ダイコンを作るのがじょうずで、職員さんにもさし上げたりしているのだとか。いいなあ、どうやったらうまく育つんですかねえ。ちんちくりんのダイコンばっかりなんだけど、私。

【キュウリ/半白キュウリ】
ずっと以前に、タイのキュウリの種をいただいたことがあり、これがめっぽうよくできたのです。しかしその後その種は手に入らず残念に思ってました。それが、ネットでこの種袋の写真を見つけ、「おお、こぶりな大きさといい、半分白っぽい色合いといい、あのタイのキュウリとよくにているではないか!」とにんまりし、さっそく注文したしだい。
さて、どんなもんですかねえ?

【ミニトマト/シュガリーテール】
「Mr.浅野のけっさく」よりもお高い種でした。糖度10以上とか、ほんとだろうか。
毎度この手のお誘い文にまんまと落ちてる気もしますが?
芯止まりで放任栽培タイプだそうです。うーん、せまいベランダでだいじょうぶか?
ま、物は試し、やってみまひょ。

【中玉トマト/Mr.浅野のけっさく】
毎度頼ってるトマトです。失敗が少ないのがありがたし。今年もどうぞよろしく、なのだ。

…てなことで、元旦、まずはトマトの種まきをしました。水で湿らせたキッチンペーパーの上に2粒ずつはさんで、タッパーにいれ、夜はお布団の中へほうりこみ、昼は陽の当たる窓辺においてみます。芽でたいお正月になってくれたら、うれしいでーす。



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2021年12月31日金曜日

レタスの引っ越しに明暗

 レタスの「パリグリーン」は、黒いポットに種まきしてキッチン用の水切かご煮並べて水耕栽培(底面に液肥を入れる仕様に)しています。けれど葉っぱが茂りすぎて倒れる問題多発。


そりゃそうですわなあ、ポットは直径6センチ程度しかないので背丈が20センチにもなろうというレタスには小さすぎて無理ってもんでさあ。

黒いポットから根を引き出してみたら、根っこがとぐろ巻き状態。なんとかいたさねば。


そこで、容器を変更することにしました。先日栽培が終わったカブの跡地があいてますんで、そこに引っ越しさせようかと。

まずは、穴あきのポットにキッチン用の水切ネットを重ね、そこにレタスの苗を入れてバーミキュライトで隙間を埋め尽くします。


これをば四角いコンテナ風の栽培容器にセットして完了。わーい、簡単だあ。


これで少しは苗が傾くのを防げるんじゃないかと思うのですがどうでしょう。


一方、こちらのレタス「ハンサムグリーン」。

珊瑚みたいに見えるレタスで、だいぶ横幅が広がってきたようです。

どれどれ、こいつも引っ越しさせようぜと、ポットを引き上げようとしたんですが…

動かんのです。なんで?
水切かごをめくってみたら、根がお隣同士からまってました。

これじゃ動くわけないわ。無理にはがしたら根が傷むし。しかも、こんなに緑色の藻が生えていたなんて!
せめて容器を洗ってやりたいけど、どうしたもんやら。
とりあえず、ザルのほうはそのままにして、下の桶のほうをはずして洗いましたけども。藻は消えてないから、いずれ増殖してくるでしょう。むむ~

それにしても、ポットから穴あきの鉢に引っ越しさせるのは無理そうです。
あ~あ、こうなる前に早く植えかえすべきでしたなと、反省。

明日の朝の予報は、零下7度とやら。いよいよ来ました冬将軍。レタスも夜は室内に取り込まねばなりますまい。これがめんどくさいなあ…と思うわけで。ううう

【番外編】
友人らと近所に畑をお借りしてまして、ときどきダイコンやらハクサイなどを収穫してきます。
畑は連日の最低気温が零下3度だ4度だとかいうおかげで凍土と化し、アスパラナは全滅、コマツナも瀕死の状態です。(撮影:12/24)

ハクサイは外側の葉は霜枯れてましたが、中はまずまずの状態でした。


ダイコンは収穫後、葉を取り去り土の中に埋めているので、それを掘り返す作業をいたしますんですが…、これがなかなか。午前中だと土が凍って歯が立たず、昼過ぎに行けばとけてドロドロ。まず長靴がつるんつるん滑ります。ぬかります。いつでもドロレス遊びOK状態ですな。

スコップで土をほるんだけど、掘りすぎるとダイコンを破壊してしまう恐れがあるので、シャベルに持ち替え、さらには手で掘り掘りする、なんともじみ~な作業。しゃがんでるから腰も疲れるし。
やっと掘り当てました、徳川埋蔵金。ではなく、ちまたじゃあ1本(たったの)50円也のダイコン様よ。買った方が早いんじゃねえの、と思わんでもないわけで。ハハハ

掘り出したダイコンは、葉の付け根のところから新芽がでていたりします。ヒゲ根も新しく伸ばしているし。土の中で生きてるんですわなあ。


さらには、ナメクジになめられてダイコンに穴ぼこがあいてることも。ナメクジ恐るべし。
だいたいさあ、ナメクジってこんな土の中でもの食べたら口の中がザラザラしないのかね。不思議だよ。ミミズもだけど。

ときに、畑のすみにフキノトウがあるのを発見。
春ですぜ、春。来てますよ。ちょいとうれしい。(撮影:12/30)


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