園芸でちょこっと科学

園芸でちょこっと科学
タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2022年6月13日月曜日

栽培終了の決め手 カラシナの場合

 カラシナの「コーラルリーフプルーム」。全部で18株。水耕栽培です。

ひとつのグループは、ひかげに置いてました。どのくらいひかげかと申しますと、ベランダの住宅側付近で、トマトの苗の手前です。トマト苗の隙間からちょろっと日が差すかなあという程度でしょうか。


もう一丁は、ひなたで、2株だけをベランダの手すり付近に設置しています。上には屋根=上階の床があり、直射日光があたるのは今頃ですと2時間くらいかな。雨はほとんどあたりません。


これらの葉っぱを1株から1~2枚ずつ収穫してたのしんでましたんですが、ふと見れば、花芽が。ついに来るべき時がきたようです。


どれどれ、しょうがない、みな撤収しますか。

一同に集めて、はたと気がつきました。

こちら「ひかげ」組のカラシナで。


こちら「ひたな」」組なんですけど。


なんかあ、色がちがうんです。隣あわせにならべてみた。「ひかげ」組が緑色に変わってしまっていたのは知ってたけど、「ひなた」組がいつのまにか紫色がくっきりしちゃってるじゃないか。


じつは、この「ひなた」組も最初はひかげに置いてあったものなのです。下の写真の左端の箱に植わっている2株で、5月25日は、まだこんな緑色でした。


これを2リットル入りのプラ容器に移しかえ、ベランダの手すりに移動していたというわけです。それにしても、いつのまにこんな紫色になってたんだか。

そういえば、ふだんはこのカラシナの葉の「裏側」しか見ていないのでした。葉っぱはお日様の方向にむいてるんだもの。

ほら、裏側はなんか微妙な緑色になってるでしょ。


私、今まで紫色だったカラシナが緑色になってしまうのは、気温が高くなってきたからだとばかり思ってました。秋や冬なら紫色で、今みたいに夏に向かう時期は緑色になってしまうのだと。
それが、日光にあたってるかどうかだったなんて、ねえ。いやあ、ベンキョウになりましたわ。

あ、今は撤収作業してたんでした。
まずは、上の可食部分を切り取りますかね。なーんか田んぼの後地みたい。

根っこは、なが~くてからまってました。

全18株。これにて終了。(片付け物いっぱいあり。生ゴミの日に間にあって、ホッ。)

しかし、こんなにどっさり、どうやって食べようか。とりあえず冷蔵庫にしまいましたけど。コーラルリーフプルームは、生食がおすすめだそうですんで、サラダですかね。
あ、紫色のはしっかり辛いです。緑色は、ちょっぴりの辛さでした。

たのしかったので、また、秋にも種まきしようと思います。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培ランキング

2022年6月12日日曜日

栽培終了の決め手/キュウリの場合

 ミニキュウリ「半白きゅう太郎」。当初3株ありましたが、うどんこ病にやられて最後の1株に。エアレーション装置のおかげで持ちこたえておりましたんですが。


下からうどんこさんが追い上げて真っ白。この粉だけで、唐揚げが一皿できそうな勢いですわ。

でも、今できているこの2個の実がもったいなくてですねえ、処分をためらっておるしだい。けど、この2個を養っていると思われる節の葉っぱは、すでに雪化粧になっておるわけで。実がなかなか育ちません。こうなるとアウトなんでしょうな。

これのさらに上にも1個、実はできたんだけど。

すっかりいじけてました。

あ~あ、指で触るとどこもかしこも白い粉、粉、粉…

てっぺんだけは、かろうじてまだ緑色だが、早晩ここも侵略されることでしょう。

根はこんなにも綺麗。葉や茎とは対照的です。

…まあ、てなことで、苗を廃棄するわけですが、それがなぜに「今日」なのか。なにも予定のつまってる忙しい今日じゃなくても、持病のめまいがまだおさまっていない今日じゃなくても、のんびりできる明日でもいいじゃないか、なんですが。

じつは、明日が「燃やすゴミ」の日なのであります。
こうした根やら茎やらの大物の生ゴミを出す前日が、そういえば栽培終了の決め手だったりするなあと気がついたしだいです。
畑だったら廃棄場所を決めておいて、刈り取った草などを随時運べるんだけど、当方はマンションですんで、「ゴミの日」がチャンスなんだなあ。

てなことで、この日はキュウリのあとカラシナも成敗しました。それはまた明日のブログ記事に。

なお、このお初栽培の「半白きゅう太郎」ですが、もう一度チャレンジするつもりです。だって、種、まだ残ってるんですも~ん。
それに、種袋には「うどんこ病に非常に強い」とありましたので、涼しくなる秋頃ならもうちょっとはうまくいくのかもしれないし、ねっ。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培ランキング

2022年6月11日土曜日

番外編:エシャ『ロット』とエシャ「レット」

 ご近所さんから『エシャロット』なるものをいただきました。「早どりのラッキョウじゃなくて『エシャロット』ですよ」とのことです。


エシャロット』ってなんだろう?

よくにてる名前に「エシャレット」というのがあるが、なにがどう同じなのか、ちがうのか。

ウィキペディアによれば、『エシャロット』は、「ヒガンバナ科/ネギ属/タマネギ種」とありました。ベルギーをつけて『ベルギーエシャロット』とよんで間違えないように区別していることもあると知りました。

一方の「エシャレット」。束になって緑色の葉も一緒に紐で結んで売ってたりするするものかなあ。ラッキョウの若採どりした物だそうな。こちらは、「ヒガンバナ科/ネギ属/ラッキョウ種」。エシャロットと呼ぶエシャレットもあったりするそうです。うーん、混乱。

てなことで、最後の「種」にあたるところが、『エシャロット』は「タマネギ種」で、「エシャレット」は「ラッキョウ種」ということのようです。

なにやら、ややこしいことで。

ともあれ頂いた『エシャロット』を洗ってそのままかじってみました。

形状は、どうみても小粒のラッキョウだけど…


まず匂いがタマネギ。いや、タマネギよりもずっと穏やか。ラッキョウのような強い匂いはありません。タマネギだものあたりまえか。

シャキシャキするけど、筋はなくやわらかくて爽やかな甘味あり。じつにおいしい。

頂いた『エシャロット』はなんでも、「ほとんど手を入れず、雑草の中に混じっているような状態だったから粒が小さいのよ」ともおっしゃってました。

せっかくだから自分でも『ベルギーエシャロット』を育ててみたいもんだと思い、苗(球根?)を調べてみましたらば、けっこうなお値段で!

球ですと、

.Sサイズ25粒で350円くらい。

.100粒入りで880円というのもありました。

種子だと、3グラムで600円かなあ。

あ、そうそう、タマネギ、ですからねえ。1苗から1珠しかできないのだよなあ。

…てなことで、お財布とよーく相談いたさねば、です。

それにしても、お初の食べ物『エシャロット』という貴重なお品をいただき、ありがたいことであります。


【おまけ】

近所にお借りしている畑がありまして、友人らと一緒に野菜をつくってたのしんでおるんですが、その畑の敷地にはカキやクリ、ウメ、ユズ、グミ、ワラビ、フキ…などいろんな木や野草なども育ってまして、折々にそれらの果物などもいただいています。

先日は、友人が「これ、キクラゲだよ」と、とってとってくれました。初めてみる、なまのキクラゲ。


さわると、ブインブイン戻ってくる弾力があります。すごいね、生きてるものって。
お味噌汁に入れて食べました。(とはいえ、ほんとは、本物のキクラゲかどうかビクビクものではありましたけど。)
さて、お口にいれたら、こりゃまあ、なんともはやおいしい。
乾燥のキクラゲと、こうもちがうものだったとは。いやびっくり。

なお、今のところお腹もこわしてないし、笑いすぎたりもしないからだいじょうぶ、かなっ。あ、よく物忘れするのは、キノコのせいじゃないのかなあ。

2022年6月9日木曜日

遅くなったけど種まき3種

 シソなんてとうに苗で売られているというのに、今頃あわてて種まきしました。

青チリメンシソと、バジルの「ボロッソナポリターノ」、そして「関西ミツバ」。



とはいえ、シソもバジルもだいぶ古い種なので、発芽するかどうかあやしいです。

ミツバは、植え方をちょっと工夫してみました。前回、バーミキュライトが少なくて苗が容器の下のほうに植える格好になったら、どうも風通しが悪かったみたいで、茎が腐り、虫がわいてしまいました。

そこで、このたびは、バーミキュライトを多めに入れてみたのです。

容器のふちから5.5㎝下まで。


もっと入れることも考えたけど、発芽したあと茎をヒョロヒョロにしてしまうことがままあるので、増し土をする場合を考慮して、この高さまでにしてみたんだけど、どうですかねえ。

一応、バジルよりは分量が多めです。
バジルは6.5㎝ですし。あ、たったの1㎝しかちがってないじゃん。あらま。

おケチなわたしなので、なかなかたっぷり使うことができませんなあ。ハハハ

ところで、バジルなんですが。翌日のぞいてみたら、種が白っぽい半透明の粒々に変身してました。ううっ、なんとも不気味。バジルって種まきすれば毎度こうなるんだけど、いつ見ても、ギョッとしてしまいます。


…てなことで、なんとか、夏場の素麺やらパスタ、ピザのときの飾りと香りづけに間に合うといいんですけど。
どうもなんか、育つ前にスーパーで買って間に合わせちゃいそうな予感…


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培ランキング

2022年6月7日火曜日

キャベツとミツバ、ひっそり終了。

 キャベツの種まきは、3月11日でした。3か月たつわけだけれど、ちっとも大きくなる気配がありません。葉ボタンのまま固まってるふうなの。


上からのぞいてみた。どの葉もガッチリと固い。

中心部分。わずかに巻いているような、いないような。


根は、これまた伸びず。


葉を少しかじってみたら、特に苦いとかまずいとかいう味はしないのだが、固いです。歯が疲れます。

ま、これが結果ですからいたしかたありません。終わりにいたしましょう。


もう一丁は、ミツバ。朝に晩にちょくちょく摘んで重宝しておりましたんですが、どうもあやしい。


収穫するたびに、栽培容器付近からブオーッと飛び出してくるごく小さな羽根のある虫。ご近所さんにもご迷惑になりそうである。

たぶん原因は、この根元部分かと。密集させていたことや、栽培容器のふちよりだいぶ植えたので通気性がよろしくなく、腐ってしまいました。


引き抜いた根は真っ黒。うううっ

種まきがいつだったかと調べたら、去年の8月20日だそうな。おお、私にしてはかなりの長持ち野菜でしたなあ。よくがんばった、がんばった。(ミツバが、ですね。)
ちょうど花も咲いてしまったことだし、こちらもおしまいにいたしましょ。


あ、可食部分を選んで、洗っていただきます。すてませんぞ。


それにしても、キャベツ、残念であります。ひたすら観葉植物で終わってしまったなあ。

よおーし、次回はぜひ、秋の陣でやってみようじゃないの。
種袋には、「甘さがちがう」とか「良質でやわらか」とか、ワクワクなお誘いの文言がならんでるんですもん。


そして、ミツバ。これがまたどっさり入ってる種袋なのだ。2デシリットル入りで、たしか1袋700円くらいのをネットで買ってしまったのよね。まちがって。(この手のまちがいはたびたびで、同じ種を3袋もポチってしまった前科あり。)

近所でお借りしている畑を一緒にやっている友人らには「ミツバなんかわざわざ買わなくても、その辺の土手にいくらでもはえてるじゃん」「畑にだってはえてるんだから、根っこごとベランダに持っていけばいいのに」とか、言われ倒されております。(チッ)

ま、その通りなんですが、買っちゃった種を無駄にはできませんからなあ。

さ、暗い過去は片付けたことだし、未来にむかいましょ。
キャベツ、ミツバ、待っとれ~!


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培ランキング

閲覧回数の多い記事