園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2022年6月21日火曜日

シソの土栽培から水耕栽培へ

 友人らとお借りしているご近所の畑から、シソを引っこ抜いてきました。シソは栽培していたのではなく、去年のこぼれ種からいつのまにかはえてきたのだと思われます。そのままにしておくと、他の野菜に日陰を作ってしまいそうなので畑からの撤去がてら、うちのベランダで育てようかと思いまして。

さて、持ち帰ったシソですが、当ベランダは水耕栽培オンリーのため「土足厳禁」。なので、まず苗の根を洗って土を落とし、ついでに葉も水洗いして土やら虫を落としてからプラスチックの栽培容器にいれました。

畑で育ったシソは、葉っぱがでかい! 重くてたれさがってますがな。


これ、今、なんかふつうに茎がうまいこと立ってますけど。じつは、自力では倒れてしまうのです。

というのも、根のまわりにはバーミキュライトを入れているだけなので、そのままではぐらぐらしちゃう。そこで、洗濯ばさみでささえています。茎をハサミの中に入れ、ハサミの持ち手のところを、黒い鉢のふちにあててるだけです。洗濯ばさみが支柱がわりですな。

こんなてきとうなもんで立ってるのが不思議ですけど、まあいいやね、とりあえずなんとかなってるんだから。
根は、まだでていません。そりゃそうだ、移植したばっかりですもん。

水耕栽培にしてから3日後(6/21)。出ましたぜ、根が! ごくちいさいけど。

葉っぱが心なしかピンとしてきたような。

それにしても、畑生まれの葉の1枚の、なんて大きいことよ。虫食いだらけだけどな。

一方こちら、当ベランダ生まれの青シソ。まだ、ちいさい本葉がちらりでたとこ。
畑のシソのたくましさ、お元気っぷりをば、ぜひあやかって頂きたいものである。

余談
先日、お借りしている畑で友人らとジャガイモの試し堀をしてきました。葉の育ちが悪くて心配したけど、わりとよく育っていて一安心。週末に全部収穫する予定がたちました。

掘ってきた土だらけのジャガイモは、例によって、キッチンで水洗い。ベランダに新聞紙を敷いて並べ、いっときばかり干してから冷蔵庫へ。まずは、お味噌汁にいれていただこう。

新ジャガの魅力とは。
とにかく、掘るのがおもしろい。土の中に手を入れてゴソゴソ、あったあ!ってね。
皮がスプーンの背で楽にむける。簡単。
包丁を入れると、サクッとしたみずみずしい手応え。

それなのに、ジャガイモを食べたときの粉っぽさが苦手なんですわ、私。ハハハ


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2022年6月20日月曜日

ミツバ・シソ・バジルをまびく

 お暑うございます。なんかこうぐったりするなあと思ってベランダ温度計を見ましたら、30度ごえ。むしむしの日々が始まりましたようで。


6月7日に種まきした、香りの野菜3種。

ミツバ(関西ミツバ)、バジル(ボロッソナポリターノ)、シソ(青チリメンシソ)。

種まきから13日後の今日、6月20日。みなお元気に発芽し、なかには本葉も出始めたようです。が、しかし密集しすぎでしょう。




どうせ古い種だから発芽しないやねと、お気楽にドバーッとまいたら、ドバーッとお出ましになっちゃったという、なんともはや。
それにしても生長が早いですねえ。この気温のせいですか、どんどん大きくなるんだもの。ぼやぼやしてたら徒長しまくったまま爆発しそうなので、まびくことにしました。

だがしかし、まびくの苦手。ああ、めんどくさ、草、草…草がいっぱいはえそう。

ピンセットとハサミでちまちま作業。なんとかここまでこぎつけました。






作業を終え、スッキリしてベランダのフェンスにお並び。


がんばった、がんばった。
最初はハサミで茎の根元を切り取ってみたけど、根が残るのが気になり、次にピンセットで抜いてみたら絡まらず、わりとすんなり取り出せました。
水耕栽培なので、バーミキュライト部分が液肥に浸っています。田んぼの泥のような状態なだからピンセットで抜いても簡単に抜き出せたのでしょう。
これでもまだ苗の数が多いので、最終的には2~3株になるよう、随時選別しなくちゃですかね。
さて、抜き取った若い芽がこんなにあるんですけど、どうしましょう。ボツにするのはもったい気がするんだが。

せっかくだから、スプラウトということで、今宵のおかずにしましょうか。

それにしてもだ。こうしてお皿にのせるまでに、どんだけ洗って洗ってバーミキュライトと格闘したことか。水道メーター的には激しくもったいないんですけどぉ~。
せめて、栄養はあるんでしょうなあ、これ。
おいしいから、ま、いいか。

2022年6月19日日曜日

食用ホオズキ「太陽の子」の背丈と実

 食用ホオズキ「太陽の子」は、種まきが3月3日でした。約3か月あまりたち、身長はぐんぐん伸びて40㎝ほどになりました。2リットル入りのプラスチック容器による水耕栽培です。


節々にはもれなく花が咲き、実が1個ずつ。


当初、実は花の大きさと同じくらいの豆粒程度しかなく、これが完成サイズかと失望しておりましたが、どうやらすこ~しずつ大きくなるもののようで、ほんのちょとだけど食べた感がありそうなサイズにはお育ちです。


ところで、食用ホオズキといえば、これが通常モデルかと思いきや、ちがった雰囲気に育つこともあるようで。

うちのと同じ「太陽の子」の種をマンションのYさんにさしあげたところ、ご自宅のバルコニーと共用の花壇にも鉢植(土栽培)にしてくださいました。

こちらが、マンションの1階・花壇に置いてくださっている「太陽の子」です。


まだようやく花が咲き始めたところ。葉脈の紫色が鮮やかで、葉の厚みとか、なんかこうワイルドな感じ。軒下育ちのやたらスマートなうちの株とはちがうもんだなあと思いました。


ところで、食用ホオズキはもう一つ、別の品種のホオズキも育てています。
先ほどの「太陽の子」を育ててくださっているマンションのYさんからの頂き物で、品種は不明。とりあえず「普通の子」とよんでますが、この「普通の子」は、さらにさらに様子がちがいます。

こちら、うちで発芽させたのち、近所のお借りしている畑に植えた「普通の子」。
5月28日。2株あり。

上記左側の株はのちに茎が折れてしまって、右側の1株だけになりました。「普通の子」は、葉の形がギザギザで、背丈が低めのようです。

6月18日の「普通の子」。
背丈は以前とあまり変わらないのに、実が6個ぐらいはついているでしょうか。びっくり。な、なんなんだあ?!

えらい豊作の予感ありあり。「普通の子」は「普通」じゃないじゃん。
この種をくださったマンションのYさんも、「ベランダで育てている“太陽の子”は背丈ばかり育ってちっとも花芽がつかないけど、“普通の子”は大きい実がたくさん。すごいよ~!」とおっしゃってました。

「普通の子」は、いったいなんていう品種なんでしょう。
Yさんも北海道のご実家の方が送ってくださった種でそれ以上のことはわからず。不明なのがなんとも残念です。

食用ホオズキはざっと調べてみただけでも、ずいぶんといろんな種類があるようで。
「ストロベリートマト」、「キャンディーランタン」、「ハニーゴールド」、「ゴールデンベリー」。
ま、なんであれ、無事お口にはいるもんができてくれればうれしいです。
どうか、観葉植物だけ(わたしの特技)で終わらないことを祈るばかりなり。


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2022年6月18日土曜日

3月種まきトマトの場合


 元旦種まきトマトの他に、3月27日に種まきしたトマトもありまして。全部で3株。

こちらの2株は今、身長1メートルちょっとくらいでしょうか。下の写真中央がそれです。

2株は中玉の「Mr.浅野のけっさく」で、1段にようやく青い実ができつつあるところ。

そして、3月27日組はもう一丁、ミニの「シュガリーテール」が1株。フェンスに設置してます。

このシュガリーテールは、「芯まり」にしては枝葉が少なくて間延びしています。南向きベランダの悲哀でしょうな。ベランダには夏至頃までほとんどお日様が入らないから徒長しちゃいました。3月に種まきしてはよろしくないという実験結果ここにあり。

根っこ比べをしてみました。

3月27日種まき組の「Mr.浅野のけっさく」の根っこ。


そして、1月1日種まきの「Mr.浅野のけっさく」の根っこ。コンテナ育ち。

こちらも1月1日種まきの「Mr.浅野のけっさく」の根っこ。スチロール箱育ち。

1月1日組は、たっぷりとすそが広がってます。そうか、根はこういうふうに変化していくんだね。
あ、スチロール箱がだいぶ老朽化してました。次回は廃棄してプラスチックのコンテナを買わなくては。たしか1箱が千円程度だったかと。むむう、貯金しておこう。

さて、問題は秋にも食べたいトマトであります。
今の苗が秋まで持ちこたえればOKだけど、たいがい夏場にサビダニにやられちまうこと多し。その場合は、切り戻しして脇芽の育成に励むことになりますかね。それとも、いまのうちに新しく種まきして秋に備える作戦もありかと。はて、どんなもんですかねえ。

【番外】
友人らと近所にお借りしている畑がありまして。そのすぐ隣りに咲いている花ショウブが真っ盛り! 青梅市の市川さんとおっしゃる方が何年も育てていらっしゃいます。けれど一昨年にお怪我をなさって菖蒲のお世話もお休みされていましたが、その後回復され、見事、蘇った菖蒲園です。


あっちにも、こっちにも。いっぱいなのだ。

今年は一輪一輪がとても大きいみたいです。

こちらは、八重のお花ですってさ。

遠くに、お花のてっぺんがツンツンしているのが見え、なんともすがすがしい出で立ちだななと、近づいて見たら、こんなお花でした。

畑作業のあとのひととき。花に囲まれ、うっとり花に酔わせていただいたことでした。
泥だらけで汗臭い我が身のことは忘れてね。ホホホ


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2022年6月17日金曜日

1月1日種まきトマトの皮算用

 トマトを久しぶりに収穫しました。前回は6日前(6/11)で、10個ぐらいだったでしょうか。訪問してくれた友人に急いでおもたせしたので、記録無しです。

実はできているけど、このところずっと雨降りで気温低めだったからか、赤くなるのがゆっくりみたいです。


お味は、こんなお天気で期待してなかったんですが、中玉の「Mr.浅野のけっさく」は、とっても美味しい。バッチリって感じ。一方、ミニの「シュガリーテール」は、お砂糖味がややぼんやりさんでした。

今回収穫したのは、1月1日に種まきしたこちらの4株です。


この16日の収穫で「Mr.浅野のけっさく」は、1段と2段がほぼ終わりました。

この浅野さんは、あと何段まで収穫できるかなあと見上げると、8段まで実がつき、9段は花盛り状態。その9段ですが、すでに天井に吊っているエアコンの室外機まで到達していました。


うーん、ここらあたりが限界でしょう。これより上の段になると、踏み台にのっからないと届かないから、グラグラしてだいぶとあぶないだろうし。

ふむふむ、となりますと、この「快適トマトつみ生活」があとどれくらい続だろうか気になるところ。取らぬ狸の皮算用をしてみたくなりますな。

1段につき8個収穫するとして、1段と2段が終わったから、残りは7段分となり、

1株…8個×7段=56個

とりあえずこの育ちの早い2株だけで計算すると、56個×2株=112個

…となりますか。なんか、いっぱいあるような、ないような…だいじに食べようって思ってしまいますなあ。


ところで、ミニトマトの「シュガリーテール」ですが、


花はいっぱい咲いてるけど、ちっとも実にならんよなあ。ときどき花芽がボトッと落っこちてたりするし、と思ってたんです。


それがそれが、かがんで枝葉の裏側からのぞいてみると、実がいっぱいついてました。あれま。

シュガリーテールは、「芯どまり」タイプだそうで、脇芽をとらずに育ててるもんだから、枝葉がごちゃごちゃ。それで見つけにくかったんですねえ。

シュガリーはミニトマトだから中玉よりも早く収穫できるだろうと思ってたけど、こんなふうに何本立てだかわからんようなありさまですもん、栄養が全身にまわるのに時間がかかるでしょうし。なかなか進まないわけですわと、思ったことでした。


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