園芸でちょこっと科学

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タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2021年7月16日金曜日

水耕栽培のメッシュポットとサイズ

 「穴鉢の効用」

水耕栽培で使う道具で、苗を入れる水はけのいい容器にはいろいろな呼び方があるようです。メッシュポットとかネットバスケットとか穴鉢(あなばち)など。

その容器の穴鉢が、だいぶ痛んできたので新調しました。

写真左が8年前に買った年期ものの穴鉢。

中央がこのたび買った同じお店(所沢植木鉢センター)の穴鉢。

右もこのたびの購入品ですが、別のお店(ASDSH)の品です。


上から見ると、こんな感じ。

新しい穴鉢は同じお店の同型だけど、穴の模様が変更になり、表面も艶無しから艶有りになったようです。


「サイズで失敗」

じつは、上の写真右の小ぶりな穴鉢は、サイズを間違えて小さいのを買ってしまったのでした。しかも20個も注文しておるという。そもそも、今まで使っていたのと同じ製品を同じお店でえばいいものを、別のお店の「送料200円」につられてよく確かめもせず小さいサイズ(8.3㎝)の製品を買ってしまったのだった。

こりゃいかんと、急ぎ買い直したのが写真中央の穴鉢(9.0㎝)、ではないのだ。じつはこのとき、もっと大きい10㎝のを注文してしまっていて、これをば返品してのち、やっとやっと正しいサイズ9㎝のを手に入れたという、長い道のりがあったのです。

かくして、欲しかったサイズの穴鉢が20個。(これはうれしい)

そして、しくじった小さいサイズの24個が手元にドーン。(ううっ、悲しい)

そうそう、なぜにサイズが小さいと困るのかともうしますと、これなんですわ。

ベランダのフェンスに設置しております栽培容器。


これのふたの部分に穴をあけ、穴鉢がのっかるようにして使っているのです。


このふたの穴のサイズが9㎝用でして。8.3㎝の穴鉢をのせようとすると、ドボーン!

落っこちてしまうのだなあ。


これ、24個も買っちゃったわたくし。(アホです)

どーするよ、これ。

しょうがない、豆腐の水切りにでもしますか…


「小さいサイズの穴鉢の使い道」

一晩よく寝てご飯も食べて考えましたぞ、使い道。これなんかどうでしょう。


水切かごに並べて液肥を満たす水耕栽培をするときの容器としてならよろしいんじゃないかと。かごが小ぶりなので、ミツバとかネギの苗など、小さい植物に使えそうです。大きい穴鉢ですと水切かごにいくつも並べられなかったりするし。おお、なかなかによいアイデアかも。

もう一つ。小さい穴鉢に円盤を作ってはかせるのです。材料はスチロールの天地に紙が貼ってある板状のもの。何かで使った残り物です。それをカッターでくり抜きました。


ぴったりじゃないから少しがたつくけど、落ちないみたい。やったあ!


よおし、これならちびポットでも栽培容器に設置できるってもんです。はあ、やれやれ、ホッ。

ただし、天地が「紙」でできていますからねえ、防水も考えねば。サランラップでも巻きますか。

「にがい過去」

水耕栽培を始めた頃、2012年に初めて穴鉢というものを20個注文。のち、足りなくなったので翌年、さらに20個を注文。したつもりが間違えて40個注文。つまり合計60個も届いてしまったわけです。はい、その昔から買いまちがいの素質ありありでしたな。

で、このときはブログ仲間の方々にお分けして助けていただき、手元に30個くらい残って現在に至ります。穴鉢の痛みの原因は経年劣化もあるでしょうけど、鉢に根がからんでとれなくなりやむなく切断したりとか、穴の形を大きくしようと網の一部を切っタラ弱くなってこわれたり。とまあだいぶ乱暴な使い方もしてました。

あ、そうそう、小さいサイズの穴鉢は、はるばる中国からお越しになったお品です。

出荷したのが6月13日。南京、北京をへて日本についたのが7月8日(航空便)。さらに、わがやに到着したのが7月13日。約一か月の長旅で、送料が200円。うーん、不思議な価格。考えちゃいますなあ。

さてさて、新しい穴鉢のぴったりサイズ20個と小サイズ24個。どれもピカピカです。だいじにながーーーーくつかいましょ。


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2021年7月15日木曜日

春夏レタスに挫折

 5月5日にタネまきしたレタスの「ハンサムグリーン」。同じ日にタネまきしたトマトなんかはもう背丈が1メートルにならんとしておるというのに、このレタスはまだ本葉が数枚でこんなですのさ。


ポットを持ち上げてみると、びよ~~~んと上に伸び上がってます。おやあ、ハンサムグリーンは、珊瑚のように葉がみっちり巻いて育つはずじゃなかったんですかい?

あーあ、徒長ですな。レタスは日が短くなる時期がうまくいくそうで、春から夏は日が伸び、お花咲かせモードに入ってしまったと思われます。

よし、レタスは絶対春に育てちゃいかんのだと、ここに固く固く誓っておこう。(すぐ忘れるんだこれが。)

しょうがない、収穫してしまおう。ボールにこんだけかあ。冬に育てたら、外側の葉をかき取って何度も収穫できるのに。


これ育てるとき、小さいポットでは狭かろうと、大きめの穴あきのポットに植えかえ、バーミキュライトもたくさん奮発していれてやったのにぃ。ブツブツブツ


残念感いっぱいだけど、まあとにかくレタス洗いましょ。

全部手にのっけてみる。ほうう、なんかシャッキリしてていいじゃないか。一度に食べるには充分すぎるわけだし。ふんふん、うれしいかも。


食べてみると、冬のようにゴソゴソ固すぎない。さっぱりほっそりしてるのだ。これはこれでお上品でよろしいかもだわね。てなことでご機嫌なおりましたとさ。


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2021年7月13日火曜日

めざせ秋冬トマト

 5月5日にタネまきしたトマト3種。全部で8株あります。

中玉に育つ「Mr.浅野のけっさく」は、株が大きくなるので豪邸のスチロール箱へ。ミニトマトの「プチぷよ」はゴミ箱容器だが、3株のうち育ちが弱々しい1株だけはエアレーション付き(ホームハイポニカぷくぷく)という超豪華ルーム。


とはいえ、スチロール箱が足りなかったので、中玉「Mr.浅野~」の1株はやむなくゴミ箱に押し込みました。
ほかには、ミニの「フルーツゼブラ」(茶色と赤のまだら模様)と「ピッコラカナリア」(黄色)が1株ずつ、おなじくゴミ箱ハウスです。

どれも徒長気味でほっそりさんですが、つい数日前から花が咲きはじめました。

ミニの「プチぷよ」。花数は10個くらいでしょうか。小さいけど花茎がしっかりして丈夫そう。


ミニの「ピッコラカナリア」。あまり普及してない種類だからてっきり花芽も少なかろうと思ってましたが、ふつうに10個あまりついてます。

ミニの「フルーツゼブラ」。こちらも一般的でない種類かと。育ち具合が一番遅くて、花芽もまだほんの数ミリほど。だいぶあぶなっかしい感じ。


一方、中玉の「Mr.浅野のけっさく」は、さすが中玉だけあって花が大きいです。


でも、浅野さんの1株だけ、なんだかようすが怪しいのだ。生長点にあたる中央の茎(薬指の位置にある)が、まるで脇芽みたいにほっそりと弱々しい。むしろ左に傾いてる葉の茎が太いから、これが生長点側の茎かと思うほど。        


まあ、この付近で何かしらのトラブルあったのでしょう。うまくいきそうになかったら、脇芽をとらずにそちらを生かしてまいりますかね。

てなことで、もっか、トマトで極小ベランダが埋め尽くされておるしだい。
もうじき梅雨があけるとか。これからが難関ですわなあ。
なにしろ灼熱の照り返しベランダですからねえ。どうやって壮絶な暑さをしのごうかしらと思うわけです。液肥がお湯になりそ。
う~ん、とりあえず、外用のカーテンでもかけてみますか。あ、どこにしまったんだっけ? いかん、家捜しいたさねば…


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2021年7月10日土曜日

スプラウト作り納め

 ベランダが工事で使えないあいだ、室内でスプラウトを楽しんでました。そして工事終了になるや、さっさと通常の野菜栽培復帰。スプラウトは忘れ去られる運命よ、となる前に、残ったタネを使い果たそう会を開催。それがまあこんなふうになりましたというご報告です。

まずは、ソバ。たぶんわたくしのスプラウトのソバ栽培史上(ほんの数回)最もよろしかったできとなりました。(撮影:7/2)


横からもご覧遊ばせ。おひさまめがけて斜めっております。


もう一丁のほうは、まっすぐ上向き。びっしりはえとります。

タネ袋のグラビア写真にも負けないそろいのいい姿は、オッホン、ひとえにわたくしの努力と根性の賜(=水取り替えてるだけ)かと。

なお、この栽培容器には助けられました。六角形になってるので洗うときに滑り落とさずにすみましたし、ザルの穴がソバにぴったりでこれまた粒がこぼれずいい具合でした。


一方、ヒマワリとダイズは無残。上の緑の容器では根がうまく出ていかないので、黒いポットにスポンジをおいた入れ物でやってみたんですが。なんかどうも、発芽率が悪く、傷む物多し。ポットがビニールだから風通しがよくなかったかも。


ダイズ。すでに本葉でてます。ハハハ


でも考えてみれば、このまま育てて枝豆になっていただくのも有りかも。だってほら、根っこまできれいに張ってるし。

じつはこれまで、枝豆を育てたって私、まともな発芽ができたためしがない。茎が伸びっぱなしの徒長街道まっしぐらですもん。それがなんと根も茎も無駄のない美形なエダマメができておるとですよ。たわわに実るやもしれぬ前途有望なエダマメの苗。むざむざ食べて終わらせていいものであろうか。

どうしよう、食べるか、育てるか。迷います。
結局、食べる方向で。タネ袋を見ましたらば、「大豆もやし(姫大豆)」とありまして、この「姫大豆」という名前からするに、枝豆にしてもごく小さいのしかとれないんじゃなかろうかと、思えるわけですよ。かくして栽培はあきらめたしだい。あ、でちゃった本葉も食べますぞ。

ヒマワリ。ポットから出してみたら、そろいがまちまちで、まだ発芽したばかりのものもあり。なんでかなあ。



ちなみに、ソバも取り出してみると、発芽してないタネがどっさり残ってました。

ソバは、ふだん40グラムくらいのタネまきしているのに、今回は在庫を作らないために残らず全部、たぶん80グラムくらい、一つの容器につぎ込んでいます。

つまりソバは、「ものすごくたくさんタネまきしたから、たくさん発芽して、そろいもよくみえていたが、じつは発芽しない物多し」ということでしょうかねえ。

さてと調理です。ダイズはかじったら双葉が固かったのでお味噌汁の具に。

ソバとヒマワリはサラダで頂きました。お皿にのっけてみると、なんか目減りしますなあ。


美味しくいただきました。ソバは彩りよろしくシャキシャキ。ヒマワリはかみ応えがありおもしろかったです。

てなことで、これにてスプラウト終了。ごちそうさまでした。

ところで、からっぽになったこの容器、どういたしましょ?


とりあえず資材入れの中に放り込んだけど、なんかお邪魔様な雰囲気になってしまってる。

やばい、このまま闇に葬られるんじゃあ…

何かよい使い道はないものか。うーーーーん、もったいないっ。


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2021年7月9日金曜日

シロナという葉っぱ

 こちら、約2リットル入り容器で水耕栽培しております葉っぱあれこれ。このなかに「シロナ」というのがあります。


これです。コマツナのような、でもコマツナでないような。なんでも、巻かないハクサイの仲間だそうな。(「サントウサイかハクサイ+タイサイ」らしいです。)

一つの容器にシロナ1株だけ植えとけばいいものを、容器が足りないもんで、下記の右側のように何株もつっこんだままとか、左側はシソと同居させたり、じつにぞんざいな扱いしてます。


それでもそこそこ大きくなってくれました。けど、虫食いありよ。


住んでいるマンションの大規模修繕工事で、養生用ネットが張り巡らされている間は虫なんていなかったけど、外されたとたん、どっかからわいてきましたがな。シロナに限らずバジルもルッコラも葉が穴ぼこ被害にあっとります。もうね、日々ギランギランのまなこで捕獲に精力つぎ込んでおるんですが、ヤツのほうが上手。ふう…


ま、でも洗えばウンチクンは落ちるし、熱湯でゆでればヤツもタンパク質として補給できるんでよしとしましょう。

こちら、湯がいて絞ってお皿にのせたところ。加熱するとだいぶちんまりしますわなあ。


とはいえ、コマツナよりも茎の部分がわりとしっかりしているとみえて、食べ応えがあります。満腹度高いかも。クセはなし。さっぱりといただけました。お揚げと一緒にお出しとたいてもよいかも。
よおし、タネがまだあるので、また植えてみましょ。3月~11月まで随時タネまきできるそうですし。ただし、畑では虫対策がめんどくさそうだから、ベランダ推奨ですな。


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