園芸でちょこっと科学

園芸でちょこっと科学
タネ大好き。極小ベランダで水耕栽培。世界のいろんな野菜を育ててみたいなあ。

2020年12月20日日曜日

ミニセロリとエルバステラも食べ頃です

 昼間は暖かいお日和で、助かっております。最低気温がマイナス3度なんてときもあるけど、液肥はまだ凍ってはいないようで、水耕栽培の葉物は無事お育ち中です。

こちら、ミニサイズのセロリ。ミツバっぽいけど。


茎が白いタイプ。このミニサイズセロリの品種には緑色のもあるのだとか。


太そうなのをいくらか収穫しました。葉はスープ、茎はサラダにしよう。

そしてエルバステラ。全部は多すぎるから半分だけ切り取ったら、虎刈りみたいな中途半端です。噛むとサクサクして甘いようなちと苦いような、なんとも草っぽい感じ。ナムルやパスタの具になったりもするんだそうだが、もっぱら生食ばかりでまだ試しておらず。

他の葉物もモサモサなので刈り取りました。

洗って水にいれといたら、えらくブワーッとふくらんじゃいました。

水切りして種類ごとにビニール袋に収納。つづいて冷蔵庫の野菜室をのぞいたら、すでに頂き物のハクサイやお借りしてる畑で収穫したダイコンやらで埋め尽くされていた。
むむぅ、やむなく冷蔵室に保管。ど、どうしよう。ぜんぶ鍋に入れるか。

てな具合にウハウハ喜んでるのも今のうちでしょう。ブルブル寒波がやってきたら大方はロゼット状になったり赤く霜焼けちゃったりするんだろなあ。
天気予報の気温欄を見てはビクビクする、けふこのごろであります。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培 ブログランキングへ

2020年12月16日水曜日

番外編:虫と炭と柿

 友人たちと近所の畑をお借りしていて、今時分はダイコンやシュンギク、アスパラナを収穫しています。この日(12/12)は、それとは別に、畑のまわりの枯葉を掃除したり、伸びすぎた木々の枝をおとしてリヤカーで運んだりしました。畑は私たちの他にも借りていらっしゃる方がおられて、みなさんと一緒の作業でした。
畑は森のすぐ隣りにあるためか、いろんな生き物にであいます。

なにやら奇妙な虫発見。白いものがはみ出ている感じです。


少し調べたところによれば、これは昆虫寄生菌(ボーベリア菌?)に寄生された姿らしい。
「広い意味では「冬虫夏草」の仲間であるが、明瞭な形の子実体(しじつたい)、つまり「きのこ」を作らない。」(詳細の記事はこちら)のだそうな。
…とまあ、こんなお姿の虫さんも時々見かける畑です。

作業のあとは、みなさんと焼き芋大会。
まずは、炭をくべるところから。なお、この炭は手作りだそうです。


畑をご一緒している方がクヌギの木を切って3日かけてお作りになったそうな。(写真のは、消臭になるからとその一部をいただいたもの。)

そんな貴重な炭をおこし、畑で収穫したサツマイモを水で湿らせた新聞紙を巻いてからホイルで包んで炭のオキの中にを潜り込ませてできたのが、こちら。
熱々の黄色がまぶしいおイモさん。


さて、ベランダではこの畑の近くに植わっている柿の木からとってきた実が、じわじわと干し柿になりつつあります。

柿の実は10個程度をとってきては吊るして食べたり差し上げたり。ベランダには一度にたくさん干すスペースがないので、これくらいの分量がちょうどいい感じ。それが今度で3回目くらいになりますか。

ところで、干し柿の色についてですが、これまでは干し柿にするとたいていオレンジ色が退色していました。もっと焦げ茶色になったりもしています。(撮影:11/6)

それがこのたびのは、オレンジ色がかなり残ったまま推移しているんですわ。(撮影:12/15)

夕方の陽があたっているので黄色みをおびているとはいえ。

皮をむいてから3週間以上はすぎているかと。もうすっかり柔らかくなって食べられそうなのだ。味的には焦げ茶色もオレンジ色のも変わらないだろうと思うけど、見目麗しいといかにも美味しそうって感じをアピールしてきますわなあ。

それにしても、この色の違いはどこからくるんでしょう。
焦げ茶色のときは干し始めたのが11月。今度のは12月。気温が寒くなったことと関係があるのかないのかわかりませんが、おもしろいです。

なんじゃかじゃと見てるうちに、やっぱり味が気になったんで、ちょいとつまんでみた。(撮影:12/16)

うまい。が、ちょっと、すこーし渋いかも。もうすこしこのまま干しておくとしよう。
どうか鳥さんに見つかりませんように。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培 ブログランキングへ

2020年12月14日月曜日

カブを食す

 前回の記事であともうちょっと大きくしたらと待っておりましたカブの「味こがね」。

どれどれもういいかい、と眺めておりましたらば。この左側のがですなあ。


パックリコと割れておりました。


あ~あ、欲ばってしまいました。
こういう場合、根も痛んでたりするのかなあと植わっているポットを持ち上げてみる。
どうなんですかねえ。特に不健康というわけでもないみたいですが。

ま、とにかく収穫してしまいますかね。なんか、みょうなカブさんです。

もう1個、となりのもとりました。こちらはお肌つるつる美人さん。

調理ですが、カブラ蒸しというものを作ろうと思っていたけど、あれは卵白を入れたりしてどうも白いカブであればこその料理みたいなので、ネット検索してポトフに挑戦。といっても、ニンジンやタマネギ、ジャガイモと牛肉、そしてカブを入れ、コンソメスープの素を放り込んだだけ。彩りと香りにミニセロリとスティッキオをベランダからちぎってきて散らしました。おお、簡単このうえなし。

なお、カブの皮はむいたら目減りするんで、そのままに。
煮てみると、カブの黄色がくっきりした感じ。
あ、なんか黄色のジャガイモみたいに見えますが、写真のはみなカブです。
お味は、うーん、ぼんやりしてるといいますか。
翌日食べたときのほうがスープの味がしみてぐっとおいしく、ほっこりしてましたわ。
うーん、サラダにしたときのほうが好みだけど、煮たのもこれはこれでよかったです。
なお、皮はむかなくても感触は残らず。そのままでOKだと知る。

さて、味こがねの株は他に、ペットボトルのも2株ありまして。

このボトルの株をポットごとよいしょと取り出し、最初に収穫してからっぽになったスペースにはめこみました。植えかえかんたーん♪

ほい、こちらでまた栽培継続いたしましょう。

お天気予報によれば、今週からぐっと寒さが増してくるのだとか。
ベランダの野菜は、あとどれくらいもってくれるやら。なにしろすべて水耕栽培ですからねえ。氷が張ったらしおれてしまうでしょうし。

そうなったら、今度は室内でスプラウト三昧でもと思うております。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培 ブログランキングへ

2020年12月10日木曜日

固い葉物の楽しみ方やいかに

 ただ今、当ベランダで収穫できております葉物野菜の主力3種がこちらでござんす。

カラシナ系の「パーマグリーン」、レタスの「ハンサムグリーン」、甘い香りと味の「スティッキオ」です。(撮影:12/7)


これらをそのまま小さく切ってもっぱらサラダにしているんですが、いやあ、お口の中がだいぶモサモサしますんでさあ。

ことに、パーマグリーンがゴリゴリでございます。お味はピリッ、噛みしめれば旨味もあってよろしいのだが。パーマがかかってるぶん弾力ありありで、茎も繊維がしっかりがっちり。

お日様によくあたってるもの(写真の下の葉)ほど、ゴリゴリと野性味たっぷりにお育ちです。


さすがにこれではお口が疲れるので、茹でてお浸しにしてみることに。

さっと湯をくぐらす程度ではびくともしないので、やや時間をかけてゆでました。それでも緑色鮮やかなんですねえ。どこまで頑丈なんだあ?
辛みがぐっと少なくなったのは残念だけど、だいぶ穏やかな歯応えになりました。それにしてもけっこう手強い繊維だ。

うーむ、ギュッと詰まった旨味は他にはない魅力(知らないだけかも?)だけど、次回栽培のおりは、カラシナ系ならお肉を巻いたりできる柔らかな「ワサビナ」にしようかと思い始めております。

そして、この「スティッキオ」もサラダに入れすぎるとゴワゴワになる。


茎の下のほうの着物の襟元みたいにきっちり重なりあってる白いところ。ここは、スライスしたらOK。


ですので、この白いところを折らずにじょうずにはがせたらうれしい。失敗すると取り残しができて食べ損なっちゃいます。近頃は、だいぶ上達してますのさ。ほらね。エッヘン。


問題は、緑色の棒のような茎ですな。
細かくしてスープの具にしてみたらどうだろう。もじゃもじゃの葉っぱも少しいれてみますか彩りに。甘い香りと味が、スープのお出し味に混ざって吉と出るか凶と出るか。

それにしても、いつのまにか好みが固い物からやわらかいもの方面に移り変わってきたような。
いかんなあ。猛獣のようにガシガシ噛みつける歯と顎でいたいですぞお。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培 ブログランキングへ

2020年12月8日火曜日

もういくつ寝ると大カブ?

黄色いカブになるという「味こがね」の収穫時期ですが、タネのサイトさん(丸種株式会社/京都)によれば、

・45~50日→5~6センチ=小カブ

・60日~→7~8センチ=中カブ

さらに大きく12センチまで育てても食べられるそうです。


さてさて、当ベランダの味こがね」はといいますと、タネまきが9月16日。どんどん日が過ぎ、小カブ時代も中カ「ブ時代も通り越し、すでに82日たちましてござんす。

さぞかし大きく、桜島大根サイズにはなっていようか、でありますが…

こんなですわ。遠目から、カブ部分がちらっと見え。(撮影:12/7)


近づきますと、卵サイズ、ですかねえ。


一応、ものさしをあてがってみましたらば、5センチ5ミリほどでした。


ま、「小カブ」と呼べるくらいにはなっておるようなので収穫OKでありましょう。

しかし、せめてもうあと少し7センチまで大きくしたいがなあ。かぶら蒸しにしすべく皮をむいたら本体がだいぶションボリしちゃいそうですし。

ちょいと欲ばってあと数日待ってみますか。実は固くなりそうだけど、加熱するからいいやね。

というわけで、待てば海路の日和あり。じっと待つのだ。


なお、根っこをのぞいてみたら、なんとまあ細かな白いふわふわですこと!


液肥はよく吸い込むので毎日追加せねばなりません。。忘れると葉がぐったりなさるので、大慌てでお運び申し上げておりますです。


にほんブログ村

にほんブログ村

水耕栽培 ブログランキングへ

閲覧回数の多い記事