園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2021年7月6日火曜日

【番外編】草刈り後とハト

 ベランダから見えるご近所さんの草刈りが終わったのが前日の夕方。その翌日朝のこと。


全体写真左上の屋根の上に、けっこうな数のハトがとまっていた。15羽くらいだろか。


しばしのち、一羽がすーっと飛んで右上の「電線」に移動。すると続いて残りのハトもドドッと一斉に飛んで電線に。でも3羽だけはすこし遅れて電線近くの家のベランダに止まってる。その後、しばらくしてからみんなのいる電線の並びの端っこに合流。ふーん、全員が団体で動くというわけでもないらしい。


ややあって。一羽、眼下の草を刈ったばかりの「はらっぱ1」におりたつ。黒くてデカそう。

つづいて電線にいた軍団も着地。なにかをせっせとついばみ始めた。


刈り取った後には、草の実でも落ちているのか。草の実といえば秋にできるものとばかり思っていたが。そういえばキヌサヤは春だし、トマトは今とれている。草の実にも今が旬というのがあるのかもしれない。
食事に没頭しつつも、ときおり近くを人や車が通ると電線や屋根に一斉避難。そしてほとぼりが冷めれば、また「はらっぱ1」食堂に戻ってきた。

一羽だけ、はらっぱの手前にある道に降りている。この付近にも草刈り作業員さんがいたから、実のおこぼれに預かれるのかも。



同じ日の昼過ぎ(13時19分)。ハトははらっぱにはいないけど、遠くの空を旋回しているのが見える。こっちに来るんだろか。
来ましたね。今度は、「はらっぱ2」の地点に集合。おお、なんか朝より増えてるおる。25羽くらいか。

でもなぜに増えた? きっとハトのことだもの、近くの駅前辺りにたむろする軍団に〈上玉の実が手に入るぜ〉と伝書鳩でも飛ばしたかもよ。


さて、その翌朝(7/5)。はらっぱには、またハト軍団がやって来るでしょうか?
それとも、落ちた実が少なくなったろうから、来ても数羽か、とっくにどっかへ移動して来ないかも。はて?

【予想】
1.ハト軍団はやってくる。前回見たのと同じ20羽くらい。
2.ハト軍団はやってくる。さらに団員数をふやしている。
3.ハト軍団はやってくるが、数が減少している。
4.ハト軍団はこない。

昼過ぎ(午後12時36分)。マンションの部屋6階で昼食を食べていると、ベランダの外からバタバタと羽ばたく音が聞こえた。窓に目をやると、階下からハト軍団が上がってくるのが見え、はらっぱの近くにある赤いレンガのお宅の屋根(全体写真中央)に着地したもよう。

写真を見るに、30羽ぐらい。草刈り跡地食堂は大繁盛ですってよ。

夕方(16:21)。
「はらっぱ1」に20羽あまりが滞在中。


のち、左手のマンションを一周して…

屋上に。

そのうちまた降りてくるのかと思ったら、そのまま5時すぎてもまだ屋上休憩中。ほとんど動かず。へええ、こうして同じ場所で長らく過ごすこともあるのか。
暗くなってきた6時頃に見に行ったときにはもういなかった。

なお、翌日7月6日の朝からはハトご来店を見かけていない。
次回の開店は、おそらく草が伸びる10月頃かと予想。その頃にはメニューに昆虫もありかも。ハト軍団はさらなる大所帯になるのやら? たのしみに秋を待つとしよう。 

【追伸】
じつは、ハトが苦手である。以前畑にエダマメをまいたとき、豆腐の入れ物をかぶせておいたのに掘り返えされるわ、再びまきなおすも、双葉をもぎとられてマッチ棒にされるわでカンカンになってると、頭上の電線でホッホーと鳴くハト。むくつけきやつ。ゆえにあの一件は許してはおらんぞと、一応申し述べておこう。


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2021年7月3日土曜日

トマト8株今頃の植えかえ

 トマトは5月5日にタネまき。その後、2リットル相当のプラ容器で育てていましたが、ボトルと同じ背丈になり、風が吹くとゆらゆら。折れそう。やばい。植えかえなきゃ。

そう思ったのが、6月28日。トマト全8株。


だけど、作業にとりかかったのは2日後の6月30日。というのも、容器の準備がちょっとやっかいなのだ。
ペットボトル風のプラ容器から苗を取り出すのは、穴のあいた鉢を引き出せばいいから簡単なんだが。

引っ越し先のスチロール箱がね、大きくてね、液肥を1箱につき20リットル分も作って運ばねばならんのだ。まず、4リットル入りの焼酎ペットボトルに調合し、キッチンからベランダへ5往復の配達。これを、さらにもう一箱分。

でもでも、これが終われば、後は苗をスチロール箱にポンと入れるだけ。やれやれできたわい。こちら、中玉の「Mr.浅野のけっさく」2株。


つづいて、ゴミ箱で作った容器にも液肥の配達。左から「ピッコラカナリア」1株と「プチぷよ」2株。こちらは、ゴミ箱1個につき5リットルくらい。


よし、これで終わったわい、といきたいところだが、まだお残りあり。これ、どうするよ。3株もある。


えーっと、また明日考えよう。寝る。

7月1日。ミニの「フルーツゼブラ」をゴミ箱容器に引っ越して、残るはこの2株。あ、Mr.浅野が今にも倒れそう。急げ!


だがここで悩ましい問題が一つ。どれをエアレーション付きの栽培容器(ホームハイポニカぷくぷく)に入れるか、なんですわ。

このホームハイポニカぷくぷくに入れるには、難関があるのです。

まず、鉢から抜き取った苗の根を水につけて、バーミキュライトを洗い流しますのさ。


げっ、ちぎれた根が浮いてる!

ま、まあしょうがないよね。切れちゃったもんは。忘れよう。

次に、容器の蓋についてる、この直径3㎝くらいの穴に苗の根をくぐらせてなきゃならんのである。これが…うーん、ドキドキ

で、できた。


蓋の上から見るとこんな感じ。やれやれおさまった。


というわけで、この蓋通過という難関を突破できる苗の条件として、できるだけ根がはってないほうがやりやすいわけなんです。となると、中玉の「Mr.浅野のけっさく」はもうだいぶ大きいから、まだ小さいミニトマトの「プチぷよ」を選択したしだい。

そもそも、ハイポニカぷくぷくで苗を育てる場合、発芽してすぐくらいのもっと小さな苗の頃から容器に入れて育てるんでしょうね。でもそうすると、この大きな容器をずいぶん前からずーっとベランダに置いとかなきゃいけないわけですよ。極小の当ベランダではついつい〈苗はぎりぎりまで小ぶりな容器で栽培する〉が基本になるんであります。

てなことで、晴れて全8株の引っ越し完了。

こちら豪邸組のトマト3株。


そして、ゴミ箱ハウスの5株。

しっかしなあこれ、実がつくのはおそらく11月頃ですぞ。それまでたった1個の収穫も得られない苗を、この陽当たりよろしい最前線(当社比)にならべとくだなんてねぇ。

だいぶアホな選択だったかも。

ま、どうせ全部の苗が無事に育つわけじゃなかろう。そのうち淘汰されて1株か2株に減数されるさ。もしもみんな育っちまったとしても、真夏は日除けになってもらえるぞう。ありがたいぞう。

はい、そう思うことにしましょ。


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2021年7月2日金曜日

ねじれたレタス

 レタスの「ハンサムグリーン」。葉先がちぢれ、葉が密集して珊瑚のような形に育つレタスなんですが、どうも怪しい風情。茎がやけに長くて、横倒しになってるんですわ。(撮影:6月30日)


横から見ると、寝転んでるというかだらけてるというか。

しかも、茎がねじねじだったりします。何を悶絶してるんだか。

レタスを冬に栽培すると、きりっとしまった苗になってるんですがねえ。
ほらこちら、去年栽培したときのもの。10月3日でした。茎がピンって立ってるんです。こうでなくちゃあ。

何故か?ちょいとネット検索してみたら「レタスは長日植物で、日照時間が長くなると花芽ができる」んだとか。ふむふむ、そのせいで間延びした苗になってるのかもしれません。うーん、あきらめて撤収したほうがいいかも。

ただ、今はちょうど夏至が終わって日が短くなる方向ですんで、ひょっとしたらひょっとして持ち直すかも。ダメ元です。もうしばらく様子をみることにしましょ。

7月2日。あれからたった二日しかたってないけど、ど、どうかしらねえ?


茎はグネグネしてるものの、葉が広がってきたような気がするんですけど、どうでしょう。

もうちょっと待ってみよ。諸君、期待してますぜっ!


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2021年6月28日月曜日

在庫のスプラウトを使い切ろう

 住んでいるマンションの大規模修繕工事が終わりに近づき、ベランダの使用解禁。少しずつ野菜栽培を復活させています。トマトと葉物、それにスプラウトも育ててます。

というのも、工事中は室内でしか栽培ものはできないだろうと買い込んだスプラウト用のタネがだいぶ残っておるもんで。
とはいえ、ソバは相変わらず発芽率がよろしくありません。(撮影:6/13)


根元にたくさんタネが残っていて残念感がつのります。

あんまり期待できそうもないので、このあとのタネまきのときは、袋に残っていたタネを全部ぶちまけてしまいました。容器のザルにぎっしり。1階どころか3階だて分くらいの厚さあり。

6月25日。おでましになりましたようで。

 

6月26日。ありゃ、きのうよりがぜん増えてる! さすがにタネまきすぎたか。


いやいや、これぐらいの密度で発芽してこそ、タネ袋のあの美しいグラビア写真みたいになれるんじゃなかろうか。いいぞいいぞ、この感じ。
そうか、ソバのスプラウトはどっさりタネまきするのがコツなんだね。

それなら、ダイズとヒマワリはどうだろう?
残ってるタネ、全部水につけたのが6月24日。


翌日。ザル付きの栽培容器に入れたいが、それもうないし。そもそもヒマワリもダイズも根が太くてザルの目からでにくくて倒れてしまうんである。しょうがない、ポットにスポンジを置いて、その上にタネをのせてみるか。

2日後。おでましおでまし。

ダイズ。根がちょろり。

ヒマワリ。ダイズほどじゃないけど、いくつか発根。

その翌日、6月27日。
ダイズ。ニョッキニョキ。モヤシっぽいぞ。

ヒマワリ。でそろいましたなあ。

こう毎日変化があると、な~んかたのしくなっちゃいます。そうか、スプラウトって、刻一刻変化する瞬間をつぶさにたのしめるところが魅力なんだねきっと。土の中にタネまきしたんじゃ見えないもんなあ。

そして、おしげもなくタネを使うこともポイントかも。たっぷりタネまきしてこそ、きれいに勢揃いした姿のスプラウトになるんだろなあ。一袋300円でほんの数回分くらいしか入ってないスプラウト用のタネ。もったいなくてなかなかたっぷり使えませんがね。

最後に残り物処分のつもりでタネまきしてみて、ようやくスプラウト栽培の極意をちょっぴり知った気がします。

あ、スプラウトでめんどうなのが、水かえです。古い水をすてて新しく水を入れるだけなら簡単だけど、容器についてるぬめりをこすり洗いするのがどうも苦手。苗の入ってるザルの横部分もごしごしする。この作業をしないと水の痛みが激しいのだ。今、梅雨だし。こうした「マメさ」も大いなる必須項目ですか。うーん、苦手。


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