園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2021年6月3日木曜日

水耕栽培容器:遮光布の工夫

 さて新しい水耕栽培容器。お次は、遮光問題を解決いたさねば。プラ容器のままだと、緑色の藻がはえてしまうので、なにかおおいをしなければならない。今までは、容器にアルミホイルを巻いて遮光し、そのままではひっかき傷に弱いので、上から銀色のアルミ蒸着が施してあるシートでおおうという手順だった。これがねえ、どうにもめんどくさいなあ、と思うんであります。

しかも、アルミホイルやらシートが巻いてあると容器が洗いにくいわけで。

何か他に、遮光ができてわりと丈夫な材質のものはないか?と考えてみる。

で、これなんかどうよと、百均屋さんでフェルト布を調達。材質はポリエステル100%。ウールじゃないから、水洗いに強くて布の痛みが遅いのではと思うのだ。


これをば先般工作した水耕栽培用プラ容器の周囲に沿うよう裁断して縫い付けてみた。ミシンで縫ってもよかったんだが、あとからサイズなどを手直ししやすい手縫いに。裁ち目がほつれないので、縫い目はしつけ程度でよかろうとおおざっぱ。

さあて肝心の遮光力はいかがなものか。容器を光方向にかざして中をのぞいてみる。うっすら明るいかなあ。100%とはいかないけど、ま、これでやってみるしかあるまい。

買ってきた100円のフェルの布(70㎝×60㎝)で合計4枚分を調達でした。ただし、底の部分はとれなかったので、さらにもう一枚のフェルト布からとって完成。


ついでに、2.6リットルのプラ容器のほうにも遮光用フェルトを縫ってとりつけた。
ただし、こちらはふたの形状が上記の容器とは異なり、ふたが本体に一部くっついたまま開閉する仕様なので、フェルト布の付け方も工夫がいりそうである。

ふたのところは一部を縫い付け、残りはあいたまま。ふたの開け閉めにともない、一緒にフェルト布も持ち上げられるようにしてみましたぞ。


フェンスに取り付けたネットにのせてみるの図。


うーん、狭い横向きで液肥が入れにくいかもですな。ま、とりあえずこんなところで。不都合があったら、また改造すればいいやね。

そうそう、遮光用なんだからフェルの布の色は黒のほうがよかったかもしれない。とはいえ、黒では殺風景だし白い汚れが目立ちそうな気がして茶色にしてしまった。百均屋さんのフェルト布は他に、紺とか緑や赤もあり。あれこれカラフルなのもたのしいかと思ったりする。
なお、このフェルト布2枚で合計6個のプラ容器用遮光布がつくれました。しめて2百円+消費税。製作時間は設計図を考えるのも含めて、約2時間。コイン2枚でこんなにも遊べるとはねえ。オホホです。

ではいよいよ苗をいれますか。5月5日にタネまきしたトマトです。

細長いプラ容器(1960ミリリットル)に、ミニトマトの「プチぷよ」2本。

それと、中玉の「Mr.浅野のけっさく」、ミニの「フルーツゼブラ」。

一方、2600ミリリットルの背の低いプラ容器には、同じく中玉の「Mr.浅野のけっさく」2本。

じつは、これだけでは全部の苗がおさまりませんで。他に、以前つかっていたペットボトル容器(2リットル入り)にも苗があふれてまして。

オレンジ色のミニトマト「ピッコラカナリア」が2本。

こんなんでうまいこと育ちますかねえ。
しばらくはこのままで、背丈が30センチくらいになったらゴミ箱容器に引っ越しをと思ってます。

住んでいるマンションの大規模修繕工事は来月の初めまでかかるそうな。足場の解体は今月末になるだろうとのこと。建物にかかった紗幕がとれるのはまだ先のようです。
紗幕越しの少ない日差しのベランダ。苗は無事に育つだろうか。

そうそう、紗幕のおかげで鳥にいたずらされることもなく、アブラムシさえなし。蚊帳の中に住んでるようなもんで、ベランダは静か。(工事音以外は。)よいこともあるようで。


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2021年6月2日水曜日

水耕栽培容器のふたを工作

 前回作った容器の口に挟むスポンジ状の物なんだが、どうも失敗である。プラ容器と穴鉢(あなばち/黒いザル)とのあいだにできたあそびのため、穴鉢がじっとしておらず、ずれてしまう。


結局、このプラ容器に付属しているのふたに穴をあけることにした。(あ~あ、なんかめんどくさいなあと思いつつ…)

カッターで少しだけ切り目を入れ、あとはハサミでチョキチョキ。案外切れるもんだねえ。


穴を開けたふたに穴鉢を入れ、本体にセットしてみた。

わりといいかも。ニンマリ。ついでじゃ、2.6リットル入りのプラ容器のふたも穴開け作業をやってみるか。
が、これが難事業。ふたの材質が固くてハサミが入れられず、ハンダごてで溶かしてあけるしかなかった。これがどうも苦手。火傷しそうでこわい。しかも、溶かしたところの形状はボコボコ。滑らかにしようとすると溶かしすぎてしまう。
ま、なんとかやっつけましたけど。




2.6リットルの容器は厚みがあり、これを収容するネットの底面の巾も広くないと入りません。長方形のネット(こちらも百均屋さん御用達)を曲げて作成。


これがまあ力業でして。鋼鉄は固く、膝で押したり、足裏で踏ん張ったり。思う方向に折れ曲がってはくれず、ぐにゃぐにゃとあらぬ方向に波打つばかり。汗だくの格闘技。

力尽きた。フェンスのきりっとした直角からはほど遠い、ぶわ~んとふくらんだ仕上がりのまま、結束バンドで固定。無念の終了。

なんだかなあ、ペットボトルを加工するのがいやになり、凸凹の内側を洗うのもいやになり、汚れたボトルをつぶして廃棄するのもいやの「いやいやえん」になり、もうこれからは財布にものをいわせ(といっても百均屋さんどまりで)、市販のプラ容器を買って簡単にすまそうともくろんだはずが、思うようにならず、いつしか工作地獄の深みにはまってるような気が…


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2021年5月27日木曜日

水耕栽培容器の大きさをしくじる

 このところ、水耕栽培用の栽培容器のことを考えています。過日、ちょうどいい大きさの入れ物を手に入れたんです。
左が従来の2リットル入りペットボトルで作った容器で、右が今度調達したプラ容器(1960ミリリットル入り)。ほぼ同じ、ぴったんこサイズ。


ところが、中に苗とバーミキュライトを入れるための「穴鉢(あなばち)=黒いかご」を設置してみたら、鉢が中に落ちかかってしまうのでした。


下まで落ちはしないけど、傾いてしまうんですなあ。あらためてサイズを調べてみると、穴鉢の外側が10㎝、プラ容器の外側が10.4㎝。プラ容器のほうが0.4㎝大きかったんです。がっくり。


あ~あ、穴鉢を持って買い物に行けば良かったと後悔するも、遅し。

こうなったら、プラ容器のふたに穴をあけて穴鉢を設置するという手もあるかなあと…


が、しかし、もったいなくてできないんである。こんな買ったばかりの新しいふたに「穴」あけます? もしかしたら、今後なにかの拍子にふたをしたくなるかもしれないじゃないかと思うわけで。

うーむ、これは最後の手段としよう。

とりあえず、陥没させない工夫をしてみようじゃないの。

よくお風呂などで敷物に使う硬質スポンジみたいな材質のシートに穴をあけ、台座のようなものを作ってみた。


プラ容器の口にはめ込むと、こんな感じ。ど、どうかしら?

不格好だけど、これでしのぎますか。そのうち、ちょうどいい大きさの穴鉢を見繕ったらとりかえることにしてね。


そうそう、もう一つ気がかりなことがあります。ベランダに設置した網の入れ物に、このプラ容器がうまく並ぶんでありましょうか。こちらもサイズを調べてなかったんです。

どれどれ。おっ、並びました。4個でいっぱいいっぱいですかね。


あ、もう一つ、こちらの四角いプラ容器(2.6リットル入り)も買ってきたのですが、うまく入るかしらねえ。

うっ、ぎりぎりセーフ。いや、ちとキビシイ。


網の入れ物もすこし大きめにしなければ、ですかねえ。

いやはや、ぴったりの寸法にするってむずかしい。要検討でしょう。

ピッタリサイズの旅はつづく。


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2021年5月22日土曜日

タネまきから17日のトマト他

 きょうも雨。おかげさんで、「ベランダ野菜に液肥の追加をしなくてすむからありがたい」と思うことにしますかね。

5月5日、スポンジにタネまきしたあれこれは、バーミキュライト入りポットに植えかえ、液肥を満たしたキッチンの水切かごに並べてます。


ルッコラは、りっぱに徒長! しょうがないからバーミキュライトを追加。でも、まださらに伸び上がる気配。いやんもう。

こちらは、赤と青のシソ、そしてバジル(ボロッソナポリターノ)。あーっ、一鉢の中に両方が混じってるのもありそう。たぶん、右下あたり。

珊瑚みたいな形に育つレタス(ハンサムグリーン)は、本葉がちょろっとでてきました。よしよし。

トマトは全部で4種類あります。「Mr.浅野のけっさく」は中玉なせいかやや大きめで、ミニの「プチぷよ」「フルーツゼブラ」「ピッコラカナリア」は小ぶりなんだなあ。ふむふむ。こちらも本葉がおめもじそうろう。徒長禁止といきたいが、怪しい。



ところで、水耕栽培で2リットル入りのペットボトルを使っているんですが、ペットボトルはでこぼこしてて洗いにくいので、それに代わる容器をずっと探しています。それがそれが、昨日、百均屋さんでそれらしきものをみつけましたのさ。
ナッツ類を入れたりするもんらしいです。蓋がとちゅうからあくんだね。

1リットル程度のものが多く出回ってるみたいですが、これは2.6リットル。充分な容量あり。
とはいえ、底面積が大きいのだ。食パン1斤入りそうな案配なの。うーん、ちと場所をふさいじゃうのが難点かも。

ところで、この容器を買った直後、近くに別の百均屋さんの大型店があるのを発見。立ち寄ったら、こんな背高のっぽの容器があったんですわ。あーっ、こっちのほうが断然いいじゃん!ちょっと小さめだけど、1960ミリリットル入りだっていうし。合格範囲内でしょう。

うれしくて4個もお買い上げ。いや、もっと買ってもよかったかもだわ。最初に買ってしまった2.6リットルの2個がなけりゃ、買い足すんだが、しかたないやね。

ともあれ、これでバジルやシソが育てられる。うひゃひゃです。

私、じつはふだんお茶のペットボトルを買う習慣がないので、これまでは、ゴミの日にペットボトルを探していたのでしたあ。つぶしてあるのが多くてなかなかみつからないのよね。しょうがないから、今度はスーパーで好みでないお茶だけど買うっていうのもなんだかなあ、と思いつつ買ってたわけですよ。でも、それ、これからはしなくていいんだよね。
わーい、ほっと一安心。
今夜は即、眠れそうです。


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2021年5月16日日曜日

新生活用品のお買い物

 今年2月から始まった住んでいるマンションの大規模修繕工事で、それまでベランダで育てていた野菜はすべて持ちこたえられませんでした。最後まで残っていたイチゴ(四季なりイチゴのめちゃウマ)と去年の夏にタネまきした葉物野菜(エルバステラ)も、ついに朽ちておしまーい。イチゴがもったいなかったなあ。たしか苗を買ってから3年目ほどで、だいぶ扱いやすくなってきたところだったんですが。

ほいっ、気を取り直し、買い物に行ってまいりました。目指すは百均屋さんと園芸屋さん。工事前に古くなった栽培容器などをだいぶ廃棄したので、新規購入。苗を入れるゴミ箱やらコンテナやら。ふふっ、なーんか引っ越し先の新生活みたいですな。壁や床が塗り替えられてるし。


じつは、一番欲しかった2リットル入りのペットボトルに代わる容器です。というのも、ペットボトルは内部がでこぼこして洗いにくいので、つるつるしたガラス瓶みたいなプラスチック容器にしたいと思っていたのです。しかし、パスタ入れは背が高すぎだし、パンケースは2リットル以下の容積みたいだし、麦や入れは取っ手がお邪魔。そうそうちょうどいいのはないもんで。あらためてペットボトルが水耕栽培にぴったりの容器なのだと思い知ったしだいです。ということで、はい、これからもペットボトルで参りましょう。

さて、先日(5/1)タネまきしたあれこれは、双葉がひらいたところです。



一番最初に発芽して、もりもり元気な「ルッコラ」。

名前の札がなくても大丈夫。「双葉がリボンの形になるのがレタス」だと、ようやくこの頃わかるけふこのごろ。わが身もちっとは成長しましたぞ。こちら、緑色の珊瑚みたいに育つ「ハンサムグリーン」。



大きな葉に育つタイプのバジル、「ボロッソナポリターノ」。バジルのなかでも丈夫なのがうれしい。

発芽が一番遅かったシソ。昨年のタネなのでちと心配したけど、なんとかなったみたいです。

そして、トマト。ピンクの紙がついてる中央の「プチぷよ」2株はいつしか消滅。残り2株。たのんます。
青い紙がついてるのが中玉の「Mr.浅野のけっさく」。発芽率100%。去年のタネですがごりっぱ。

工事はベランダ部分が終了。やれやれ、はれて苗を存分に並べることができそうです。うれしいですぞ。
でもまだ紗幕がとれていません。足場を撤去するまで半月ほど先になるらしい。日差しがあまり入らない状態がつづくのかな。じき梅雨もやってくることでしょう。うえーん、やばいじゃないか。
ま、そうなったら、晴れた日は苗をかついで公園に行き、一緒に日向ぼっこでもしますかね。
あ、近頃は例の感染の件で公園が閉鎖してるんだった。むむう…


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