園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2021年12月19日日曜日

キャベツくらべ

 タケノコみたいにとがった形になる「とんがりキャベツ」。ゴミ箱容器で水耕栽培しています。ようやくとがった姿を感じられるようになりました。


全部で3株。種まきは、8月20日。12月のこの時期に見ると、葉ボタンかしらと思わんでもないが。


ところで、友人らと近所にお借りしている畑でも同じキャベツを植えてまして。というか、このベランダで苗にして畑に持って行ったわけですが。それが収穫できるようになり、家にもって帰ってきました。

畑のとんがりキャベツは、外側の葉をはずして可食部分のみ。

せっかくなので、ちょいとベランダのキャベツの横に並べてみましたらば。
畑育ち、でかっ! ベランダ育ち、ちっさ!

だ、だいぶ大きさが異なりますなあ。雰囲気もですけど。
畑のは、虫食いありだし、黄緑色濃いし。
ベランダのは、つるんとして痛みなしだし、色薄いし。

試食ですが、ベランダ育ちのキャベツはまだ食べてないのでわかりませんが、友人らの話によれば、「畑のキャベツについては市販のキャベツより味が濃い」とのことでした。

さて、どんなもんでしょうかねえ、このベランダちびっこキャベツのお味のほどは。
色と同じく、うすくて水っぽかったりして。食感も固くて筋張ってたりしないかなあ。

あ、今気がついたんだけど、畑育ちのほうがベランダ育ちより収穫が早いって、なんか妙です。畑はもう霜柱が立つほど寒いのに。ベランダは北風があたらずぬくぬくしてるのに。
なんでかわかりませーん。

なお、ベランダキャベツの根っこはすごく広がってました。このゴミ箱容器じゃ小さいかもです。(でも、もう大きな容器はなし。このままで我慢していただこう。)

まあ根は元気そうだし、この後、少しは大きくなるのかもしれません。もうちょっと待ってみることにしますか。


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2021年12月18日土曜日

トマトを待つ

5月5日に種まきしたトマト。外は北風ピープーだというのに、まだ後生大事に温存しています。さすがに寒かろうと、葉のあるあたりだけ、ビニールで気休め程度のおおいをしています。

この2株は中玉の「Mr.浅野のけっさく」。エアレーションなしのスチロール箱にて水耕栽培。

ちらっちらっと部分的にではあるが、実がついているのだなあ、これが。

赤くなるのがほんとにもう遅くて遅くてじれったい。

色づいたのを一粒ずつとるのがなぜかもったいないような。その次が待ちきれなくなりそうに思うのかな。
そこでこの一房は、全部が赤くなったら収穫するぞと、決めてみた。

いつまで待てばいいのやら。年を越してしまったりして。


こちらの3株はミニトマトです。左から、実がオレンジ色になる「ピッコラカナリア」、真っ赤な「プチぷよ」、赤茶色と緑のしましまになる「フルーツゼブラ」です。みな円柱形のゴミ箱による水耕栽培。エアー無し。


「ピッコラカナリア」は、実の数が一番多い。といっても、落下してなくなってるもの多しでこんなもんなんだが。

ピッコラは色が変化するタイプのようで、黄色からオレンジ色に変わります。変わったら食べ頃なんですかねえ。よくわかりません。


「プチぷよ」は、プラスチックのおもちゃみたいにピカピカてかてか。皮が薄くて弾力があります。とてもおいしいけど、当ベランダでは病気にお弱くていつも葉っぱがうどん粉だったり茶色だったり、何かしら患っておられるご様子。たのんまっせ、ほんまに…

「フルーツゼブラ」は、株の背丈があまり伸びません。甘いとかすっぱいとかの味ではなく、だし味。アミノ酸風味でしょうかね。なかなかうれしいトマトなんだが、いかんせん実の数が少なくて、超貴重品になっとります。

トマトの株ですが、最初に育った幹(?)は、実をつけたあと傷んでしまったので切り落とし、その根元からでてきた新芽を育て、2回目とか3回目の世代になっています。

こちらは、「Mr.浅野のけっさく」の根元。3回目の芽がでて実もついてました。

こういう新芽は、なかなかの元気者で葉の色もよく勢いがあります。これも育てれば春には大木になるやも…。いやいや、やめておきましょう。このスチロール箱が大きくて、元々狭いベランダのスペースふさぎ場所になってるんですからね。それにもう新しいトマトの種も注文しているんだし。

こうして、あーだこーだしつつ収穫をたのしみにしておるわけですが、ふと見ると、ぽっとり落ちている実があるんです。狭いところに植わってるからそばを通ったときに触れてしまうのか。そもそも茎が弱っているのか。

落下した実は、けっこうな数なのだ。うえーん、かなしい。もったいなあ。

とりあえず追熟してみますけど、あんまりおいしくはならんのだよなあ、こういうの。こうしていつしか全部おっこちていたりして? ううう…


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2021年12月16日木曜日

ネギの白いところを伸ばせ欲張り作戦

 分けつするタイプの「ちゃんこネギ」。白いところを長く伸ばすべく、根元にボール紙を巻いています。はたしてうまくいくのでしょうか。


ボール紙を上にずらしてみました。根元からだいたい20㎝くらい白くなっているようです。


がしかし、ボール紙の背丈は40㎝ぐらいあるのだから、白いところも40㎝あってもよさそうなのに、できたのはその半分ほど。

なぜだろう?

私の予想ですが、上のボール紙付近は光が入り込んでしまうのかもしれません。したがって、もう一段、ボール紙をふやせば、白いところが40㎝ぐらいになるのではなか、と。

そこで、もう一枚重ねてみました。全部で3段重ねです。

ど、どうでしょう? ずいぶん背高のっぽなんだが…。風で倒れるかも?


そこで、ネギの栽培容器を、プラスチックの箱に入れて並べました。箱の中には、手前にミツバの容器が入ってますから、隙間がないのであまりぐらぐらはしないでしょう。

こうして、またしばらく様子をみることにしましょーっと。

それにしても、右の2つのネギは折れてくしゃくしゃですな。私の朝の寝癖髪状態を連想させられます。ううう

これはおそらく、陽当たりの問題かと。今の設置場所は、あまり陽当たりがよろしくありません。よって徒長しちゃったかもです。

ただし、左のネギだけは早くに種まきしたのですでに太めに育っており、ひかくてき折れにくいということかなあと思うんであります。

まあ、髪のように、こんがらがった葉をブラシで整えるわけにもいかず。悩ましや、ですわ。

あ、せっかくだから根っこも観察しておきますか。

種まきが早かった(5/5)ネギの根。


種まきが3か月あまり遅かった(8/20)ネギの根。


どちらも痛んではいないようです。ホッ
こうしてじわりじわり欲ばって遊んでますけど、種まきの早かった5月5日のなんて、もう収穫じきなんじゃないかなあ。ぼやぼやしてると春になり、アブラムシがどっさりくっついてしまうはめになるんじゃあ…。おまけに花なんか咲いちゃったりもして…。

さっさと収穫していかねば、ですかね。


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2021年12月14日火曜日

4日ぶりの葉物収穫

 秋はダイコンやらハクサイやら、野菜が豊富ですなあ。今年はことのほかよくできているのか、スーパーじゃあダイコンの50円祭りとかやってますもんねえ。近所にお借りしている畑でもよくとれるので、そればかりを食べているけふこのごろ。おかげでベランダ野菜になかなかたどり着けず、4日ぶりにやっと収穫したのがこちらです。

カラシナ系の「パーマグリーン」がどっさり。レタスの「パリグリーン」も優勢、「はんさむぐリーン」はすこーしずつ増えてきました。(撮影:12/13)


パーマグリーンですが、以前はそのままサラダにしていたけど、葉が固くなりお口の中でゴワゴワするようになりました。そろそろ潮時かもと思ったけど、元気に育っているので没にるすには忍びなく。そこで、少し時間をかけて茹で、細かく切ってからお浸しにしてましたらば、これがなかなかに美味しい。パーマグリーンは、固くなければよいお味なのだなあ、ふむふむ。調理法もだいじだなあと知ったしだいです。

年末だからでしょうか、あれこれと雑用ありでバタバタな日々。

【干し柿作り】

「終末に畑から(極小ベランダに干せる最大分量/作業がいやならない分量でもある→)20個程度をもいできては皮をむいて紐で吊して物干し竿に干す」をくり返し、もう何回やったかなあ。最初は1週間で干しあがり、そのうち2週間かかるようになり、3週間前に干したのが昨日(12/13)やっと食べられる感じに乾しあがりました。

右側は、実の上の枝に紐をかけて吊した物。左側縦一列は、その枝がとれてしまったので紐を十文字に渡してほした物です。


十文字にかけたら、実がおっこちたり、紐が食い込んでしまわないか不安でした。実は無事落ちることもなく、紐あとは、さてどうでしょう?

左がその十文字仕様だった実。ふつうにひも掛けしたものと比べてみたんですが。まあまあですかね。そう無残な姿でもなかったかと。売り物だとはじかれるかもですが。


干しあがった実は、オレンジ色が少し残った状態で、柔らか。ちょうど食べ頃かと。
でも、この柔らかさがどうも気持ち悪くて苦手な方もいらっしゃるそうで、黒く固くなったほうがよろしいのだとか。好みは色々。
柔らかいと果物っぽさが残り、固いとお菓子よりになる気がします。私など、食性が雑食なせいかどちらもOK。
今年はこれにて干し柿作りはおしまいです。食べるより差し上げることが多かったかも。こんなちっぽけなベランダでも作れるのがおもしろく、製作過程を楽しんだ作物でした。

【ユズジャム】

これまたおもしろかったジャム作り。こちらも畑のを頂いてもいできたものです。果実が2キロあまりあり、皮と中の袋部分と種とを仕分けるのが大変でした。砂糖は痛んだ部分と種を除いた材料の9割というレシピがあったけど、7割くらいに。それでも1キロ600グラムぐらいはいれるんだよね。びっくり!


皮は肌が傷んでいて使いにくいものが多く、中の袋には細かい種が残りやすく指でホジホジに時間がかかってかかって…。2日がかりでした。

ジャムを作るにはホウロウの大鍋がよろしいらしいが、アルミの鍋で代用。おかげさんで鍋の内側がえらく綺麗になりましたぜ。ふふふ

瓶も煮沸して脱気。熱い瓶にさわるのがオソロシイので、ゴム手袋の上から軍手をはめ、瓶にはさわってもお湯にはふれないようにしたら、なんとかなりました。

で、できた! 


【聖護院ダイコンで千枚漬け】
お借りしている畑のお隣さんから聖護院ダイコンを1個ドーーーン、頂戴する。大きいねえ、聖護院ダイコンて。それをばスライサーで薄くして、昆布もハサミで切り、簡易漬物器のなかに並べる。そこへ、和風だしの素と塩、砂糖、酢を混ぜた液体をドボドボドボ。簡易漬物器のネジを巻いておしまい。これはじつに簡単でしたなあ。
ちと調味料が勝った感ありだけど、美味しくできました。

聖護院ダイコンは、まだあと半分残ってます。さて、今度はなににしましょ。食べ応えありありだあ。


でかい大量の葉っぱも、茹でていただいたのだがこれがまあじつに美味しい。ダイコンよりまろやかだろうか。お初体験でした。いやあ、なんか畑で育ててみたくなっちゃいます。

…てなことで、春のフキノトウとフキ、ワラビつみから始まり、梅雨どきのウメ、秋はクリやらサツマイモもあっていつになく野菜・果物の食品加工作業が充実している年であります。それもこれも豊作だからでしょう。
そしてコロナ関連ゆえに休業と外出しにくい状況からもたらされた「あき時間」のおかげですかねえ。


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2021年12月12日日曜日

チコリの「ヴェネチア」巻いて色づいて



 紫キャベツみたいになるというチコリの「ヴェネチア」。全部で6株がみっしり並んで詰め込みすぎ。「海外出身のこの手の野菜なんて、葉が巻きもしないし色だって緑のままの、ちんまりしたホウレンソウぐらいにしかならんだろう」(いや、ホウレンソウもうまく育ったためしがないのだが)と諦めていたんですがねえ。まさかこんな大株に育つとは。


深さ25㎝くらいの箱形の栽培容器で水耕栽培しています。


根っこも長くなり、分量も増えてこれまた密集状態。こんなの、一株ずつにほぐせそうにありませ。こうなると株を引っ越しさせるもならず。しょうがない、このままでいくしかないでしょう。


それでもありがたいのは、液肥はそれほど消費せず、毎日追加するほどではありません。

夏ではないから空気中に蒸発する分は少ないのかもしれません。


一番良く葉が巻いてるのはこちらです。紫色に変わってますなあ。でも、さわるとまだふわっとした感触。さらにきっちり固く巻き上がっていくもんなんだろうか。


こちらは、巻きが一番あまい株。緑から紫へ色が変わる途中のようです。

あ、外側の葉が痛んでるのがありました。


集めたらけっこうな枚数あり。もったいなあ…


こうなるんなら、摘んで食べてしまえばよかったなあ。

そういえば、同じように葉がまくキャベツ(品種:やわらかとんがりキャベツ)も育ててまして。


これも同じく外側に枯葉あり。


だけど、キャベツの外側の葉は食べませんなあ。食べてはいけないってことはないだろうけど、なんか固そうですもんね。


チコリとキャベツの種まきはともに8月20日でした。収穫はまだもうすこし先のようなできぐあいに思います。ふう、待ってると長いです。寒いから育ちがいっそうゆっくりになるんでしょう。

お正月には暖かい部屋で(←ここだいじ)キャベツとチコリのサラダをいただきたいもんであります。


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