園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2021年7月3日土曜日

トマト8株今頃の植えかえ

 トマトは5月5日にタネまき。その後、2リットル相当のプラ容器で育てていましたが、ボトルと同じ背丈になり、風が吹くとゆらゆら。折れそう。やばい。植えかえなきゃ。

そう思ったのが、6月28日。トマト全8株。


だけど、作業にとりかかったのは2日後の6月30日。というのも、容器の準備がちょっとやっかいなのだ。
ペットボトル風のプラ容器から苗を取り出すのは、穴のあいた鉢を引き出せばいいから簡単なんだが。

引っ越し先のスチロール箱がね、大きくてね、液肥を1箱につき20リットル分も作って運ばねばならんのだ。まず、4リットル入りの焼酎ペットボトルに調合し、キッチンからベランダへ5往復の配達。これを、さらにもう一箱分。

でもでも、これが終われば、後は苗をスチロール箱にポンと入れるだけ。やれやれできたわい。こちら、中玉の「Mr.浅野のけっさく」2株。


つづいて、ゴミ箱で作った容器にも液肥の配達。左から「ピッコラカナリア」1株と「プチぷよ」2株。こちらは、ゴミ箱1個につき5リットルくらい。


よし、これで終わったわい、といきたいところだが、まだお残りあり。これ、どうするよ。3株もある。


えーっと、また明日考えよう。寝る。

7月1日。ミニの「フルーツゼブラ」をゴミ箱容器に引っ越して、残るはこの2株。あ、Mr.浅野が今にも倒れそう。急げ!


だがここで悩ましい問題が一つ。どれをエアレーション付きの栽培容器(ホームハイポニカぷくぷく)に入れるか、なんですわ。

このホームハイポニカぷくぷくに入れるには、難関があるのです。

まず、鉢から抜き取った苗の根を水につけて、バーミキュライトを洗い流しますのさ。


げっ、ちぎれた根が浮いてる!

ま、まあしょうがないよね。切れちゃったもんは。忘れよう。

次に、容器の蓋についてる、この直径3㎝くらいの穴に苗の根をくぐらせてなきゃならんのである。これが…うーん、ドキドキ

で、できた。


蓋の上から見るとこんな感じ。やれやれおさまった。


というわけで、この蓋通過という難関を突破できる苗の条件として、できるだけ根がはってないほうがやりやすいわけなんです。となると、中玉の「Mr.浅野のけっさく」はもうだいぶ大きいから、まだ小さいミニトマトの「プチぷよ」を選択したしだい。

そもそも、ハイポニカぷくぷくで苗を育てる場合、発芽してすぐくらいのもっと小さな苗の頃から容器に入れて育てるんでしょうね。でもそうすると、この大きな容器をずいぶん前からずーっとベランダに置いとかなきゃいけないわけですよ。極小の当ベランダではついつい〈苗はぎりぎりまで小ぶりな容器で栽培する〉が基本になるんであります。

てなことで、晴れて全8株の引っ越し完了。

こちら豪邸組のトマト3株。


そして、ゴミ箱ハウスの5株。

しっかしなあこれ、実がつくのはおそらく11月頃ですぞ。それまでたった1個の収穫も得られない苗を、この陽当たりよろしい最前線(当社比)にならべとくだなんてねぇ。

だいぶアホな選択だったかも。

ま、どうせ全部の苗が無事に育つわけじゃなかろう。そのうち淘汰されて1株か2株に減数されるさ。もしもみんな育っちまったとしても、真夏は日除けになってもらえるぞう。ありがたいぞう。

はい、そう思うことにしましょ。


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2021年7月2日金曜日

ねじれたレタス

 レタスの「ハンサムグリーン」。葉先がちぢれ、葉が密集して珊瑚のような形に育つレタスなんですが、どうも怪しい風情。茎がやけに長くて、横倒しになってるんですわ。(撮影:6月30日)


横から見ると、寝転んでるというかだらけてるというか。

しかも、茎がねじねじだったりします。何を悶絶してるんだか。

レタスを冬に栽培すると、きりっとしまった苗になってるんですがねえ。
ほらこちら、去年栽培したときのもの。10月3日でした。茎がピンって立ってるんです。こうでなくちゃあ。

何故か?ちょいとネット検索してみたら「レタスは長日植物で、日照時間が長くなると花芽ができる」んだとか。ふむふむ、そのせいで間延びした苗になってるのかもしれません。うーん、あきらめて撤収したほうがいいかも。

ただ、今はちょうど夏至が終わって日が短くなる方向ですんで、ひょっとしたらひょっとして持ち直すかも。ダメ元です。もうしばらく様子をみることにしましょ。

7月2日。あれからたった二日しかたってないけど、ど、どうかしらねえ?


茎はグネグネしてるものの、葉が広がってきたような気がするんですけど、どうでしょう。

もうちょっと待ってみよ。諸君、期待してますぜっ!


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2021年6月28日月曜日

在庫のスプラウトを使い切ろう

 住んでいるマンションの大規模修繕工事が終わりに近づき、ベランダの使用解禁。少しずつ野菜栽培を復活させています。トマトと葉物、それにスプラウトも育ててます。

というのも、工事中は室内でしか栽培ものはできないだろうと買い込んだスプラウト用のタネがだいぶ残っておるもんで。
とはいえ、ソバは相変わらず発芽率がよろしくありません。(撮影:6/13)


根元にたくさんタネが残っていて残念感がつのります。

あんまり期待できそうもないので、このあとのタネまきのときは、袋に残っていたタネを全部ぶちまけてしまいました。容器のザルにぎっしり。1階どころか3階だて分くらいの厚さあり。

6月25日。おでましになりましたようで。

 

6月26日。ありゃ、きのうよりがぜん増えてる! さすがにタネまきすぎたか。


いやいや、これぐらいの密度で発芽してこそ、タネ袋のあの美しいグラビア写真みたいになれるんじゃなかろうか。いいぞいいぞ、この感じ。
そうか、ソバのスプラウトはどっさりタネまきするのがコツなんだね。

それなら、ダイズとヒマワリはどうだろう?
残ってるタネ、全部水につけたのが6月24日。


翌日。ザル付きの栽培容器に入れたいが、それもうないし。そもそもヒマワリもダイズも根が太くてザルの目からでにくくて倒れてしまうんである。しょうがない、ポットにスポンジを置いて、その上にタネをのせてみるか。

2日後。おでましおでまし。

ダイズ。根がちょろり。

ヒマワリ。ダイズほどじゃないけど、いくつか発根。

その翌日、6月27日。
ダイズ。ニョッキニョキ。モヤシっぽいぞ。

ヒマワリ。でそろいましたなあ。

こう毎日変化があると、な~んかたのしくなっちゃいます。そうか、スプラウトって、刻一刻変化する瞬間をつぶさにたのしめるところが魅力なんだねきっと。土の中にタネまきしたんじゃ見えないもんなあ。

そして、おしげもなくタネを使うこともポイントかも。たっぷりタネまきしてこそ、きれいに勢揃いした姿のスプラウトになるんだろなあ。一袋300円でほんの数回分くらいしか入ってないスプラウト用のタネ。もったいなくてなかなかたっぷり使えませんがね。

最後に残り物処分のつもりでタネまきしてみて、ようやくスプラウト栽培の極意をちょっぴり知った気がします。

あ、スプラウトでめんどうなのが、水かえです。古い水をすてて新しく水を入れるだけなら簡単だけど、容器についてるぬめりをこすり洗いするのがどうも苦手。苗の入ってるザルの横部分もごしごしする。この作業をしないと水の痛みが激しいのだ。今、梅雨だし。こうした「マメさ」も大いなる必須項目ですか。うーん、苦手。


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2021年6月24日木曜日

【番外編】ジャガイモの保存

 先日、近所で二人の友人たちとお借りしている畑でジャガイモを掘りました。小さなお子さんも一緒で、賑やか。こういう収穫は大勢なほうが楽しいとあらためて思ったことでした。

さて、ジャガイモ。


どこにどう保存しておきますかねえ。ここはマンション、狭き部屋。ガスメーターやちょっとした物置もあるけど、屋外に接しているためか夏は温度が上がるんです。となると、北側に位置する玄関だろうか。ドアを隔てているためかわりに涼しく、出入りするところだから風通しもそこそこありそうだ。

だが、このビニール袋に入ったまま靴箱の横に置いておくというのもねえ。ふんずけそうじゃないか。


そこで考えましたぞ。とりいだしたる新聞紙。ユーチュウブさんのご指導のもと出来上がったのがこちらの3個。

新聞紙で作る紙袋。本体は新聞3枚の厚さできており、持ち手はあとからとりつけています。製作時間は1個10分くらいだろうか。ボンドで貼りつつ折る。手がインクで真っ黒になりましたが洗えばよし。

この3個に、キタアカリ、ダンシャク、メークイン、の3種類をそれぞれ分け入れた。

キタアカリが一番多いぞ。あ、そういえば、これより前にすでにマンションのお隣さんに合計15個おすそ分けしたけど、3種類5個ずつだから、どれもおなじだけ少なくなってるわけで。ほう、キタアカリって収量が多い品種なんですかねえ。

紙袋は持ち上げても大丈夫、ではありませんでした。1本だけ紐が抜けましたね。たぶん接着面積が少ないせいだと思います。もっと太くて広い持ち手にしたらよかったなあ。

ま、ともあれこれで通気性はよし。あ、遮光もしなくちゃね。ということで、上に新聞紙をのっけました。わーい簡単。これでどうじゃろか?

ジャガイモの保存には段ボールもよさそうだけど、ちょうどリサイクルに出したばっかりだし。紙袋も適当なのがなかったし。じつは新聞紙だってなかったのだ。新聞はネット配信を購読しているので「紙」のはとっていないのです。それがたまたま新聞紙をいただくことがあったのでようやくこんな紙袋を作れたというわけです。

それにしても、新聞「紙」がないとけっこう不便だなあとは思いますな、こんなとき。うちにはしたがって広告紙もないわけで、ちょっとした汚れ物処理に使う紙がない。
でもまあなんとかなるもんで、毎月2回発行される市の広報誌がその代わりを補ってくれてます。いい紙でできてましてね、水にもわりに強いんですよこれ。魚をさばくときの下敷きになり、取り出した贓物と一緒に丸めてゴミ箱へポイ。いい仕事してくれます、青梅市の広報誌。

それもなくなってしまったら、しかたがない、コンビニに走るのさ、新聞「紙」買いに。
(なお、上の写真の魚はイナダ。近所のスーパー出身で一尾600円也。)


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2021年6月22日火曜日

夏至と養生シートとベランダ

 今年2月から始まった住んでいるマンションの大規模修繕工事。だいぶ進んで、ようやく足場の解体が始まりました。

養生シートがかかっていて薄暗かったベランダ。


シートが外され、足場もとれました。おお、こんなにも外が明るいとは。空がまぶしいです。シートが透けるタイプで外の様子が見えていたとはいえ、シートがなくなってみると、その明暗の落差にびっくり。


さてと、ベランダに何も置いてない今がチャンス。床とフェンスの拭き掃除をし、室内に避難していた野菜のあれこれを並べました。といっても、ほぼ小型のものばかりなので簡単です。もしもでっかいトマトとかあったらなんぎしますわ。


なにせうちのトマトはまだ30センチほど。フェンスにアイアンネットをかけてのせておしまい。これまた簡単! とはいえ、苗がほっそりひょろひょろですな。


5月5日にタネまきし、ずっと養生シートごしでしたからねえ。しかたないやね。

そうだ、夏至になったそうですので、これからを期待しましょう。当方は南向きのベランダなので、これから冬まで、日差しは室内深くまで伸びていきます。となればお日様にあたる時間が長くなるので、そこで成長の進み具合を稼いでくれるかなあと思ってるんですが、さてどんなもんでしょうか。

あ、養生シートがなくなったおかげで、虫や鳥も飛んでくるんでした。しまった!

今までアブラムシもゼロだったのに。けさなんか、珍しくカに刺されましたしな。

蚊取り線香を焚きながら、思わず「うちのベランダだけシートかけてもらえんかなあ」てなワガママをつぶやいてしまったです。

【おまけ】

そうそう、養生シートのことですが、シートが張って有る間中、室内に置いてあった電波時計は電波をひろってくれてませんでした。2月からずーっとです。外したらとたんにキャッチしてくれまして。時計用の電波って、シートの網目よりも大きい波長なんだろか?どうなんでしょう。おもしろかったです。


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