園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。
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2020年11月14日土曜日

秋なのに葉ゴボウの収穫

 葉ゴボウは、早春のまだあまり植物が芽吹いていないようなときに「やあ、こんななにもないときによくぞお出ましで」とありがたくいただく野菜らしいのだ。

それが当ベランダでは、タネ袋の指定どおり秋(9/16)にタネまきしたのに、どんどん育ってかような姿になりました。お初栽培なもんで、見たことも食べたこともありません。(エアレーションなしの水耕栽培です。)


こんなに茂ってしまったのでは歩く場所がありません。これはもう収穫するしかないでしょう。葉ゴボウを栽培容器のゴミ箱から取り出す作業をすべく、室内に運びこみました。極小ベランダにそんな余地はないのだから。
はい、机の上にドーン。

あ、その前に根を観察しておこう。ザルを持ち上げると、たくさんの根がはみ出してます。おお、ゴボウの根ってこうなっているのでしたか。

さて、ブツをせっせと引っこ抜いて、お盆の上に並べました。葉先から根元まで約30センチくらいでしょうか。たぶん、一応これは収穫サイズと思われます。


根は短い。そりゃあそうだ、容器はザルですもん。

収穫サイズの太さは直径1センチくらいだそうですが、どうかしらね。最もよくできたものでそれくらい、他はもっと細いですな。

葉ゴボウの調理ですが、葉と茎と根と3カ所みな食べられて、それぞれの部位ごとに調理方法があるんだそうな。
3種類に分けて、まず茎を茹でてみた。緑色がじつに美しいではないか。

根は、極小量。これっぽっちをキンピラにするっていってもねえ。どうしたもんだか。

葉は、茹でたら一握り分くらい。緑の地球儀だね。苦味があるらしいが、食べてみるとほとんど感じない程度なので、お浸しにしてもよさそうではある。

葉は結局、根と一緒にごま油で炒めてみましたぞ。
できました。どうかな、どうかな?

葉と根の炒め物はGOOD。おつな一品になりました。少ない根だけど、歯応えのアクセントになってよかったみたい。

茎は、うーん、きれいな緑色を生かしてサラダにしようと思ったけど、すじばって固かったので変更。再びお揚げを入れて炒め煮に。

それでもなお固かった。収穫するのが遅かったんだろか。
でもお味はよろしゅうございましたよ。風味があるというか、なんともいえんです。
春先にいただいたら、なおいっそうありがたみがましたことでしょう。

こんど育てるときは、根をもう少し伸ばしてみたいからザルではなく、深めの縦長の容器にしよう。水耕栽培用に向くそんな容器があるかどうかではあるが。
それと、タネまき時期は1か月か2か月後(10月か11月?)にして収穫時期が3月くらいになるように調整してみようかなあ。
…てなことをあれこれ妄想。葉ゴボウ、なかなかにたのしいぞ。


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2020年11月5日木曜日

秋だけど葉ゴボウ(水耕栽培)

葉ゴボウを初めて育てています。タネ袋の解説によれば、タネまきが9月中頃ですと、収穫は露地栽培で3月頃、ハウスで2月頃とあります。

それが当ベランダの場合、タネまきがタネ袋に準じ9月16日。なれど、ただ今11月だというのに、葉っぱもりもりのすでに出来上がった感ありよ。

上から見るとなおのこと、観葉植物にこんな感じのがあったなあみたいな、ハート型の可愛い葉であります。今にも中央から花芽がにゅーっとお出ましになるかのよう。


葉ゴボウの収穫サイズは「草丈25~30㎝、根の太さが1㎝」だとか。

ベランダのは、一番大きいので草丈が25センチになったところ、根は5㎜くらいだから、たぶんもうじき収穫可能かと。


水耕栽培です。ザルにバーミキュライトを敷き詰めたところにタネまきしました。下のゴミ箱容器には液肥(ハイポニカ液肥)を満たしました。


根がザルの横の隙間からはみ出しています。葉物野菜では真下に根が飛び出すことはあっても、ザルの横からでることは少ないので、これはゴボウの特徴なのかもしれません。

そうそう、水耕栽培で根をのぞいてみるとたいていあまりいい匂いがしないのですが、この葉ゴボウはいい香りがして、けっこううれしい気分になります。さすがゴボウさんですわ。


それにしても、なぜにこうも早く育ってしまったかなあ。

本来なら「早春の香り」としてめでられるはずが、秋たけなわに「こんにちは!」ですもん。なんだかねえ、ありがたみが薄くなったような?

いや、むしろ〈レタスなどと同じくふつうに順調に育ってきた〉ということかもしれません。

育った場所が畑なら、秋になってぐっと冷え込んでくるからゆっくりゆっくり大きくなるだろうに、当ベランダは南向きで北風はあたらず、住居のごく近くなので気温が下がりにくくてすくすく育ってしまったのかも。

もしかすると、たとえば当ベランダで早春のお楽しみであるフキノトウとかコシアブラなどの山野草をタネまきしても、やっぱりとっとと大きくなって秋に収穫になってしまうんじゃなかろうか。秋のフキノトウって…なんだかなあ。

気になる秋どり葉ゴボウのお味やいかに?

「寒さにあたらないと美味しくない」の部類かも?

秋の葉ゴボウは、苦味がましてまずい、とか。

味が薄くて、なんにも取り柄がない、とか。

ま、食べますよあたしゃ、なんであれ。

あ、「なんの問題もなく普通に美味しい」って予想もありかも?それなら、たいそうけっこうな話なんですが、はて、どうなりますやらん♪


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2020年10月15日木曜日

葉ゴボウを間引いてお味見

 葉ゴボウは、9月16日にたねまきして19日後。けっこうな茂りっぷりになりました。


根はどうかしらね。ザルを持ち上げてのぞいてみました。ほう、細いのが何本かでています。あ、液肥が茶色なのは、たぶんバーミキュライトがこぼれたのだと思います。


それにしても、なんだかあっという間に大きくなった感じ。発芽もすぐだったし、なんのうれいもなくすくすくここまできちゃったみたいな。お初栽培なもので、葉ゴボウがこういうものなのかどうかわからんけど、わりとあっさり簡単に育った感があります。

ま、それはありがたいですが、ちょいと茂り過ぎな気がしますので、間引くことにしました。抜けそうなものは抜き取り、あとはハサミでチョキチョキカット。

おお、だいぶすっきり。まだ取り足りないかもしれんけど、また今度でいいやね。


さてと、どれどれ、間引いた葉っぱはどんなかな。気になります。



葉ゴボウの調理法を検索してみると、茹でる、炒める、水にさらすなどなど。どれも加熱してから食べるらしい。ですが、この間引いた葉はだいぶ小さいですからねえ。茹でても箸でつかめるんかい、みたいなショボいものになりそうなんだなあ。

ええい、どうせベビーリーフではあるのだから、サラダのつもりでそのままお口にポイでいいんじゃない?
てなことで、生でかじってみることにする。一応、部位別に3カ所に分けちぎって味わうという方法にて。

緑色の葉→苦いです。ちょっと、いやだいぶ苦いな。
茎→歯ごたえシャキシャキ心地よし。
根→根といいましても、たかだかこれだけのもんですからねえ。


とりあえずかじってみたけど、なんだかなあ。よくわかりませんでした。
でも、諸々噛んで飲み込んだのち、口中にほんわかとゴボウの味が残るのでした。そりゃそうだ、ゴボウだもの。
へえ、根を食べたわけでもないのに、ちゃんとゴボウの味がするって、なんかおもしろいです。

ところで、間引いた葉ゴボウを、「どうだ、小さくてもちゃんとゴボウになってるんだぞ」と自慢して家の者に見せたら「それなら根っこをキンピラにして食べたいです」といわれ、チッ。どうせちょびっとしかとれませんでしたわい、と内心苦々しい気分。

そこで反撃にでた。「一休さん」の屏風の虎の話をまねて、
「この根っこをささがきに切ってくれたら、キンピラにしてさしあげますよ」と申しておきましたぜぃ。


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2020年10月3日土曜日

本葉の姿あれこれ

 葉ゴボウの葉ってどんなもんなんだろう。そもそもゴボウの「葉」は見たことがないかも。まあ、そんなことを思いながらのお初栽培であります。

でましたぜ、その葉っぱが。


あ、もうちょっとアップで。それでも小さいけど。


ほう。表面がボコボコしてるんだね。うまいのか?
ネット情報によれば、
葉は「ほろ苦い独特の風味」とか。
茎は「シャキシャキとした食感」「クセも少なく食べやすい」
根は「一般的な根より柔らかく、優しい味わい」ですって。
楽しみにしてますわよん。

調子にのって、ほかの野菜の葉っぱも眺めてみたくなりました。
レタスのハンサムグリーン。ギザギザの珊瑚みたいになるはずだが…
おぅ、ちょっとそれらしくなってきたかも。

並んでる全体を見ると、葉が広がってあっち向きこっち向きしてお隣同士がぶつかってるじゃないか。このザルの容器だと8株ぐらいをいれとくのが限度かも。お引っ越しさせねばですなあ。


カラシナのパーマグリーンもけっこな混み具合で。

お、葉先が「パーマ」してる。色も黄緑から緑色に変わりつつあるみたい。

だんだんそれらしくなってきますわねえ。どうかアブラムシには見つかりませんように。
パーマ部分に潜り込まれたらたまりませんぜ。食べるとき、フリルのあいだあいだをいちいち洗い落とさなくちゃですもん。

【おまけ】
ところで、きょうは友人たちと一緒にお借りしている近所の畑に行ってきました。畝を作って、アスパラ菜やらシュンギクやらナノハナまいたり。収穫もあり。

どっさり、ピーマン。

食べきれるんだろか、こんなに。まだ花も咲いてましたなあ。
ピーマンの漬物とか佃煮とか、なにか保存食にする方法を考えねば。


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2020年9月24日木曜日

バーミキュライトとベラボンの用途やいかに

 タネまきして双葉になった水耕栽培の苗。茎が伸びすぎて不安定なので土の類いをかぶせてやろうと思う。

そこでとりいだしたる「バーミキュライト」とヤシの実チップの「ベラボン」。

バーミキュライトは多孔質なのが特徴だそうですが、うちのお品は特価品だけあって粒がたいそう細かく、ヒル石の層になってるあの感じが少のうございます。粒の砕けた集まりのような…。穴ぼこは余りあいてないのかも。だいじょうぶかいな。



「ベラボンは」とても軽くてふわふわ。指で押すと戻る反発力があります。


さて、どっちを使おうかねえ。

じつはベラボンだが、乾燥して圧縮された状態で売られており、使うときは水を入れてふやかしてからの使用となってまして、調子に乗ってふやかしてたらバケツ一杯分もふやけさせてしまったのだ。早く使い切りたいのだが、これがなかなか。ハハハ


となれば、まずはベラボン消費優先でしょうな。

さっそく、このだいぶ背伸びした二十日ダイコンの「ビットリア」に敷き詰めてみよう。


ベラボンを指でのせてみる。ちょっとふわふわするけどのっかりました。よーし。


次は、小カブの「味こがね」。二十日ダイコンよりも小型で密集しているため、小さい茎のあいだにベラボンを詰めるのがむずかしい。なんとか押し込んだけど、苗がまん中に寄ってしまってますがな。


さらに難しそうなのが、セロリのミニ版「ミニホワイト」。間引きがむずかしく、下のポットなんぞは、指で引っこ抜いたためにほぼ全滅させてしまった失敗品になってます。


根元をのぞきこむと、ほらね、こんなだもん。すんごい密集っぷり。
  

ハサミでチョキチョキも難しいわけで、これに粒子の大きいベラボンを押し込むのはさすがにちょっとなあ。

こうなったら、バーミキュライトの出番でしょう。
スプーンですくって葉の上から振りかけてみました。



おお、細い茎のあいだあいだに潜り込んでいきます。


やるじゃないか、バーミキュライト。お徳用のお安い極小粒もお役に立ちますなあ。

なお、ベラボンですが、栽培のスタートのタネまき前からですと、うまいこと使えました。
ザルにキッチンのごみ用不織布をのせ、ベラボンを敷き詰めます。



そこへ、タネまきした「葉ゴボウ」は今、好調であります。


葉ゴボウって初めて栽培しますが、こんなにも早く育つとは。タネまきが9月16日で、写真は7日後の23日。タネを水に漬けてからとか書いてあったけど、そのままでも翌日には発根してました。
双葉はリボン型なんだね。レタスみたい。ぷっくりと厚みがあってなんとも可愛い、というかうまそうだぞ。スプラウトとしてもイケるんじゃなかろうか。

あ、しまった用土の話をしていたのでした。ベラボンは植物で、バーミキュライトは鉱物。バーミキュライトのほうが用途がひろくてお安くて使いやすいんだけど、悩ましい問題もあるとかないとかよくわかりません。その方面の研究が進んでくれたらうれしいがなあ。


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