園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2021年5月7日金曜日

ふつうに野菜のタネまきしちゃうのだ

 ソバのスプラウトなんだが、これがまあなんともしょんぼりな結果である。

タネをそれぞれ40グラムと30グラム、栽培容器にまいて10日後がこれですわ。(撮影:5/5)



伸びきった茎もさることながら、発芽しないタネがこんなにも。
可食部分がこれっぽっち。


ま、でも茎がおピンクでおきれいなので、この日さばいたイナダの刺身にそえましたけども。

なんともさびしい。スプラウトってどうもなんだかなあ。大量のタネを使うわりに収穫量がとぼしい、とぼしすぎるじゃないか。しかも、このソバのタネなんか、約60グラム入り275円もしますのさ。2回育てりゃ終わる分量。そして、1回の収量がこれだもーん。
プッチーン。切れましたな、我が堪忍袋の緒。

住んでいるマンションが大規模修繕工事のため、ベランダで野菜栽培ができないからスプラウトでもと始めたわけだが、こりゃもうおしまいにいたしませう。

ええい、ふつうにタネまきして育てようじゃないの。工事も大詰めでベランダ側の壁塗り終わったし、床の防水工事もほぼすんだみたいだし。ベランダに自由に出られ日も近いにちがいない。

冷蔵庫から在庫のタネを取り出して、床に並べてみた。
けっこうありますなあ。

さて、どのあたりのタネなら今時分でも育てらますかねえ。

ダイコン、ゴボウ、カブ。あ、これはちょっとさすがに無理でしょう。もうじき夏だし。



レタスとか、セロリとか、こういう葉物あたりが無難でしょう。

おっ、バジルもシソもあるじゃん。

ブログのお仲間の、さきさんから頂戴したレタスだってある。

どっさり入って重いミツバは、手つかず。

さ、まきましょ、まきましょ。第一陣は、こちら。
シロナ、赤シソ、青シソ、バジルのボロッソナポリターノ、レタスのハンサムグリーン、ルッコラ。

なーんか、こんな感じだったよなあ、タネまきって。ちまちまウレタン切って、竹串で1個ずつタネを置いてさ。タネの名前の短冊の紙を、わざわざ色変えて書いて貼ったりして。

うん、だんだん取り戻してきましたぞ、わが野菜栽培意欲。

ええいついでじゃ、トマトもやっちゃえ。今なら、11月に収穫できるかもだよ。

タネを、水で濡らしたキッチンペーパーのあいだにはさみ、タッパーにいれ、ヨーグルト用の保温器に放り込んだ。


便利ですねえ、これ。温度設定ができるんだもん。トマトの発芽温度は、25度~30度だそうな。ヨーグルト(ケフィア)は25度。パンの酵母は28度。

じつは、この〈ヨーグルト発酵器がたねの発芽にも使える〉とは知らず、たまたま野菜栽培のブログ記事を拝見して教わりました。こういう発想って、すごいなあと思います。

がしかし、ヨーグルト発酵器は1台しかないので、パン酵母やヨーグルトを作りたいときは、明け渡さねばなりません。おっとそのときは、ホームベーカリーにやらせよう。あれにも発酵機能は(28度だけだが)あるのだし。
さあ、果報は寝て待て。夜な夜な蒔いたタネをのぞいて眺めてはニヤけるとしようじゃないの。


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2021年5月5日水曜日

長生きな水耕栽培のクレソンでした

 水耕栽培していたクレソンに、花芽がついたようです。(撮影:5/4)


こうなると茎が固くなると園芸関係のサイトさんに書いてあったので、ここらでお開きにしますか。

葉が傷んでだいぶくたびれたお姿にもなりましたし。


タネまきは、調べたら昨年の5月28日だったようで。ずいぶんと長生き。私のクレソン栽培史上(といっても、数回だが)最長記録になります。

葉っぱを刈り取ったあと。泥土ですな。元は、バーミキュライトだったんです。もう原型がどっかいっちゃってますなあ。


ひっくり返してみました。キッチン用不織布にくっついてしまってるから、簡単に返せます。ふーん、根がところどころ出てる感じなんだ。びっしりってわけでもないんだね。


この水切かごと桶はあらって干して、また使うことにしましょーっと。

痛んだ葉を取り除き、可食部分だけ(全部で一握り程度)を収穫。数枚を、この日作ったピザにのっけて焼いてみました。


なんか、ひからびた草にしかみえんではないか。バジルもルッコラも、どうも生地と一緒に焼くより、焼いたあとにのせたほうがありがたみがあるような気がするんですが、どうなんでしょう?

ほんとは緑色くっきりなクレソンの名誉のために、キャベツにのせたクレソンもご覧くだされたし。

まだ固くもなくちょっと辛いクレソンでした。これにて終了。
タネはまだありますんで、秋頃に次回をスタートさせようと思います。

【栽培メモ】
それにしても、なかなかに長生きだったクレソン。いつになくうまくいったのはなぜだろう。
そういえば、以前は栽培容器が直径9㎝くらいの小さいポットだったり、2リットルのペットボトルだったり、おおむね小ぶりな容器でした。
そしてこのたび。そんなふうにちまちまポットに入れるのがめんどくさくなり、水切かご全部にバーミキュライトをドバーッと敷き詰めて終わりにしちゃったのです。
案外、それがよかったのかも。川の近くで見かけるクレソンも、なんかそんな泥みたいなところにに生えてるみたいだし。
それに、横にはう植物のようだから、広い容器のほうが伸びやすかったのかも。

また、冬は日中、ベランダへ。夜は室内にとりこんでました。おお、われながらよく頑張りましたこと。そのためかロゼット状になることもなく、青々とした葉のまま推移してましたっけ。


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2021年4月24日土曜日

かろうじてあるベランダ野菜

 住んでいるマンションの大規模修繕工事が始まったのが2月。終わりが7月末なので、あと2か月ですか。
工事前に育てていた植物を処分し、今、これだけ残っています。


工事の間、ベランダに洗濯物を干せる日かどうかがわかる「洗濯情報」なるものが、マンションの集会室前の黒板に張り出されます。また、ネットでも同じ情報を調べることができたりもして、ずいぶん進化したもんだとびっくり。

ともあれ、ベランダ使用OKの日だけこれらの野菜を室内から運びだして外気浴させてます。
このところ塗装作業がつづき、この日(4/23)は久しぶりに解禁になって外に出せました。
例年の今頃は、トマトが1メートルくらいの背丈になっていたりしましたが、今年はこれっぽっち…

と、思うわけです。ま、でも今年の目標は、「今ある野菜が生き延びること」ですんで、のんびりぼちぼちやっていきますかね。

こんなキビシイ環境にもめげず一番元気なのが、クレソン。


タネまきが去年の5月28日でしたから、もうじき1年になります。
しばらく前にたくさん刈り取り、またちょっとずつ育ってきたところでしょうか。痛みも少なく、もうじき収穫が期待される野菜、というか雑草ですな。

お次は、エルバステラ。3月31日あたりは、こんな茂りっぷりでした。


その後、がっつり刈り取り、今は坊主頭状態。(撮影:4/23)

噛むとプツプツ歯切れ良し。のち、ナッツのようなにんやりとした風味というか感触が残ります。ちょっと変わった野菜(というか雑草)かなあ。
クレソンもエルバステラも丈夫さがありがたいです。

そして、最もあやういのが、イチゴですわ。四季なりイチゴの「めちゃウマ」なんですが。
葉のふちが茶色くなって傷んで朽ちていきます。

3月31日。この頃はまだ、花も咲き(小さいけど)実も(赤くならないけど)できてるふうでしたが…


4月23日。ただ数枚の葉を残すのみ。


おーい、だいじょぶかあ、と声かけております。ハハハ

てなことで、お楽しみはもっか室内で育てられるというスプラウト。
で、そのスプラウトですが、ソバはだいぶ伸びきってしまいました。


こうなる前、茎が5㎝くらいのところで暗がりから外にだしてやればよかったのかもしれません。発芽がそろわないので、短いのが伸びるまでと、ついつい欲ばって待ってしまったんだなあ。〈茎が長いから可食部分がふえた〉ともいえるわけで、これはこれでいいことにしましょ。収穫は、明日の朝にでも。


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2021年4月14日水曜日

ソバのピンク色にうっとり

 ソバのスプラウト栽培は今年、何度めになるんだか。まだまだ続きます。そりゃそうだ、なにせタネは450グラム入りでしたからね。まだこれだけ残ってますんで。


4月6日にタネまきして、7日後(4/13)。ごりっぱに伸びたようです。

こうなれば、もう覆いをどけてもいいんじゃなかろうか。

翌日(4/14)。お足元がおピンク。フラミンゴ状態に。

何度見ても、へえ~って思ってしまいます。このピンク色の正体はなんでも、ポリフェノールの一種で“アントシアニン”というものだとか。なにやらよくわかりませんが、彩りよろしでお料理映えしますなあ。


お味は、あっさりさっぱり爽やか風味。パクパクとあっという間の消費ですな。

ところで、このお皿の分量を育てるのにタネは40グラム使いました。わがやでの発芽率はあまりよろしくないみたいなので、だいたいこれぐらいタネまきしています。これだと、栽培容器一面どころか、ちょっとこんもりになるんですけどね。
これより少ないと少量しかできなかったので、こんなもんかなあという具合です。上手に育てたらもっと無駄なくいくのかなあ。要研究ですな。

さてさて、ソバ以外のスプラウト用タネが尽きてしまいました。
さびしいので新商品を発掘いたさねば。ちまたのサイトさんをのぞくと、ブロッコリーとか赤キャベツとかマスタードなどがあるようで。栽培容器のザル穴からタネが落っこちないお品がよろしいのだが、どんなもんでしょう。いざ、ネットうろうろの旅へ。


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2021年4月13日火曜日

スプラウトのダイズ収穫

 タネまきがいつだったか記録がないダイズ。
4月10日。こんなふうになりました。長いのあり、短いのあり。不揃いのダイズたち。


スプラウト栽培用の容器ではなく、お茶パックにタネまきしました。というのも、前回ヒマワリのタネをまいたとき、容器のザルの穴から根が出られなくて横倒しになったので、ダイズもヒマワリ同様大きなタネなので、その二の舞になってはいかんと思ったからです。

スプラウトは水だけで育つのがウリなのに、お茶パックとバーミキュライトを追加って、なんかもったいないけど、ま、しかたがありません。

さて、いつ暗いところから外にだすか、です。暗闇に長くおいておけばさらに茎が伸びて可食部分がふえると思うんですが、長いものはすでに本葉をちょろっとみせてるから、ここらが限界ですかね。

外にだして3日後(4月13日)。双葉が緑色に。


あれ、今気がついたんだけど、スプラウトって、ソバとかヒマワリとか双葉が開いてから食べてるような気がするんだけど。ダイズの場合は「双葉が開く前」に食べるんだろか。タネ袋のパッケージ写真は開いてないんだもん。


双葉が開いてしまったら、美味しくないのだろうか?

もしかすると、豆の風味がしなくなるのかもしれないなあ。

となると、収穫は今ってことになりますか。

では。お茶パックから引っこ抜いて洗いました。


根っこは、どうしよう。たぶん、取るよな。モヤシも真面目に調理するときは根を取るらしいし。(めんどくさくて、めったにとりませんがね。)

これでどうかな。


う~ん、なんかこう、色味がごついですね。迫力があるといいますか、野性味があるといいますか。写真のお上品な黄緑色とは似ても似つかぬ風情です。
お味は、見た目通り。渋みがかった大人味でしたな。双葉になりかけの豆部分が甘みがあったり苦味もあったりでした。ひょっとしたら加熱すると爽やかに食べられたかも。次回はゆがいてみることにしましょう。タネ袋にはあともう一回分ほど残っていますんで。

【おまけ】

知り合いの方から菊の挿し芽用の苗をいただきました。


菊は菊でも、お花だけでなく食べても楽しめる「もってのほか」という品種だそうです。当方の極小ベランダでは育てられないけど、近所にお借りしている畑ならうまく育つのではないかと思うのですがどうかしらね。やってみよ~っと♪
なにせ「食べられる」とあらば、頼もしい限り。期待してますぞ。


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