園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2020年8月14日金曜日

真夏にイチゴ

 イチゴ(四季なり「めちゃウマ」/日本デルモンテ野菜苗)のランナーとりにいそしんでおります。といっても、親株は1株だけなのでさしたるお世話もなく、液肥を追加してぼーっと眺めてるぐらいのもんですが。(撮影:8/12)

今のところ順調に隣り隣りとランナーをだしてくれてるみたい。けっこうけっこう。

このイチゴの親株ですが、もともとは1本だったはずなのに、横から脇芽をだして何株かに増えたみたいになってます。大所帯になったからランナーでもだそうかという元気があるのかもしれません。


どれどれ、せっかくだから、りっぱに育った親株の根っこでも見てみますか。


まっくろ!!

イカン。よくまあこれでランナーだしをしているもんだわ。

とはいえ、今からどうすることもできなでしょうなあ。せめて痛んだところを切り取りつつ、液肥をまめに取り替えてみますかね。

ところで、この親株ですが、しばらく前にもランナーをだしていて、その最初の一株は切り離してポットに入れていた子株があります。それがまあ、なぜか、もう花を咲かせてしまってますのさ。今年のランナー出身の子株からすぐさま花芽がでるってこともあるんですねえ。いやびっくり。


ん?ポットの下にちょろっと白いものが。

あ~あ、根っこがでてますがな。植えかえしたほうがいいでしょうね。


また、これらとは別に、ランナーはださず、まだせっせと花芽をつけ、実も生産中の親分株がありますのさ。

こんなに暑いのに、まあお元気なことで。根もお元気なんだろか?

これは茶色ってわけでもないから、まあまあいけそうですかね。

そういえば、イチゴの液肥は他の野菜よりも薄めて使うようにするといいらしいんですが、近頃すっかり忘れかげん。濃い状態ままドボドボ放り込んでたのでした。だ、だいじょうぶだったかしら?

お暑いときは、濃い液肥のほうが、ファイト一発お元気もりもりドリンクになったりして?

ちなみにわたくし、冬に濃い液肥を入れて葉の先をまっ茶色→枯れさせ名人であります。


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2020年8月13日木曜日

新旧入れ替えたいトマト

 今、トマトは1月1日にタネまきした古い株と、6月1日にタネまきした新しい株と2種類あります。古い株の収穫を終えて新しい株に切り替えていきたいところなんですが、これがなかなか。
古い株を処分しかねて、新しい株との共存状態になっております。

もう一丁、となりのこちら側も混在してます。

ともうしますのも、新しい株は長雨で徒長してヒョロヒョロ。どうにも頼りないのでございます。

しかし、ヒョロヒョロでいながら実はつけているという。

こちら、新株の「キャロルパッション」の実。

新株の「Mr.浅野のけっさく」の実。

もったいないから、これらの実を収穫するまでおいといてですねえ、そのあとはバッサリ茎を切り落とし、その下に生えてきている脇芽を主役にすえて育てていこうと考えました。

ほらね、この新しい株(キャロルパッション)の下のほうには脇芽がほいほいでてますでしょ。


いやいや、ちょっと待て。新芽がよくても根が傷んでいては元も子もあるまい。根も点検しておかなくちゃ。

新しい株の根はどうかな?
「キャロルパッション」の新株。白いし、しっかり固めだし、いいですねえ。


「Mr.浅野のけっさく」の新株。ゲゲッ茶色! 極めてよろしくありません。

うーむ、となると、新株には頼れないかもしれません。

ここはひとつ、旧株にがんばっていただかねばなりますまい。

「Mr.浅野のけっさく」のご老体その1。

上の方はすでにバッサリ落としているので、下の棒部分だけが残ってます。
新しい脇芽ができてるけど、だいぶ上のほうなんだなあこれが。

「Mr.浅野のけっさく」の旧株は、もう一株ありまして。

こちらも新しい脇芽がだいぶ上のほうにしかでておりません。
もっと下にできていれば、実をつける段数が稼げるのになあ。ま、しかたないか。

あ、根も確かめておこう。こちら、浅野ご老体の根。

ほう、ご立派。当ベランダでは豪邸にあたるスチロール箱育ちだからですかねえ。ふっくらしなやかな根がたくさんできてました。

てなことで、古いのも新しいのもそれぞれ一長一短ありけりなようで、切り替えられぬままぞろりみな並んでます。(ベランダせまいのに…)

まだ続であろう酷暑、来るかもしれない台風、うれしくない秋の長雨……と、どれもハードル高いなあ。はたしてどれが生き残ってくれますやら。


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2020年8月12日水曜日

水耕栽培の養液温度調べ

 昨日(8/12)の新聞記事に最高気温の高い地域の一つとして、このあたり東京都青梅市も39.6度がランクインしていたもよう。「ひえっ!まただあ」と苦笑い。東京都(といっても当地は西のはずれ)で暑いとか寒いとか雪がいっぱい降ったとかの記録がでるからですかねえ。

さて、せっかくかくもお暑いのだから、何か作業をしていたほうが気が紛れると思い、ベランダの水耕栽培している容器の液肥がいったいどれくらいの温度になっているもんだか調べてみることにしました。

まずは、ベランダの気温。午後3時30分頃「36度」。温度計は、直射日光があたらない室内側の壁で床から1メートル上にあります。


ベランダには小さい容器から順に、ペットボトル、ゴミ箱、四角いプラスチックボックス、スチロール箱が設置されています。液肥の温度は、気温より高い温度なのか、それとも低いのか。容器の設置場所がみな同じではないので、結果はバラバラになるだろうと思いますが。

1.まずは一番小さい容器の「ペットボトル」。フェンスに取り付けてあります。ちなみに野菜は茎ブロッコリー。

ペットボトルの液肥の温度は、35度。「気温より1度低い」ということになるかな。


2.お次は、丸いゴミ箱容器。床に直接ふれないようにスチロールの板や箱を置き、その上にゴミ箱がのってます。中にはトマトの苗。

丸いゴミ箱容器の液肥の温度は「35度」あたりでしょうか。ほう、気温より1度低い。


3.ボックス型の容器にはシソが入ってます。

ボックス型の箱の液肥の温度は「33度」。気温より3度低い。


4.一番大きなトマト苗のスチロール箱はどうだろう。大きいだけに低い値になるのでは。



スチロール箱は「33度」。気温より3度低い。なーんだボックス箱と同じです。


5.ついでだから、液肥がオープンになっている水きり容器も調べてみますかな。

これは気温にぐっと近いと思うんだけど…

「33度」でした。気温より3度低い。あれま、スチロール箱と同じじゃん。

ということは、

液肥の温度が高い順に、ペットボトルと丸いゴミ箱、四角いボックスとスチロール箱とオープンの水きりかご…となりますか。

とはいえ、いずれも30度をこえる液肥の温度であります。寒冷紗をかけるとか、なにかしら対策がいりそうだなあと思ったことでした。

てなことで、温度調査隊、よくがんばりました。終わってエアコンの室内にもどるやいなや冷蔵庫に直行。無糖炭酸水一気飲みでございましたわ。あぢ~~


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2020年8月7日金曜日

ネギ終わる

 3月22日にタネまきした「ちゃんこネギ」。夏の薬味によく使うから夏中ずっと収穫が続けられたらと思っていたのですが。

細くなり、黄色くなり、折れやすくなり、アブラーも増殖。だいぶ弱ってきたようです。(撮影:8/3)

うーん、潮時でしょう。


いざ、撤収!



根がまばらにしか生えてなかったみたい。混み合っていたせいでしょうか。

でも、とろけてはいないようです。水温が高すぎて痛んだりはしなかったみたい。わりとよく液肥を交換した効果があったかも?

穴鉢(あなばち)をガムテープで2個くっつけた装置は、けっこういい働きをしましたぞ。この高さ分くらいは倒れずにすみましたから。




次回もこの作戦でやってみましょ。今度は3段とか4段重ねにしてみようかなあ。さらに倒れにくくなってくれるはず。

いやいや、欲ばりすぎるとバランス崩してひっくり返るかもだわ。どこが限界か確かめたいですな。

収穫したほっそりネギは、傷んだ葉をどけて根元の汚れを洗い流してたら、これだけになりました。ハハハ、だいぶ目減りしましたなあ。

細いからって薬味用にはしませんぞ。もう前回収穫したのがまだたっぷりありますんで。
今夜は、すき焼きなんざんす。そ、すき焼きに入れますの。ぜんぶ。

だって、買い物の日にネギ買い忘れたんですもん。その後追加で買おうとお店に行ったらお高いんですねえ、今。2本で250円とかなんとか。
恐れをなし手ぶらで戻ってまいりました。

さあそこで、このほっそりおネギにご活躍願おうってわけです。がんばれ細ネギ!

たぶん、加熱したらあっというまに縮んでショボくなり、お口に入れたらすーっと消えてネギを食べた実感がないまま終了かと。いいのいいの、すき焼きの主役じゃなくて、薬味になってもらうんですから。香りだけでもねってことで。
(ってことで、また秋にタネまきすることにしましょ。)


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2020年8月6日木曜日

たまには液体肥料代を考える

う~、暑さ爆発でございます。ベランダの野菜はぐったりし、カラカラの栽培容器に今日も今日とて液体肥料をせっせとついでまわる夕暮れでございました。

ところで、この液体肥料ですが、とうとうすっからかんになりつつあるんでございます。
右は肥料を薄めた水が入ってる容器。左の2瓶が肥料で、もう底の方にちょびっとしか残っていません。


こりゃいかん、急いで追加の注文。やれやれ無事ご到着なさいました。

これまでと同じく、A液とB液を混ぜて使うのを(各4リットル入り)1セット購入。
送料無料で、6,260円でした。う~けっこうしますなあ、お財布が夏バテですわ。



ときにこの1セット(2瓶)があったら、当ベランダではいったいどれくらいの期間使えるんでありましょうか。
使い方は、A液10CC+B液10CCを水10リットルに加えるというものです。

【予想】
ア.6か月。
イ.1年くらい。
ウ.2年くらい。
エ.それ以上。

えーっと、もういつ買ったかすっかり忘れておる私。たぶん、1年以上は使ってると思うんで、予想は「イ」の1年くらいかな。

【答え】
前回の購入記録を見ましたらば、2019年9月18日。ということは、約6ヶ月で使い果たしておるという計算になります。
あ~らびっくり!(そんなに使ってましたっけえ?)
液体肥料のお代は、だいたい「1000円/月」ってことになりますわねえ。
これがお高いのかお安いのか。

ちなみに、ハイポニカを使用する以前は「大塚ハウス」という肥料(粉末を水に溶かして使用)を使ってましたが、こちらのお値段を調べてみたら、

大塚ハウスの場合、7200円で5年くらい使えました。

内訳:大塚ハウス1号(10㎏)→4500円
大塚ハウス2号(10㎏)→2700円
合計→7200円

…ということは、大塚ハウスの場合、7200円÷12か月=「600円/月」ってことに
なりますわねえ。
う~ん、大塚ハウスさんのほうが「400円/月」もお安く仕上がるけど、あれは粉末を計りとるのがめんどうな手間なんですよねえ。(と思ってしまうお年頃。)

※下線部分につきまして、下記に訂正あり。

ええい、今後もハイポニカさんで参りましょう。
ちと、お財布は傷むけど、簡単作業は栽培意欲を盛り立てますからな。

ってことで、明日もまた汗だくで液肥の補充をいたしましょうかいね。
たくさんありますぞー、容器が。

トマトの入ったゴミ箱7個とスチロール箱が3個。他にも鈴なりブロッコリーだとか、シソだとか。


スチロール箱近辺には、イチゴのランナーとりの一団体もあり。


フェンスには、ペットボトルの行列あれこれ。
(たまに、エレベーターに乗っかってお越しになるお方もあり、その場合は刺されます。)

【追記:※お詫びと訂正】
先日貴重なコメントをよせてくださる方がおられ、私が計算をまちがえていたことが判明。正しくは下記です。(お教えいただきましてありがとうございます。)
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大塚ハウスは1年ではなく、「5年間」使用していたので、
7200円÷(12か月×5年=60回分)=120円/月

つまり、大塚ハウス120円/月にたいして、ハイポニカ1000円/月
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いやん、お値段のちがいが歴然ではありませんか!

しかも、今では余りがでないよう分量に差をつけてあったり、小袋(1号300グラム入り、2号200グラム入り1セット。培養液約400L分 …EC 1.3の場合)も販売されているみたいです。

…てなことで、迷うまでもなく「大塚ハウス」を選ばずしてどうするよ、な結果でございました。
ああ、それなのにそれなのに、お高い買い物をしてしまった私。お財布は秋風ピープー飛び越えて真冬の厳寒ガタガタ状態ですな。とうぶんお小遣い禁止かも。うえ~ん


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